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DATE/ 2019.03.22

「黒マスク」はなぜ増えているのか?

 最近、街でよく見かける「黒マスク」。ひと昔前までは、黒マスクというとなんとなく「ヤンキーっぽい」というイメージがありました。なぜ、黒マスクは増えているのか?いま人気の黒マスクの謎に迫ります。

なぜ増えているのか?

 黒マスクが日本で増えている理由は諸説ありますが、K-POPアイドルたちがこぞって使用していたことがブームの発端といわれています。InstagramなどのSNSを通じてこれらが広まり、日本のアイドルなども黒マスクを使うようになり、若者を中心に黒マスクを使う人が増えたというわけです。

 そして、そのファッション性に加えてよく言われているのが、「小顔効果」です。黒マスクをつけると顔が引き締まって小顔に見えるということで、使用する女性が増えています。

 また、こうした見た目の良さだけでなく、竹炭が練りこまれた黒マスクの多くは、脱臭、吸収、抗菌、消臭効果アップをうたっており、その効果も注目されています。

カラフルマスクの登場

 しかし、黒マスクについて日本ではあまり反応がよくありません。やはり日本ではマスクといえば白。黒マスクは「怖い」「威圧感がある」「目立つ」、世代によっては「ヤンキーっぽい」と感じる方も多いのでしょう。日本で受け入れられるには、少し抵抗がありそうです。

 その一方で、最近では、グレー、ベージュ、ピンクなどカラフルなマスクも販売されています。

 そのひとつが、10種類以上のカラーを展開している「PITTA MASK」です。このPITTA MASKの特徴は、豊富なカラーバリエーションだけではありません。マスクの素材には、化粧品のパフなどに使用されている伸縮性のある新ポリウレタン素材を採用。花粉を99%カットするフィルター性能に加えて、優れた通気性でこれまでのマスクにありがちな息苦しさを解消しています。この高い機能性も評判となり、そのファッション性とあいまって女性を中心に人気となっています。

 これからは、街中では黒だけでなく、様々な色のマスクが当たり前のように見られるようになりそうです。

<参考サイト>
・PITTA MASK│株式会社アラクス
https://www.arax.co.jp/pittamask/index.html
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