社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.03.21

恋人を探すとき「相手の趣味」は重視する?

 あなたは恋人の条件として何を重要視しますか? Facebookを使った恋愛マッチングサービス「Omiai」は、男女1400人に対し「趣味に関するアンケート調査」を実施。そこで恋人を選ぶ時に「趣味」を重視する人が7割以上にのぼることがわかりました。

73.8%の人が「とても重視する」「まあまあ重視する」と回答

 「恋人を選ぶ際に相手の趣味は重視しますか?」という質問に対し、趣味を「とても重視する」と回答した人が10.9%、「まあまあ重視する」と回答した人は62.9%となりました。あわせて73.8%の人が恋人選びに趣味を重視するようです。

 さらに「相手にどんな趣味を持っていて欲しいか」という質問では、90.1%が「自分と共通する趣味」と回答。「同じ趣味を持っていると一緒に楽しんだり出来て、より一層仲が深まると思うから」(20代男性)といった声が上がりました。

 いっぽうで「相手の楽しいと思う事を自分も一緒にやってみたい」(20代女性)といったように、自分とはまったく別の趣味を持っていてほしいと考える人もいるようです。

 確かに、趣味がきっかけで恋愛に発展するパターンは多いもの。最近では「趣味コン」といった共通のテーマを楽しむ街コンも大人気です。相手がどんな趣味を持っているかが、恋人の条件に深く関わっているようですね。

男性が女性に趣味にしてほしい「料理」は女性に不人気

 同アンケートでは男性と女性それぞれに「好きな趣味」と「恋人に持っていてほしい、持っていたら好感度が高い趣味」についても調査。男女とも共通して好きな趣味ベスト3内に「映画・音楽鑑賞」がランクインしています。話題のきっかけにもなりやすい映画や音楽は趣味の王道。映画館やコンサートは、初めてのデートにもピッタリですね。

 気になるのは「恋人に持っていてほしい趣味」について。男性が女性に求める趣味・1位の「料理」は、女性には今ひとつ人気がない模様。お家デートで自慢の手料理をふるまってくれる……そんな女性像はもはや幻想に過ぎないのかもしれません。逆に言えば女性は料理を趣味にすることで、恋の成就率がアップするかも?

 いっぽう女性は男性に「旅行」または「ドライブ」が趣味だと嬉しいと感じているようです。男性にエスコートしてほしい、一緒に楽しみたいという願望が含まれているのでしょう。男性の趣味でも「ドライブ」「旅行」は4・5位にランクインしています。ドキドキとトキメキを一度に味わえる旅行やドライブは、趣味として持っておいて損はなさそうですね。

 「特に趣味じゃないし、行きたい場所が思いつかない……」という場合でも、絶景が見える場所やパワースポットは、女性が喜ぶデートの行き先として定番です。男性の皆さんはぜひ押さえておきましょう。

Q. あなたの趣味は何ですか?(複数回答)
<男性>
第1位 運動・スポーツ観戦(54.0%)
第2位 映画・音楽鑑賞(52.6%)
第3位 グルメ・お酒(42.0%)
第4位 ドライブ(41.5%)
第5位 旅行(40.4%)
<女性>
第1位 映画・音楽鑑賞(58.8%)
第2位 旅行(56.2%)
第3位 ショッピング(50.6%)
第4位 グルメ・お酒(45.0%)
第5位 ドライブ(31.2%)

Q.恋人に持っていてほしい、持っていたら好感度が高い趣味は何ですか?(複数回答)
<男性>
第1位 料理(52.4%)
第2位 運動・スポーツ観戦(44.9%)
第3位 映画・音楽鑑賞(43.2%)
第4位 グルメ・お酒(41.8%)
第5位 旅行(40.3%)
<女性>
第1位 旅行(59.1%)
第2位 ドライブ(51.8%)
第3位 映画・音楽鑑賞(49.9%)
第4位 運動・スポーツ観戦(45.5%)
第5位 グルメ・お酒(40.9%)

