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DATE/ 2018.09.05

今どきの「子どもの習い事」人気ランキング

 働き方もいろいろあれば、習い事も多種多様な現代ニッポン。今の子どもはいったいどんな習い事をしているのでしょうか。スマートフォン向けサービスを展開する株式会社イオレが実施した『子どもの習い事に関するアンケート調査』をもとに、習い事の今と昔を比べてみました。

人気の習い事トップ1は「水泳」

 イオレが実施したアンケートによると、0歳から小学6年生までの子どもを持つ親1,751人を対象に「子どもの習い事は何か」を聞いたところ、以下のような結果でした。

1位:水泳(35.6%)
2位:サッカー(25.5%)
3位:英会話(18.5%)
4位:ピアノ(17.1%)
5位:学習塾(14.3%)
6位:野球(13.7%)
7位:書道(習字)(11.8%)
8位:公文(10.1%)
9位:体操(9.6%)
10位:ダンス(7.7%)
(複数回答、n=2,715/習い事をしている子どもの総数)

 一番人気の習い事は「水泳」。実に3人に1人が水泳を習っている計算になります。1・2位の「水泳」「サッカー」は全体の6割を占めており、運動の習い事への関心の高さがうかがえますね。

 一方、「今の子どもの親が、子どもの頃にしていた習い事」も調査しており、水泳は4位にランクイン。さらに水泳を習っている子どもを持つ親の68.6%が、子ども時代にも水泳を習っていたとのことです。結果は以下の通りです。

1位:書道(習字)(49.6%)
2位:ピアノ(45.6%)
3位:学習塾(41.3%)
4位:水泳(38.4%)
5位:そろばん(36.0%)
6位:公文(17.5%)
7位:英会話(17.2%)
8位:野球(9.5%)
9位:バスケットボール(ミニバス含む)(6.8%)
10位:サッカー(5.3%)
(複数回答、n=1,751/習い事をしている子どもを持つ親)

 イオレは、子どもに習い事をさせることについて「親が子ども時代に習い事をしていたか、またどのような習い事をしていたかに、少なからず影響される」と指摘しています。

個性を伸ばすため?将来のため?習い事の意識の変化

 親が子どもの頃の習い事の花形といえば、アンケートの通り「書道(習字)」か「ピアノ」だった、という人は多いでしょう。しかし今の子どもの習い事で「書道(習字)」は6位、「ピアノ」は4位と低迷しています。また昔はマイナーだった「サッカー」が2位、「英会話」は3位と、人気急上昇中。この結果から、昔と今とで、習い事に対する意識の変化が見られるようです。

【昔】
・学力向上が優先
・学校で身につけられないスキルを習い事に求める傾向
・趣味、芸事、教養に近いもの、伝統的なものが人気

【現在】
・体力づくりが優先
・学校では不十分な点(学力、体力の向上)を習い事で補う傾向
・流行のものや、実用性があり将来的なスキルにつながるものが人気

 アンケートでは、親が習い事を子どもにさせるきっかけとして「体力づくりや運動能力の向上につながるから」「子どもの意志」のほか、「子どもの好きなこと、得意なことだから」「将来的なスキルにつながるから」といった意見が目立ちました。

 もちろん「書道(習字)」や「ピアノ」といった伝統的な習い事がまったく将来の役に立たないとは言えません。とはいえ少子化、核家族化、グローバル化、IT化といった家族をとりまく環境の変化から、小さいうちから将来確実に役に立つであろうスキルを身につけて不安のない人生を送ってほしい、と願う親御さんが増えてきたことは事実でしょう。

 それがより顕著に表れているのが、「今後、お子様に取り組ませたい習い事は何ですか?」というアンケート結果です。

1位:英会話(30.8%)
2位:学習塾(28.5%)
3位:水泳(27.5%)
4位:書道(習字)(23.1%)
5位:ピアノ(16.3%)
6位:プログラミング(15.0%)
7位:そろばん(14.1%)
8位:ダンス(12.0%)
9位:公文(9.7%)
10位:サッカー(9.6%)
(複数 回答、n=1,391/今後、子どもに習わせたいことがある親)

 「今後取り組ませたい習い事」として1位「英会話」、2位に「学習塾」が全体の60%近くを占めていることから、運動だけでなく勉強もできるようになってほしい、という思いが垣間見られますね。6位に「プログラミング」がランクインしているのも現代ならではでしょう。「書道(習字)」「ピアノ」と比べたらまだマイナーではありますが、将来性があり、つぶしの利くものに関心を持ってほしい、といった親心が反映されているようです。

 また、最初の習い事がスポーツ系で、次に習い事をさせるなら文化系、といったように、現代の親は、まずは子どもの体力の向上を優先させているようです。学力をつけるためにもまず体づくりから、ということでしょうか。

何はなくとも「子どもが楽しめるか」が大切

 アンケートでは、「習い事が続いている理由」として以下のような意見が集まったようです。

1位:子どもが楽しんでいるから(60.0%)
2位:子どものやる気が続いているから(49.6%)
3位:好きなこと・得意なことだから(41.6%%)
(複数回答、n=1,751/習い事をしている子どもを持つ親)

 どんなに将来に役立つといっても、やる気がない、楽しめないとなれば、そのスキルが身につかないばかりか、学ぶことへの意欲も失いかねませんよね。習い事を続ける中で子どもが「楽しそうじゃない」と感じたら、しっかり話し合う時間を取る必要があるでしょう。

<参考サイト>
・株式会社イオレ:『子どもの習い事に関するアンケート調査』を実施
http://www.eole.co.jp/pdf/press_20180726.pdf
(10MTV編集部)

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