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DATE/ 2018.09.18

世渡り上手のヒントになる?あざとい人の特徴

 「世渡り上手」といえば、それほど印象は悪くはありません。しかし、世渡り上手の度が過ぎると世間の目はかなり厳しくなってきます。今回は、そんな抜け目がなく貪欲でしかも悪辣、小狡いといったニュアンスで囁かれる「あざとさ」について、ヒアリングしてみました。

一般的な「あざとさ」

 端的に「あざとい人」のイメージを聞いてみると、

・自分の利益になる人の前で態度変える人
・敵を作らない。持ち上げ上手。
・自分を必要以上に、よく見せたがる
・何事も計算してるな、と感じさせる
・空気を読みすぎる男
・上司に逐一アピールする
・頭が良くて上司をうまく利用する
・裏ではサボり魔だが、人前だと真面目ぶっている
・「長い物には巻かれろ」的な人

 このような声が聞かれました。

異性を意識した「あざとさ」

・裏表があり女性の前ではいい人ぶる同僚男子
・やたらボディタッチが多い女
・自分が可愛い事を自覚して、その可愛さを前面に出して、あの子可愛いと思わせる人
・ぶりっ子。友だちにはなりたくない。自分の都合のよいように考えるし、人の話は興味がなければスルーしているわ、自分の話にすり替える
・同僚女子相手にマウントを取りたいらしく、見せつけるように、俺のタバコを勝手に取って吸う女

 異性を意識した豹変応対に、同性の視線は厳しいですね。

学校関連、あざとい保護者

 子どもの保護者についてこんなコメントも。

・子供の同級生母Aさん。ターゲットとするBさん親子の周囲に、Bさん親子の悪口をいいふらし回り、うっかり私も騙されそうになりました。彼女自身は周りから嫌われている風でもなく明るく社交的、上手に騙していました。Aさんの娘がどんな場面でもBさん娘に勝てないのが原因なのは見ていてわかりました。娘の為なのか?自身のプライドか?バレても全く気にしない図太さも備えていらっしゃいました(40代女性)

職場のあざとい同僚

・会社勤めをしていた頃にいた事務の女性ですが、とてものんびりとした話し方で周囲からは全く警戒されないタイプの方、実はとても激しい性格でした。社内の色々なお話をそーっと広める。どこで集めてきたの!と収集力に驚くことがよくありました。中堅の、そこそこ人も多い会社なので部署が違うとふつうは繋がりがない筈なのに不思議でした。彼女はある意味賢く、わかっていて振舞うところがありました。周りがどう思っていたか知りませんが私は警戒していたかな(50代女性)

・自分の判断で人を上下に見て、媚びるか見下すか極端な言動をとる人。会社を生きていく上では、うまい生き方ですよね。誰にでも出来るわけではないですし、ある意味自分の能力を使いこなしているような印象です。この手の人は勉学が不出来でも持ち前のコミュニケーション能力で上手いことやり過ごせる力に長けているかと思います。その上、上手な人だと相手に不快感を感じさせにくい所もあるので、これに地頭の良さも合わさると交渉術に秀でる人物になる気がします。プラス、マイナスかで考えると言葉は異なってきますが、以上があざとくもあり、生き方が上手い人かと思いました(20代男性)

 全体的に、少し嫌味だけれど、ある立ち回りの良さを感じさせるコメントも少なくありません。マイナビウーマンの記事によると、「あざとさ」について、25%がポジティブ、75%がネガティブなニュアンスを持つというデータが示されています。ひとの振り見て我が振り直せというように、世渡り上手も度が過ぎないようにしたいものです。

<参考サイト>
・マイナビウーマン:あざといの意味って?あざとい女の特徴【外見&行動編】
https://woman.mynavi.jp/article/170528-8/
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授