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47都道府県で最も「倹約家」「浪費家」なのは?
ついつい仕事帰りにコンビニに寄ってなんとなく買い物してしまう。セール品を見ると今は必要ないと思いつつ、手を伸ばしてしまう、という方も多いのではないでしょうか。一方、一日に使う金額は◯◯円まで、と固く心に決めている人、必要なもの以外は買わない、という意思の強い人もいるかもしれません。さて、皆さんはどちらでしょうか。
上位3位は日本の三大都市圏(関東・関西・東海)が入ってきました。倹約家は比較的都市圏に多いようです。いくつかの解釈がありえますが、都会ではお金を使う場所や機会が多い、つまり誘惑が多く、他の地域よりもお金に対して敏感になる、ということではないかとも考えられるのではないでしょうか。
男女別でみると、男性1位は「千葉県」「鳥取県」「奈良県」「福井県」(同率64.0%)で並び、女性では、「大阪府」(76.0%)が突出しています。女性の2位は「愛知県」「京都府」「山形県」「東京都」(同率66.0%)なので、1位の「大阪府」が10.0ポイント差をつけています。さすが天下の台所、大阪の女性はお金に関して高い意識を持っているようです。ちなみに男性の全国平均は53.0%、女性の全国平均は55.1%です。
また、沖縄県に関しては「お金をかけるものとかけないものを決めている」「健康にお金をかけたい」の2つの項目で1位、「頑張った時は自分へのご褒美を買う」「美容・理容にお金をかけたい」では2位となっています。どうやら沖縄県民は浪費家というよりも、自分に対してしっかりとお金を使う県民だといえるようです。
1820万円と聞くと、多いなぁという実感を持つ人も多いのではないでしょうか。実際にグラフを見ると、平均値(1820万円)を下回る世帯は67.7%で、およそ3分の2を占めています。貯蓄に関しても格差が広がっている状況が見えると考えていいのではないでしょうか。
倹約家の多い都道府県、第1位は大阪府
2017年11月に、ソニー生命保険株式会社は47都道府県別の生活意識調査を行っています。全国20歳から59歳の男女を対象としたインターネットリサーチで、有効サンプル数は各都道府県100名で合計4,700名。これによると、「自分は倹約家だと思う」という項目第1位は「大阪府」(68.0%)という結果です。続いて2位は「東京都」(64.0%)、3位は「鳥取県」「愛知県」(同率63.0%)となっています。ちなみに全国平均は54.1%。上位3位は日本の三大都市圏(関東・関西・東海)が入ってきました。倹約家は比較的都市圏に多いようです。いくつかの解釈がありえますが、都会ではお金を使う場所や機会が多い、つまり誘惑が多く、他の地域よりもお金に対して敏感になる、ということではないかとも考えられるのではないでしょうか。
男女別でみると、男性1位は「千葉県」「鳥取県」「奈良県」「福井県」(同率64.0%)で並び、女性では、「大阪府」(76.0%)が突出しています。女性の2位は「愛知県」「京都府」「山形県」「東京都」(同率66.0%)なので、1位の「大阪府」が10.0ポイント差をつけています。さすが天下の台所、大阪の女性はお金に関して高い意識を持っているようです。ちなみに男性の全国平均は53.0%、女性の全国平均は55.1%です。
浪費家の多い都道府県、第1位は沖縄県
一方、「自分は浪費家だと思う」という項目では、1位は「沖縄県」(44.0%)、2位は「岩手県」「石川県」(同率38.0%)という結果になっています。男女別でみると、男性1位は「富山県」(46.0%)、2位「長野県」(44.0%)、3位「岩手県」(42.0%)と続きます。女性では、1位は「沖縄県」(52.0%)、2位「石川県」「奈良県」(同率44.0%)です。また、沖縄県に関しては「お金をかけるものとかけないものを決めている」「健康にお金をかけたい」の2つの項目で1位、「頑張った時は自分へのご褒美を買う」「美容・理容にお金をかけたい」では2位となっています。どうやら沖縄県民は浪費家というよりも、自分に対してしっかりとお金を使う県民だといえるようです。
おこづかいランキング1位は東京都
また、1ヶ月のおこづかいに関しては、1位は「東京都」(35,150円)、2位は「神奈川県」(33,250円)、3位「愛知県」(31,850円)、4位「三重県」(31,250円)、5位「滋賀県」(30,800円)、全国平均は24,822円です。都市圏が上位に来ていますが、関西地方では大阪府が挙がってこないところが、倹約家の大阪らしいポイントです。貯蓄額ランキングはやはり大阪府
気になる貯蓄に対しても見てみましょう。「貯蓄額の目標を設定している」では、1位「大阪府」(24.0%)、さらに、現在の貯蓄額を聞いてみると、1位はやはり「大阪府」で606.5万円です。全国平均が359.7万円なので、大阪府の貯蓄意識の高さはかなりのものではないでしょうか。倹約家を自負する大阪府民は、倹約したお金を着実に貯蓄に回している、という様子が見えてきます。全国の二人以上の世帯における貯蓄額
ここで貯蓄に関して、もう少し全国規模で見てみましょう。総務省統計局の調査によると、2016年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は1820万円で、前年にくらべて0.8%(15万円)の増加となっています。年間の収入に関しては614万円で、前年比0.3%(2万円)増です。収入、貯蓄ともに微増しています。1820万円と聞くと、多いなぁという実感を持つ人も多いのではないでしょうか。実際にグラフを見ると、平均値(1820万円)を下回る世帯は67.7%で、およそ3分の2を占めています。貯蓄に関しても格差が広がっている状況が見えると考えていいのではないでしょうか。
<参考サイト>
・Sony Life:47都道府県別 生活意識調査2018(マネー・旅行編)
http://www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_180330.html
・総務省統計局:家計調査(貯蓄・負債編)調査結果
http://www.stat.go.jp/data/sav/1.html
・Sony Life:47都道府県別 生活意識調査2018(マネー・旅行編)
http://www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_180330.html
・総務省統計局:家計調査(貯蓄・負債編)調査結果
http://www.stat.go.jp/data/sav/1.html
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