社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
40~50代に聞く「最近の新入社員」の特徴は?
例年、新入社員の特徴については調査されています。公益財団法人・日本生産性本部によると、新入社員のタイプは、平成29年度「キャラクター捕獲ゲーム型」、平成28年度「ドローン型」、 平成27年度「消せるボールペン型」と時勢のキーワードに結びつけながら分かりやすく分析しています。ただ、世代が違えば、視点も変わります。今回は、40~50代の上司からみた「最近の新入社員(20代)」の特徴についての声を集めてみました。
「新人の指導員を毎年(まさに今も)務めているので、思うところ色々です。ハイスペックなのに、結構独自路線を大切にする。自分は自分というタイプが多い。知識…浅い知識があるけど、自分の知らないことや失敗を認めない。意外と世あたり上手で、恐ろしいほどうまく立ち振る舞う。『誰についていくと得するか』をわかっている。特に女の子に多く、とにかく落ち着いている。昔の新入社員よりも印象は良いと思う。」
「怒られ慣れていない、謝らない。そして、度胸がある。会社の飲み会などには積極的には参加しない、時間にシビアといったところが最近の特徴でしょうか。話を聞いてるようで聞いてない、友だちにも話を聞いてみると、やはり、こんな感じの子が多いみたいですね…特に皆んな口を揃えて言うのが、謝らないって?」
・自分の話は積極的だが、他人の話には興味がない
・一通りのプレゼンテーションはうまい
・積極的に仕事に関与しようとする姿勢はあまり感じられない
・なんでもスマホ検索に慣れているせいか、本を読まない
・並び意識が強く、飛び抜けたことはしたがらない
・スマホやタブレットに習熟しているので、飲み会などのお店探しや予約が速い
一言コメントをいくつか集めてみると、スマホなどの扱いが特徴的で、仕事でも遊びでもかなり使いこなしている印象です。また、Youtubeやニコニコ動画などの影響か、プレゼンテーションが手慣れている人も多いようです。
評価者である40~50代といえば、かつては新人類と呼ばれた世代。バブル世代、しらけ世代、いちご世代(団塊ジュニア)が重なっており、一概にはまとめにくいですが、仕事環境もITによる激変をくぐり抜けてきただけあり、これまでの世代より、新入社員に対して異星人的な捉え方は少ないように感じました。
落ち着いている・失敗を認めない
製造業50代前半男性管理職のコメント「新人の指導員を毎年(まさに今も)務めているので、思うところ色々です。ハイスペックなのに、結構独自路線を大切にする。自分は自分というタイプが多い。知識…浅い知識があるけど、自分の知らないことや失敗を認めない。意外と世あたり上手で、恐ろしいほどうまく立ち振る舞う。『誰についていくと得するか』をわかっている。特に女の子に多く、とにかく落ち着いている。昔の新入社員よりも印象は良いと思う。」
謝らない・怒られ慣れていない
メーカー40代後半女性管理職のコメント「怒られ慣れていない、謝らない。そして、度胸がある。会社の飲み会などには積極的には参加しない、時間にシビアといったところが最近の特徴でしょうか。話を聞いてるようで聞いてない、友だちにも話を聞いてみると、やはり、こんな感じの子が多いみたいですね…特に皆んな口を揃えて言うのが、謝らないって?」
世代ならではの特徴は...
・表面的な知識は豊富だが、思考の深度や幅が不足している・自分の話は積極的だが、他人の話には興味がない
・一通りのプレゼンテーションはうまい
・積極的に仕事に関与しようとする姿勢はあまり感じられない
・なんでもスマホ検索に慣れているせいか、本を読まない
・並び意識が強く、飛び抜けたことはしたがらない
・スマホやタブレットに習熟しているので、飲み会などのお店探しや予約が速い
一言コメントをいくつか集めてみると、スマホなどの扱いが特徴的で、仕事でも遊びでもかなり使いこなしている印象です。また、Youtubeやニコニコ動画などの影響か、プレゼンテーションが手慣れている人も多いようです。
新人類からみたゆとり世代
評価対象である20代は、なにかと話題になるほぼ「ゆとり世代」。怒られ慣れていない、謝らないといったコメントに集約されているように、過度なストレスなく育った一端を感じさせます。評価者である40~50代といえば、かつては新人類と呼ばれた世代。バブル世代、しらけ世代、いちご世代(団塊ジュニア)が重なっており、一概にはまとめにくいですが、仕事環境もITによる激変をくぐり抜けてきただけあり、これまでの世代より、新入社員に対して異星人的な捉え方は少ないように感じました。
<参考サイト>
・日本生産性本部:新入社員意識調査・特徴とタイプ
https://www.jpc-net.jp/new_recruit/typehistory.html
・日本生産性本部:新入社員意識調査・特徴とタイプ
https://www.jpc-net.jp/new_recruit/typehistory.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
アベノマスク、ワクチン調達の決算は?驚きの会計検査結果
会計検査から見えてくる日本政治の実態(1)コロナ禍の会計検査
日本の財政をくまなく検査し、その収入と支出を把握する会計検査院。日本のメディア報道などでは、予算の決定や補助金などの政策決定については詳しく報じられるが、それがどのように実際に使われたかは、ほとんど言及がない。...
収録日:2025/04/14
追加日:2025/07/11
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期に注目するのか。この十年来、10歳だった子どもたちのその後を10年追跡する「コホート研究」を行っている長谷川氏。離乳後の子どもが性成熟しておとなになるための準備期間にあたるこの時期が、ヒトという生物のライ...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/05
AI時代の「真のリアル」は文芸評論の練達の手法にあり!
編集部ラジオ2025(14)なぜAI時代に文芸評論が甦るのか
どんどんと進む社会のAI化。この大激流のなかで、人間の仕事や暮らしの姿もどんどん変わっていっています。では、AI時代に「人間がやるべきこと」とはいったい、何なのでしょうか? さらにAIが、驚くほど便利に何でも教えてく...
収録日:2025/05/28
追加日:2025/07/10
日本の所得は世界よりこんなに低い!その中身の特徴は?
日本人の「所得の謎」徹底分析(1)所得の国際比較とその中身
いま、税や社会保障など「分配」の議論が盛んに行われている。しかし、そのような議論の前提として、われわれは現在の日本の「所得」の中身がどうなっているのか、世界と比較してどうなのかを、詳しく知っておく必要があるので...
収録日:2025/05/29
追加日:2025/06/12
マネへの強烈なライバル意識…セザンヌ作品にみる現代性
作風と評論からみた印象派の画期性と発展(1)セザンヌの個性と現代性
印象派の最長老として多くの画家に影響を与えたピサロ。その影響を多分に受けてきた画家の中でも最大の1人がセザンヌだが、その才覚は第1回の印象派展から発揮されていた。画面構成や現代性による解釈から、セザンヌ作品の特徴...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/07/10