社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2018.04.04

自分にあった「ストッキングの色」の選び方は?

 女性のファッションアイテムとして欠かすことのできないストッキング。窮屈な感じが好きじゃない人も多いかもしれませんが、最近、若い女性の間では「足がキレイに見えるから」と、ストッキング人気が上がっているそうです。フォーマルからカジュアルまで様々なシーンで活躍するストッキングのTPOに合わせた選び方を見ていきましょう。

葬儀、お通夜など弔事では黒

 葬式や通夜などの弔事では季節関係なく、お悔やみの意味を表す黒いストッキングの着用がマナーです。急な報せでお通夜に参列することになった場合には肌色のストッキングも許容範囲ですが、基本的には黒をチョイスするのが無難でしょう。飾りやラメが入っているものはカジュアルに見えるため基本的にNGです。タイツもカジュアルに見えてしまいますので、少し透け感のあるストッキングを選ぶようにしましょう。

結婚式など慶事、きちんとした場では肌色

 結婚式などの慶事のときには肌色ストッキングをチョイスしましょう。肌色ストッキングであれば、足首のワンポイントや細かいラメが入ったものなど、派手になりすぎないオシャレは華やかな雰囲気を出してくれるので良いとされています。

 また、面接や取引先との打ち合わせなどビジネスシーンでも、肌色をチョイスするのが良いでしょう。その場合、柄物やワンポイントは避け、きちんとしたビジネスの場では無地のプレーンストッキングを着用しましょう。ちなみに、黒は先述の通りお悔やみを連想させる色で、慶事やビジネスには向いていないので避けたいですね。

肌色ストッキング選びのポイント

 多くの場面で活躍する肌色のナチュラルストッキングですが、色展開が多いので自分の肌にあった色を選ぶのはなかなか大変です。「これだと思って買ってみたら、合わなかった」という経験がある人も多いはず。ストッキングを選ぶ時のポイントはいくつかありますが、迷った場合には「少し濃い色を選ぶ」ようにしましょう。素肌よりもワントーン落とすことで引き締まった大人な印象になることができます。サイズ感や色味が気に入ったメーカーがあればそのラインの製品を購入するのが良いでしょう。

夏のストッキングの選び方

 夏でもストッキングを履かなければならない場面はありますが、なるべく避けたいのが黒ストッキング。見た目が暑いですし、陽射しで熱を持ちやすいので、夏のストッキングは肌色を選ぶのが良いでしょう。

 また、最近では夏用のストッキングもさまざまな種類が登場しています。「冷感加工タイプ」や「吸汗タイプ」といったさらっとした着用感のものや、サンダルを履いても目立たない「つま先切り替えなしタイプ」や「五本指タイプ」、「トゥレス、オープントゥタイプ」といったものも。最近では夏でもストッキングを着用する女性が増えているので、自分の悩みに合わせて選んでみるのも良いでしょう。

マナーをおさえたストッキング選びを

 TPOに合わせたストッキング選びは面倒くさいと思うかもしれませんが、きちんとした大人として抑えておきたいマナーとして覚えておきましょう。しかし、最近ではルールが寛容になっている傾向もありますので、参加する場がどういう場か、集まる人の親密度や年齢層などを考えた上で、「こういった場面ならこの程度かな?」という線引きを考えながら、自分らしいオシャレを楽しんでいきたいですね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質

深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質

中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景

チベット、内モンゴル、新疆ウイグルなど、少数民族に対する深刻な人権侵害をめぐって欧米諸国から強い批判を浴びている中国。しかし、こうした人権問題は今に始まったことではない。中華人民共和国建国の経緯と中国共産党の思...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/24
橋爪大三郎
社会学者 東京科学大学名誉教授 大学院大学至善館教授
2

なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために

なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如

現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
3

ジャパン・アズ・ナンバーワンで満足!?学ばない日本の弊害

ジャパン・アズ・ナンバーワンで満足!?学ばない日本の弊害

内側から見たアメリカと日本(7)ジャパン・アズ・ナンバーワンの弊害

高度成長のために頑張った日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の評価を得たが、その後の日本企業の凋落、競争力の低下を考えると、その弊害を感じずにはおられない。読書人口が減っている現状をみると、いつのまにか「世界...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/12/01
4

ブルーライトは悪者か?近年分かった「第3の眼」との関係

ブルーライトは悪者か?近年分かった「第3の眼」との関係

熟睡できる環境・習慣とは(2)酒、コーヒー、ブルーライトは悪者か

お酒やコーヒーなど世の中には睡眠に良くないのではないかといわれるものがある。また、現代においては特に、スマホの「ブルーライト」が睡眠には大敵だといわれているが、それらは本当に悪者なのか。一般に良い睡眠を妨げると...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/11/30
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授
5

なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み

なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み

なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授