テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.05.24

妻が夫に言われてイラっとする言葉とは?

 初々しく仲睦まじい新婚時代は過ごしやすい新緑の季節のようなもの、時を経ればお互いの存在が当たり前に、日常になっていきます。

 そんな当たり前の日々こそ幸せ……といえば聞こえは良いですが、長年連れ添えばこそ、何よそれ、と思わされることも出てくるのではないでしょうか。今回は旦那さんから出たイラっとする台詞&モヤっとした瞬間を教えていただきました。

トップはやっぱり「俺の飯は?」発言

 複数の方から異口同音にいただいたイラッとする夫の台詞トップはこちらになりました。妻が風邪でダウンしていようとも、外出の寸前であろうとも、《俺の飯は?》。 

「夫とはすなわち大きな子供」なんて言い草は語り尽くされた感がありますが、今年のゴールデンウィークは10連休と喜ばれた一方で、会社や学校のない家族の朝昼晩ご飯を思って憂鬱だったとの声も巷にはあふれていました。iPadばかり眺めているなら、簡単な食事の作り方でも検索したらと言いたくもなりますね。

 同じように「お前がやれ!」と言いたくなるセリフは、「手伝おうか」「やっておいたよ」。

 家事は妻だけがやるものではないぞ、当たり前にすべきことに「手伝おうか」も「やっておいたよ」もないわけです。ただ、旦那さんからすればいわゆる仕事の「ホウ・レン・ソウ」をしているつもりかもしれません。当たり前が習慣化するよう誘導していくのが吉でしょう。

妻以外の女性を見て「ドキドキするんだよねえ」

 結婚したとはいえ、女性と男性であることは変わりません。なかには、他の女性へ興味を示したり、妻を女性として認識しなくなるなど、男女間トラブルを垣間見るようなセリフもありました。

「ランニングコース沿いにある女子寮を見て、《ここ走るたびドキドキするんだよねえ》発言。それを私に聞かせてどうしたかったのか、正直キモチワル」(歯科衛生士 39歳)

 他の女性に関心が向いているだけでも良い感じはしないのに、あけすけなスケベ心を喋られても嫌悪感しか出てきません。どうせ走るなら煩悩が燃焼されるまで走ってくれたら良かったのに。

「夏休み、家族で避暑地のコテージへ宿泊。散歩中の人が中を窺うような視線を感じたので、着替えるのにカーテンを閉めたら《おばさんの着替えなんか覗かないよ》と、バッサリ。」(百貨店勤務 44歳)

 昔は優しかった夫も歳をとったらモラハラ寸前に……お互いに敬意と節度を保ったままで居続けるのは難しいのでしょうか。女性としてプライドを傷つけられたという声も複数寄せられました。

「結婚生活も10年を過ぎて私も年相応にお腹やウエストにお肉が……旦那がそれを《あの頃君は細かった》とからかうので、そういうあなたも昔はフサフサだったじゃない! と、からかい返したらふさぎこんでしまった……どうして欲しかったのよ」(薬剤師 37歳)

 若かった二人も齢を重ねれば、かつてのようにいかないこともしばしば出てきます。よけいなお肉は増えたり、髪の毛は薄くなったり。けれども老化は「劣化」だなんて嘆くばかりでなくて、加齢も「味わい」と思える関係で在りたいものですね。

その他、まだまだ出てくる夫の珍発言

「乳幼児二人を育てていたとき、くじ引きでまさかの海外旅行が当選。チビたちを連れての海外なんてとても無理と思っていた矢先、夫が《いろいろ大変かもしれないが、家族一丸で乗り越えよう!》と発言。案の定、現地での子供の世話係はわたし…」(事務職 46歳)

 幼い子連れでの外出はちょっと近所に行くだけでも気が抜けません。ましてや海外ともなればカルチャーギャップも合わさっての苦労は幾重にも……。ワンオペなどの問題も叫ばれる昨今、育児の大変さを理解して欲しいという声もありました。

「歴史物やスポーツ選手のドキュメンタリーが好きなうちの夫は、偉人やスポーツ選手を支えた夫人のエピソードを観るたび深く頷いて、《やっぱり男は内助の功で変わるんだよ》。自分のうだつの上がらないのは私のせいってか?」(教員 40歳)

 確かに歴史上の大人物や記録を打ち立てたスポーツ選手の陰には、良き家庭やパートナーの存在があるものでしょう。が、共働き夫婦が当たり前になりつつある御時世に、一方的に内助の功とやらを求められたって困りますよね。それでも尽くせと仰るならば、それ相応のプレゼントを返してもらいたいものです。

 赤の他人が一緒に暮らすわけですから、長い時間一緒に過ごしていると、お互いの発言にイライラしてしまうのは避けられないこと。「妻にこんなこと言われた!」と、視点を変えれば旦那さんからの異論もあることでしょう。けれど、好きで一緒になった仲。お互いの気持ちに配慮することを忘れず、たまに喧嘩もしながら仲良くやっていきたいものですね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(2)「夜の街」新宿の原点

歌舞伎町を筆頭に、東京でも有数の繁華街を持つ新宿だが、その礎は江戸時代の内藤新宿にあった。遊女が働く飯盛旅籠(めしもりはたご)によって、安価に遊興できる庶民の「夜の街」として栄えた内藤新宿の様子を、『江戸名所図...
収録日:2024/02/19
追加日:2024/04/28
堀口茉純
歴史作家
2

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教

ロシアや中華人民共和国など、自由と民主主義を否定する権威主義国の脅威の増大。一方、日本、アメリカ、西欧など自由主義諸国における政治の劣化とポピュリズム……。いま、自由と民主主義は大きな試練の時を迎えている。このよ...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/03/26
橋爪大三郎
社会学者
3

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適

サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/27
岡本浩
東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者
4

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感

中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授