社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
【仕事と年収】バーテンダー(30歳男性)の場合
今回は30歳「バーテンダー」の方に年収などのリアルなお金事情、そしてその仕事の内容を詳しく聞いてみました。
【年齢】30歳(男性)
【住まい】北海道
【独身or既婚】既婚
・経歴を教えてください。
大学時代にアルバイトでバーテンダーをしており、将来的に飲食店で働きたいとは思っていましたが、大学卒業後、一般企業に入社して営業職を5年経験。その後、大学時代に一緒にバーテンダーをしていた先輩が自分でお店をやり始めるということで、それを機にオープニングメンバーとして参画したのがきっかけです。27歳から始めてから3年間、バーテンダーとして従事しています。
・年収/月収/賞与について教えてください。
額面で年収300万円、月収25万、ボーナスはなし。
・貯蓄額はおいくらですか?
ありません。
・年間休日は?
基本的には、週に一度の店の休日(火曜日)のみ。お店が休みの日は、周辺のオフィスにチラシを配布するなどの営業活動をしていました。
お酒を楽しんでいただくために勉強するのは基本的なことですが、大切なことはご来店いただいた方がしっかり楽しめる「場づくり」だと思っていますので、お店のデザインや各種イベントやキャンペーンの企画、それを知ってもらうための営業活動など多岐にわたる仕事をしています。
残業については、営業時間の19:00~3:00が基本で、お客様が少ない日は早めに閉めたり、逆にお客様が飲み足りないなどの場合は、朝方まで営業を続けることもあったので厳密には言えませんが、1日2時間程度だと思います。
また、バーテンダーという職業柄、一人あたりのお客様とじっくりお話をする時間が他の接客業よりも多いということも、お客様に楽しんでいただく場を作りやすいという点では、良いところだと思います。もちろん、中にはお話をされることを目的としていない方もいらっしゃるので、見極めは大事ですが。
当然、昼夜逆転の生活になってしまいますし、付き合いでお酒を飲むという場面も出てくるので、当たり前のことですが、体調管理に関しては真剣に考えなくてはならない職業だと思います。
また、お客様全員がしっかりした状態で来店されるわけではなく、泥酔状態でいらっしゃることもありますので、お客様同士のトラブルやスタッフとのトラブルが発生しないように気を付けなければいけません。
給与水準で言えば、サービス業の平均的な年収とそこまで大きく変わらないので、単純にお金がほしいという方には向かない職業かもしれませんね。
――――――――――
夜の職業「バーテンダー」ですが、この方がおっしゃる通り、給与水準はサービス業の平均と大きく変わらず、決して高くはありません。しかし、お客様から「ありがとう」という言葉をいただくことがこの仕事の一番良い点として挙げているように、やはり、お金とは別のところでやりがいを感じているようです。
30歳「バーテンダー」の年収は…
今回お話をうかがったのはこちらの方。【年齢】30歳(男性)
【住まい】北海道
【独身or既婚】既婚
・経歴を教えてください。
大学時代にアルバイトでバーテンダーをしており、将来的に飲食店で働きたいとは思っていましたが、大学卒業後、一般企業に入社して営業職を5年経験。その後、大学時代に一緒にバーテンダーをしていた先輩が自分でお店をやり始めるということで、それを機にオープニングメンバーとして参画したのがきっかけです。27歳から始めてから3年間、バーテンダーとして従事しています。
・年収/月収/賞与について教えてください。
額面で年収300万円、月収25万、ボーナスはなし。
・貯蓄額はおいくらですか?
ありません。
・年間休日は?
基本的には、週に一度の店の休日(火曜日)のみ。お店が休みの日は、周辺のオフィスにチラシを配布するなどの営業活動をしていました。
仕事の内容は?残業はどれぐらい?
バーテンダーと聞いてほとんどの方は「お酒をつくる人」とイメージされると思いますが、あくまでそれはバーテンダーの仕事の一部でしかありません。私が働いているバーはパーティでご利用いただくケースも多いので、例えば、結婚式の2次会の幹事様とお打ち合わせをして一緒にイベントを企画したり、主役の方やご参加者様が楽しい時間を過ごしていただけるようなコンテンツ(簡単なムービーや掲示物など)を作成したりすることもあります。お酒を楽しんでいただくために勉強するのは基本的なことですが、大切なことはご来店いただいた方がしっかり楽しめる「場づくり」だと思っていますので、お店のデザインや各種イベントやキャンペーンの企画、それを知ってもらうための営業活動など多岐にわたる仕事をしています。
残業については、営業時間の19:00~3:00が基本で、お客様が少ない日は早めに閉めたり、逆にお客様が飲み足りないなどの場合は、朝方まで営業を続けることもあったので厳密には言えませんが、1日2時間程度だと思います。
この仕事の良い点は?
