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DATE/ 2018.08.01

保湿が大事!夏のスキンケアの3つのポイント

夏のスキンケア、きちんとしていますか? 紫外線、汗、冷房、強い陽射しなど、夏の肌は厳しい環境にさらされています。汗や暑さで不快指数も高いなか、冬に行っているようなスキンケアをする気力がないという人も多いのではないでしょうか。今回は夏のスキンケアのポイントを3つにまとめましたので、ポイントを抑えて健やかな肌を目指してみましょう。

1.夏こそ「保湿」でインナードライ対策を

 夏は肌がベタつくからあまり保湿を気にしていないという人もいるのではないでしょうか。しかし、夏は冷房の使用や汗の蒸発によって肌の水分が奪われやすく、乾燥しやすい季節でもあります。保湿はあまりしてないけど、皮脂が多くてベタつきが気になる人は、インナードライ肌の可能性があるので注意が必要です。

 インナードライ肌とは、肌の内側が乾燥している状態のこと。これ以上の乾燥を防ぐために肌が皮脂を分泌していますが、多くの人は「脂性肌だ」と思い込んで、油とり紙や洗顔で皮脂をせっせと除去してしまいます。これにより肌のうるおいが逃げてしまって、肌のインナードライがさらに悪化してしまうことも少なくないのです。

 乾燥した肌はダメージを受けやすく、紫外線の影響を受けやすく、ニキビや吹き出物、あせもなどの肌トラブルの原因にもなってしまうこともあります。こうしたトラブルを避けるためにも、夏でも保湿ケアを欠かさないようにすることが大切です。

2.スキンケア用品を夏仕様に変えてみる

 夏の保湿ケアは冬と同じである必要はなく、スキンケア用品を夏仕様に変えることもひとつのポイントです。

 夏の洗顔には固形石けん、できれば天然成分由来のものがオススメです。固形石けんは皮脂を適度に洗い流して、必要な皮脂を残してくれるので、肌に優しく保湿に適しているといわれています。ただし、1日に何回も顔を洗う場合、固形石けんを使うのは朝晩2回までに留めて、そのほかは水やぬるま湯で洗うようにしましょう。

 洗顔のあとの化粧水も、さっぱりタイプの化粧水がベタつきにくく夏の使用に向いています。ただし、アルコールが含まれているので、乾燥肌の人は控えた方が良いでしょう。化粧水のあとには、乳液やクリームなどで肌のうるおいにフタをすることが大切ですが、ベタつくのが嫌だという人は、とろみタイプの高保湿化粧水を重ね塗りするのも有効です。

 このように化粧品を選ぶ工夫をすることで、夏の乾燥から肌を守ることもできるので、自分に合ったやり方を探してみましょう。

3.汗対策、紫外線対策で肌ダメージを減らす

 保湿は一年を通して必要な対策ですが、夏の肌ケアで忘れてはいけないのが汗対策、紫外線対策です。汗を放っておくと肌の角質が柔らかくなりすぎてダメージを受けたり、汗の蒸発とともに肌の水分が奪われたり、悪影響を及ぼしてしまうことも。ニキビや吹き出物、あせもの原因にもなってしまうので、汗をかいたら、こまめに拭き取るようにしましょう。

 紫外線には、肌表面にダメージを与えてシミやソバカスの原因になるUV-B波と肌内部にまで入って肌の老化の原因となるUV-A波があります。夏場は年間を通しても紫外線が強い季節ですので、対策をきちんとしないと肌は大きなダメージを受けてしまいます。外出時は日焼け止めなどの紫外線対策を欠かさないようにしましょう。

スキンケアは冬だけじゃない

 乾燥対策などのスキンケアは冬のものと思われがちですが、夏もきちんとケアすることが大切です。夏場にきちんとスキンケアをすることで秋冬の肌トラブルを減らすことも期待できますので、今年の夏は、疲れやすい肌をこまめな保湿ケアで労ってみてはいかがでしょうか。
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授