趣味を持っていてもすれ違いが起こりやすいパターンも

 アンケートでは次のような体験談が寄せられているようです。

「好きな人が喜ぶことができるようになると他の女性の相手でも役立ちます」(40代男性)
「野球はくわしくないけど、話題にしたいのでスポーツ番組をかかさず見る」(20代女性)
「クルージングが趣味と言われ、小型船舶の免許を取らされそうになった」(30代男性)
「同じ趣味を始めたが、相手のレベルまで到達しなかったので、一緒にやる事はなかった」(30代女性)

 相手の趣味に影響されて自分も同じ趣味を始めた、のちに役に立ったという人がいる中で、相手の趣味に合わせた結果、うまくいかなかったという体験談も。

 また、スタッフの友人の30代女性は「元彼は年上で収入も良かったが、私の趣味への理解のない人だった。結婚するなら絶対に同じ趣味の人にすべき」と熱弁。別の30代男性は「同じ趣味を持っていてもジャンルが違えば価値観も変わってくる。趣味にどれだけお金を遣うかも重要」と話してくれました。

 どんなにスペックの高い相手でも価値観が合わなかったり、自分の趣味への理解がないとすれ違いが起こってしまうようです。趣味は、恋が成就したのち長続きするかどうかの要。7割の人が趣味を重要視するのも納得ですね!

<参考サイト>
・趣味に関するアンケート調査
https://b2b-ch.infomart.co.jp/news/detail.page?34&IMNEWS1=772805
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質

深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質

中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景

チベット、内モンゴル、新疆ウイグルなど、少数民族に対する深刻な人権侵害をめぐって欧米諸国から強い批判を浴びている中国。しかし、こうした人権問題は今に始まったことではない。中華人民共和国建国の経緯と中国共産党の思...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/24
橋爪大三郎
社会学者 東京科学大学名誉教授 大学院大学至善館教授
2

ジャパン・アズ・ナンバーワンで満足!?学ばない日本の弊害

ジャパン・アズ・ナンバーワンで満足!?学ばない日本の弊害

内側から見たアメリカと日本(7)ジャパン・アズ・ナンバーワンの弊害

高度成長のために頑張った日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の評価を得たが、その後の日本企業の凋落、競争力の低下を考えると、その弊害を感じずにはおられない。読書人口が減っている現状をみると、いつのまにか「世界...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/12/01
3

プロジェクトマネジメントとは?国際標準から考える特性

プロジェクトマネジメントとは?国際標準から考える特性

プロジェクトマネジメントの基本(1)国際標準とプロジェクトの定義

プロジェクトマネジメントが世界的に普及し始めたのは1990年代。ソフトウェア産業の発展とともに拡大を続け、時代のニーズを受けて多くのシーンに定着してきた。今回は、その基本に立ち返り、国際標準をもとに、プロジェクトと...
収録日:2025/09/10
追加日:2025/12/03
大塚有希子
法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科准教授
4

質疑編…司馬遼太郎の「史料読解」をどう評価する?

質疑編…司馬遼太郎の「史料読解」をどう評価する?

歴史の探り方、活かし方(7)史料の真贋を見極めるために

歴史上の出来事の本質を知るには、その真贋を見定めなければいけない。そのためにはどうすればいいのか。記述の異なる複数の本がある場合、いかにして真実を見極めるか。また、司馬遼太郎の作品が「歴史事実」として認識されて...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/12/02
5

ブルーライトは悪者か?近年分かった「第3の眼」との関係

ブルーライトは悪者か?近年分かった「第3の眼」との関係

熟睡できる環境・習慣とは(2)酒、コーヒー、ブルーライトは悪者か

お酒やコーヒーなど世の中には睡眠に良くないのではないかといわれるものがある。また、現代においては特に、スマホの「ブルーライト」が睡眠には大敵だといわれているが、それらは本当に悪者なのか。一般に良い睡眠を妨げると...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/11/30
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授