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DATE/ 2017.09.05

「浪費癖」のある人にありがちな3つの習慣とは?

 後で考えてみればいらなかったものを買ってしまう、後先考えずにお金を使って給料日前に財布がスッカラカンになってしまった、無駄遣いが多くて貯金ができない……そんな経験のある人は少なくないはず。そんな人は浪費癖がついてしまっているかもしれません。

 浪費癖は生活に支障をきたさない軽度のものから、精神病と診断されてしまう重度のものまでさまざまな程度があります。今回は浪費癖がついている人にありがちな3つの習慣について紹介します。もし当てはまるものがあったら、なるべくその習慣を改善するように心がけていきましょう。

買い物がストレス解消法になっている

 日々のストレス発散方法が買い物だという方は注意が必要です。買い物は欲しいものを探すときの高揚感、欲しいものを買った達成感や多幸感を得られるため、ストレス発散に効果があるのは事実です。しかし、その目的が品物ではなくこの快感のためになってしまうと、過度な浪費へとつながる危険もあります。

 ストレスからの買い物依存に陥らないために必要なのは、別のストレス発散方法を見つけることです。体を動かす、カラオケで思いっきり歌う、スポーツ観戦をするなど、自分に合ったストレス解消法の選択肢を増やしてみましょう。

後先考えずにクレジットカードを使ってしまう

 クレジットカードは現金を持ち歩かなくて良いメリットがある一方で、お金を使った実感を持ちにくい大きなデメリットもあります。しかし、クレジットカードで使ったお金は未来の自分からの借金。利用しすぎてしまうと、自分では払えず周囲にお金を借りることになり、人間関係の破綻につながる危険性もあります。

 クレジットカードを使うことが多い人はカードを持ち歩かないことや、銀行口座から直接引き落とされるデビットカードを使ってみるなどの工夫をしてみましょう。リアルタイムにお金が減っていることを実感できれば、自分の支払い能力を越えた買い物はできなくなりますので効果的です。

限定品、セール品という言葉に反応してしまう

 限定やセールという言葉に弱く、財布のひもがゆるんでしまいやすい人も浪費癖がついているといえるでしょう。その時は冷静な判断ができず「いま買わないといけない」と感じたものの、家に帰ってから「本当は買わなくてよかったものを買ってしまった」と後悔したことがある人も少なくないのではないでしょうか。

 買い物の際には本当に必要なのか必要でないのか、一度落ち着いて考えることが大切です。自分の持ち物を振り返ること、その上で必要なのかを考える冷静さを持ちましょう。店の中にいると気持ちが高揚しやすいので、そんな時は一度店の外に出て考えることも効果があります。

 浪費しないために一番大事なことは自分の収支をきちんと把握すること、その上で月に使うお金をきちんと決めることです。浪費癖がある人はお金の管理が苦手な場合が多いですが、最近ではノウハウやコツを紹介した本やウェブサイトも多数あります。自分に合ったお金の管理の方法を見つけて、浪費癖を治す努力をしてみてはいかがでしょうか。
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