バーテンダーに限らず、サービス業全般に言えることかもしれませんが、一番は目の前のお客様から直接「ありがとう」という言葉をいただけることだと思います。私自身大切にしていることは、先程の仕事内容でも触れましたが、お客様にその場、その時間を楽しんでいただくことですし、その反応を間近で感じることができることが、自分自身の喜びにつながると思っています。また、バーテンダーという職業柄、一人あたりのお客様とじっくりお話をする時間が他の接客業よりも多いということも、お客様に楽しんでいただく場を作りやすいという点では、良いところだと思います。もちろん、中にはお話をされることを目的としていない方もいらっしゃるので、見極めは大事ですが。
この仕事の悪い点は?
どうしても就業時間が深夜帯になってしまうので、お客様を無理に帰すこともできない状況というのがしばしばあり、体力的に厳しいというのはあります。お店を締めたあとにスタッフを送って帰ったりすることもあるので、自宅に着くのが朝方5時なんてこともザラです(笑)。当然、昼夜逆転の生活になってしまいますし、付き合いでお酒を飲むという場面も出てくるので、当たり前のことですが、体調管理に関しては真剣に考えなくてはならない職業だと思います。
また、お客様全員がしっかりした状態で来店されるわけではなく、泥酔状態でいらっしゃることもありますので、お客様同士のトラブルやスタッフとのトラブルが発生しないように気を付けなければいけません。
給与水準で言えば、サービス業の平均的な年収とそこまで大きく変わらないので、単純にお金がほしいという方には向かない職業かもしれませんね。
――――――――――
夜の職業「バーテンダー」ですが、この方がおっしゃる通り、給与水準はサービス業の平均と大きく変わらず、決して高くはありません。しかし、お客様から「ありがとう」という言葉をいただくことがこの仕事の一番良い点として挙げているように、やはり、お金とは別のところでやりがいを感じているようです。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
田沼意次とは?再評価で注目の人物像と時代背景に迫る
田沼意次の革新力~産業・流通・貨幣経済(1)田沼意次の生い立ちとその時代
田沼意次の人物像と政策を通して、江戸時代の転換期を振り返る今シリーズ。農産物・工産物の流通・発展、また貨幣経済の拡大など、田沼時代の特徴を振り返る。まずは、田沼意次の生涯である。田沼意次の父は一説には浪人だった...
収録日:2025/01/28
追加日:2025/05/30
あなたは縄文系?弥生系?…弥生時代の実態に迫る
編集部ラジオ2025(10)弥生人の遺伝子、生活、文化
「自分は縄文系だろうか? それとも弥生系だろうか?」。そんなことを、ふと考えたことはありませんか。
日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独...
日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独...
収録日:2024/04/03
追加日:2025/05/29
その後の余命が変わる!続けるべき良い生活習慣とは
健診結果から考える健康管理・新5カ条(7)良い生活習慣が健康寿命を延ばす
健康診断の結果に一喜一憂するだけではなく、そのデータを活用し、生活習慣を見直すことが大切である。今回は、内臓脂肪の管理が健康維持に直結する理由や、体重増加と糖尿病リスクの関係、さらには良い生活習慣が寿命に与える...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/27
なぜ日本の医療はテロに対応できないのか?三つの理由
医療から考える国家安全保障上の脅威(5)日本の医療の問題点と提言
残念なことだが、現在の日本の医療はテロ攻撃には対応できない。その理由として、テロの悪意に対して無防備なこと、時代遅れの教科書的知識しか持っていないこと、テロで想定される健康被害に対応できる医療体制にないこと、が...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/29
人生100年時代の生き方と日本の3つの課題
長寿社会の課題と可能性(1)個人・社会・産業の課題
東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授が、人生100年時代を迎えた日本の課題について解説する。高齢化が急速に進み、健康で長生きできるようになった現在の日本では、それまでの人生50年時代の生き方やインフラ、産業...
収録日:2017/04/12
追加日:2017/05/01