テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2019.08.18

カフェで店員に「嫌われる客」の特徴は?

 ランチをしたり、ちょっと休憩したり打ち合わせに利用したり。カフェや喫茶店は使い勝手が良く、なくてはならない場所という方も多いはず。様々な用途で色々な人が訪れるカフェだからこそ、他のお客さんの言動が目に余る、と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?

 そこで今回は、喫茶店やカフェの現役店員さん達7人に「こんなお客さんは嫌われる」という言動をアンケート。困ったお客さんの実態を聞いてみました。

カフェで、喫茶店で、嫌われるのはこんな客。

1. 自習室代わりにコーヒー1杯で居座る受験生
 「ゆったり過ごしてほしい」と思いつつも、追加オーダーもせずに長時間居座るお客さんには困るとのこと。特に、カフェを自習室代わりに使う学生達には批判の声も多く、「飲物1杯で5時間くらい居て、時々仮眠なんかをしている受験生には手を焼いている」そうです。ワンオーダーにつき2時間以内くらいが目安では…との本音も教えてくれました。

2. 声が大きく他の客に迷惑を掛ける人
 声がうるさいオバサングループや、「何億稼いだ、とか、昨日5000万の案件をまとめた、などお金の話をわざとらしく自慢のように大きい声でするオジサン」なども、カフェ店員さんから嫌がられています。お店の雰囲気も壊れますし、他のお客さんが居づらい空間になってしまうこともあり、「最初からうるさそうだなと思う客は、なるべく奥の席に案内する」という喫茶店経営者も。

3. 靴を脱いだりソファに寝そべる行儀の悪い人
 ゆったりとくつろげるソファ席のあるカフェも多いですが、靴を脱いでソファに上がってゴロっとしたり、体育座りなんかをするお客さんには限度をわきまえて欲しいとの声も。「リゾートならまだしも、ビジネス街の他のお客さんもいるところで自宅のようにされるのはちょっと…」と言うように、TPOも考えそれなりの行儀は守りたいもの。また靴を脱いでしまうオジサンの足の臭いにも苦情が。

4. オーダーにやたら時間が掛かる人
 特にカウンターでオーダーするスタイルのカフェでは、「空いている時ならいいけれど、後ろに並んでいる人が沢山いる状況で、迷いまくって注文に時間が掛かる客にはイラッとしてしまう」とのこと。また、スタンプカード等を探すのにえらく手間取って、後ろのお客さんのイライラ度を上げるタイプにもお困りのよう。カウンターの流れを止めないように、サクッとオーダーや支払いをしたいものですね。

5. 混んでいるのに広い席を独占する人
 1人で来たのに広い4人席を占領したり、混んでいるのに隣の席に荷物を置いたりするお客さんも嫌がられています。「昔は、お好きな席にどうぞと言っていましたが、それだと混んで来た時にほかのお客さんを待たせてしまうことも多く、こちらにどうぞと決めた席に誘導している」という店員さんもいましたが、「混んで来たら移動するから!」と勝手に広い席に座ってしまう客もいて困らされることも。

カフェで気持ちよく過ごすなら、こんなお客さんになろう。

 カフェ店員さんの語る5つの嫌いな客の特徴を読んで、「いるいる、そんな客」と感じた方も多いのではないでしょうか。おしゃれなカフェを使い慣れていない方の中には、自分も困った客だったかも…と思う項目があったかもしれません。しかし、カフェ店員さんから上がった声は、あくまで常識の範囲内なら問題のないことばかり。他のお客さんに迷惑を掛けないことさえ気をつければ、それほど神経質になることもありません。

 一方、「こんなお客さんは気持ちいい」「また来て欲しい」と感じるお客さんについても伺ってみました。

・短時間でサッとコーヒーを飲んで立ち去る、爽やかなお客さん。そんな常連さんがいて、かっこいいです。
・チェーン系カフェでも、退店時に「ごちそうさまでした」と言ってくれる客。めったにいないだけに、一言言われると嬉しいし良いお客さんだなと思う。
・飲物を運んだ時に無言ではなく、「有難う」などと言ってくれる客。
・テーブルやトイレなどを汚さないマナーのあるお客さん。

 いくらリラックスできるカフェでも、自室のように好き勝手にするのは嫌われる客になってしまいます。挨拶や、他のお客さんとの共同スペースであるということを忘れなければ、自分にとっても店員さんにとっても、気持ちのいいコーヒータイムを過ごせるのではないでしょうか。

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