DATE/ 2025.05.16

おいしく安く!食費節約アイデア

終わりが見えない値上げを生き抜くには

 山崎製パンの人気商品・薄皮シリーズの内容量が5個から4個に変更されたのは、2023年1月1日出荷分から――物価高騰の象徴的大事件ともいえる薄皮シリーズの1個減量から、すでに2年以上が過ぎました。そして今もなお、日本は終わりの見えない物価上昇の嵐のまっただ中にいます。

 物価が上がり続ける原因は原料費の高騰に加えて、輸送費や人件費の高騰など多岐にわたります。残念ながら、すぐにこの嵐が過ぎ去る可能性は大変低いと言わざるを得ません。だからこそ、生活のあらゆる面での節約スキルがこれからの時代を生き抜くために必須となります。特に、毎日欠かせない食費の節約スキルは最優先といえるでしょう。

 そんな時に心強いのが、物価高騰の影響を受けにくい食材と、その食材を使った料理です。その代表的な例をご紹介しましょう。

物価高騰に強い食材とその料理アイデア

・豆腐や厚揚げなどの大豆製品:原料である大豆の大半がアメリカからの輸入品なので、円安を受けて少々の値上がりがありました。しかし大量生産ができてプライベートブランドでの扱いが多いこともあり、値上げ幅はさほど大きくありません。

 大豆はたんぱく質を多く含むので肉類の代わりに使うこともできます。そこで、ひき肉に豆腐を加えてこねた豆腐ハンバーグや、肉の代わりに厚揚げを入れたカレーなどは栄養価を下げずに節約することができます。

・もやしや豆苗などの発芽野菜:スプラウト野菜とも呼ばれる新芽の状態で収穫された野菜は、ハウス内で栽培されるので日照不足や荒天などの自然環境の影響を受けにくいです。このため比較的供給が安定しており、値上げに対抗できる食材です。

 発芽野菜はクセがないので炒めものにもスープにもサラダにも幅広く使えます。麺類との相性もいいもやしを入れた焼きそばや、肉とタレの旨みによくなじむ豆苗の肉巻き蒸しなどはヘルシーで満足感も得られる料理です。

・きのこ類:発芽野菜と同じようにハウス栽培されるきのこ類は、天候の影響を受けにくいので出荷量が安定しており、急激な価格高騰が起きにくい食材です。季節によっては栽培期間が3週間程度のきのこもあり、短期間で出荷できるのも強みです。

 どんな料理にも万能なしめじ、中華にも和食にも使われるしいたけ、洋食に合うマッシュルームなどさまざまな種類があり、それぞれに香りや味わいが違うところが魅力です。きのこたっぷりのパスタや鍋は節約できて食物繊維もたくさん摂れますよ。

せっかくの食材を無駄にしないために

 食費を抑えながらでも、おいしい料理を作れることがおわかりいただけたのではないでしょうか。しかし、安いからと買いすぎて腐らせてしまったら、その食材の出費はすべて無駄に……。そう、節約の真の極意とは、「ロスを出さないこと」です。次にあげるようなアイデアを駆使して、真の節約上手を目ざしてください。

・冷凍してストックする:使い切れなかった食材は新鮮なうちに冷凍しましょう。肉、魚、野菜などほとんどの食材が冷凍することで1か月ほど保存できます。ただし、トマトのように水分が多いものやニンジンや大根などの根菜類は食感が悪くなるので避けたほうが賢明。肉や魚もパサついてくるので冷凍したからと安心せず早めに食べましょう。

・まとめて献立を作る:使い切りたい食材と安く買える食材を組み合わせて1週間ほどの献立を先に作っておくのもいい方法です。献立が決まっていれば、食材を使い忘れてだめにしてしまうということは起きなくなりますよね。ただし、野菜や魚などは自然環境の影響で入荷しないこともあるので、代替できる食材もみつくろっておくと安心です。

・カレーや鍋で消費する:使い切れない食材があるときは、カレーや鍋などの煮込み料理に使いましょう。煮込み料理はどんな食材も受け止めてくれる懐の深さがあります。和風カレーやエスニック風鍋など、料理のジャンルを問わないところも心強いです。残りものの肉じゃがなどをカレーにすれば、ロスを出さずにおいしく味変できますよ。

 また、現在は米の価格が高騰しており、昨年の同じ時期の約2倍になっています。ここまでくるとパスタのほうが1食分のコストはかなり安いです。米は日本人の主食ですが、米にこだわりすぎずにパスタの日も増やしていくと食費を抑えられるのではないでしょうか。節約料理やロスを出さない工夫、食材の使い回し術などを駆使して値上げラッシュの時代を乗り切りましょう。

<参考サイト>
・安い食材で美味しいおかず作り♪【食材別・節約レシピ】28選│キナリノ
https://kinarino.jp/cat4/23803
・2025年も続く物価上昇。値上げ幅が比較的小さい食材は?│飲食店ドットコム
https://www.inshokuten.com/supplier/knowledge/detail/216
・値上がり続くコメ 去年の2倍超に 備蓄米でどれだけ下がるか?│NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250324/k10014758561000.html
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テンミニッツ・アカデミー編集部