社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
お年玉の年齢別の金額の相場はいくら?
お正月といえばお年玉。家族の流儀によっては親戚間でお年玉のやりとりをしない協定を結んでいることもあるようですが、子供にとっては一喜一憂の一大事。そして、はれて大人になり、あげる側になると、困ってしまうのが相場感覚です。そこで、近年のお年玉事情を調べてみました。
2020年12月に公表された住信SBIネット銀行株式会社の調査から、年齢別お年玉金額のボリュームゾーンを参照すると、小学校低学年は~3,000円、小学校高学年は~5,000円、中学生以上になると~10,000円がボリュームゾーンとなっていました。
この調査結果をみるまでもなく、ここ数十年くらいの相場としては変化が少なく、かつ、物価上昇率からするとむしろ少なくなっているようにも感じます。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の記事によると、自分の子どもにお年玉をあげる親は60%、そして、子どもが生まれたときからお年玉をあげているという家庭が約25%あるとのこと。そして興味深いのが、約20%の家庭で子供から預かったお年玉を使ったことがあるとのことでした。用途としては、子供の習い事の月謝から、おむつ、衣類などの日用品にあてるケースもあり、おそらく、祖父母から孫へのお年玉は、育児費にあてられ、そのまますべて貯金とまではいかない事情も少なからずあるようです。
玩具メーカーであるバンダイが2020年1月に公表された調査報告によると、小中学生のお年玉平均総額は25,594 円、お年玉をもらう人数は平均約5人、そしてお年玉の使いみち総合TOP10は、以下の結果になっています。
1位 貯金 38.8%
2位 ゲーム機・ゲームソフト 29.1%
3位 おもちゃ、カードゲーム(ゲーム機・ゲームソフト除く) 22.6%
4位 お菓子やジュースなどの飲食物 21.9%
5位 文房具、雑貨 21.1%
6位 書籍(マンガ以外) 16.8%
7位 マンガ 14.5%
8位 衣服・衣類雑貨 10.8%
9位 ゲームセンターで遊ぶ 10.3%
10位 映画館で映画を観る 6.5%
全体の約40%が「貯金」をしているというデータは、おそらく一部貯金、一部お小遣いにという事情を反映しているようにも読み取れます。また、親の管理のもと貯金されているという報告もあることから、それほど自由には使えないというのが実状のようです。
<参考サイト>
・住信SBIネット銀行株式会社:お年玉に関する意識調査 2021
https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2020/1222_12256.html
・いこーよ:【2017年お年玉事情】年齢別の金額や気になる使い道は?
https://iko-yo.net/articles/1921
・バンダイ:「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果
https://bandai.co.jp/kodomo/pdf/question256.pdf
年齢別お年玉の相場は?
一般的なお年玉の相場感覚としては、10歳であれば5,000円というように、「年齢×500円」という計算式が知られています。実際には、年齢にしたがって、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円というような、切りのよい数字になっている感覚がありますが、客観的な調査結果を参照してみましょう。2020年12月に公表された住信SBIネット銀行株式会社の調査から、年齢別お年玉金額のボリュームゾーンを参照すると、小学校低学年は~3,000円、小学校高学年は~5,000円、中学生以上になると~10,000円がボリュームゾーンとなっていました。
この調査結果をみるまでもなく、ここ数十年くらいの相場としては変化が少なく、かつ、物価上昇率からするとむしろ少なくなっているようにも感じます。
幼児のお年玉の扱いは?
お年玉といえば小学生からというイメージですが、実際、何歳くらいからあげるものなのでしょうか?子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の記事によると、自分の子どもにお年玉をあげる親は60%、そして、子どもが生まれたときからお年玉をあげているという家庭が約25%あるとのこと。そして興味深いのが、約20%の家庭で子供から預かったお年玉を使ったことがあるとのことでした。用途としては、子供の習い事の月謝から、おむつ、衣類などの日用品にあてるケースもあり、おそらく、祖父母から孫へのお年玉は、育児費にあてられ、そのまますべて貯金とまではいかない事情も少なからずあるようです。
お年玉の使いみち
では、もらったお年玉を自分で使えるようになる小中学生の使いみちはどんなでしょう?玩具メーカーであるバンダイが2020年1月に公表された調査報告によると、小中学生のお年玉平均総額は25,594 円、お年玉をもらう人数は平均約5人、そしてお年玉の使いみち総合TOP10は、以下の結果になっています。
1位 貯金 38.8%
2位 ゲーム機・ゲームソフト 29.1%
3位 おもちゃ、カードゲーム(ゲーム機・ゲームソフト除く) 22.6%
4位 お菓子やジュースなどの飲食物 21.9%
5位 文房具、雑貨 21.1%
6位 書籍(マンガ以外) 16.8%
7位 マンガ 14.5%
8位 衣服・衣類雑貨 10.8%
9位 ゲームセンターで遊ぶ 10.3%
10位 映画館で映画を観る 6.5%
全体の約40%が「貯金」をしているというデータは、おそらく一部貯金、一部お小遣いにという事情を反映しているようにも読み取れます。また、親の管理のもと貯金されているという報告もあることから、それほど自由には使えないというのが実状のようです。
<参考サイト>
・住信SBIネット銀行株式会社:お年玉に関する意識調査 2021
https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2020/1222_12256.html
・いこーよ:【2017年お年玉事情】年齢別の金額や気になる使い道は?
https://iko-yo.net/articles/1921
・バンダイ:「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果
https://bandai.co.jp/kodomo/pdf/question256.pdf
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴
「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率
日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/15
地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か
海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ
海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/02
「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味
未来を知るための宇宙開発の歴史(9)宇宙開発を継続するための国際月探査
現在の宇宙開発は「国際月探査」を合言葉に掲げている。だが月は人類の移住先にも適さず、探査にさほどメリットがない。にもかかわらずなぜ「月探査」が目標として掲げられているのか。それは冷戦後、宇宙開発の目標を失った各...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/16
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
狩猟採集生活の知恵を生かせ!共同保育実現に向けた動き
ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(3)共同保育を現代社会に取り戻す
ヒトは、そもそもの生き方であった狩猟採集生活でも子育てを分担してきた。それは農業社会においても大きくは変わらなかったが、しかし産業革命以降、都市化が進み、貨幣経済と核家族化と個人主義が浸透した。ヒトが従来行って...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/09/14