日本人の車、一番多いメーカー・色・平均使用年数は?
あなたの今の愛車は、どんな車ですか? 若者の車離れが叫ばれる中、日本の大手車メーカーはこれからの時代に響くカーデザインを求めて各社しのぎを削っています。では、現在日本で最も人気の車メーカーやボディの色は何でしょうか。そして使用年数は? 国土交通省の協力機関である自動車検査登録情報協会の統計をもとにご紹介します。
<メーカー別保有台数(乗用車)>
1位 トヨタ自動車(47.39%)
2位 日産自動車(14.93%)
3位 本田技研工業(14.21%)
4位 輸入車(9.74%)
5位 マツダ(5.25%)
6位 SUBARU(3.64%)
7位 スズキ (2.37%)
8位 三菱自動車工業 (2.07%)
9位 ダイハツ工業 (0.32%)
10位 いすゝ゛自動車 (0.05%)
※普通乗用車、小型乗用車含む。数字は計39,533,782台中の割合
参考:自動車検査登録情報協会「メーカー別保有台数」平成30年3月末現在
全体の約半数の人が、トヨタの車を選んでいるという結果に。トヨタは「日本の代表的自動車メーカーだから」「品質が高くて故障が少ない」(株式会社マイナビアンケート「好きな自動車メーカーは?(https://news.mynavi.jp/article/20121107-a086/)」より)と、ネームバリューとともに品質、安全面で最も信頼性があるという意見が目立ちます。
しかし同様の調査において、トラックをはじめとする貨物車では、1位のトヨタ(32.38%)に続き2位にいすゝ゛(17.01%)、3位日産(14.79%)、4位に日野(9.84%)がランクイン。バイクなどの小型二輪車においては国内メーカーでは本田が首位(23.58%)となっています。各メーカーの得意分野をきちんと加味して車選びをしている人が多いといえるでしょう。
<外国メーカー車新規登録台数(2018年上半期)>
1位 メルセデスベンツ 30,934台(20.75%)
2位 フォルクスワーゲン 25,290台(16.97%)
3位 BMW 24,460台(16.41%)
参考:日本自動車輸入組合(JAIA)「2018年度上半期輸入車新規登録台数」
さらに駐車場でおなじみ「タイムズ24」のパーク24が会員向けに行ったアンケートによれば「憧れのカーブランド」のトップ5はすべて輸入車となっており、堂々の1位は2年連続で高級車のフェラーリ。憧れる理由として「手が届かないから(52%)」を選んだ人が最も多かったそうです。手が届かない分、より強く憧れてしまうのかもしれません。
<一度は乗ってみたいと思う憧れのカーブランド>
1位 フェラーリ (17%)
2位 レクサス・ポルシェ (12%)
4位 BMW 11%
5位 メルセデスベンツ 10%
参考:タイムズクラブ会員8,930名「クルマへの興味」に関するアンケート
<乗用車の塗色別保有台数>
1位 白(ホワイト系)/47.55%
2位 灰(グレー、シルバー系)/20.61%
3位 黒(ブラック系)/15.40%
4位 青(ブルー系)/6.35%
5位 赤(レッド系)/4.43%
6位 茶(ブラウン系)/1.71%
7位 紫(パープル系)/1.44%
8位 緑(グリーン系)/1.39%
9位 黄(イエロー系)/0.77%
10位 橙(オレンジ系)/0.35%
※普通乗用車、小型乗用車含む。数字は計39,533,782台中の割合
参考:自動車検査登録情報協会「乗用車の塗色別保有台数」平成30年3月末現在
トップ3に並んだ白・灰・黒は、マイナビが行った「好きな自動車の色」の調査でもトップ3に選ばれています。この3色が、日本人がもっとも好む車の色だといえるでしょう。
マイナビのアンケートで白を選んだ人は、その理由を「無難な色だから」「よく見かける」「派手な色は年に合わない」など、車の塗装の定番かつ年齢を問わない色である点を挙げています。いっぽう、灰や黒を選ぶ人は「スポーティ(灰)」「赤や黒のアクセントが映える(灰)」「シックでかっこいい(黒)」「ステータスを感じる(黒)」など、色そのものに魅力を感じるという人が多いようでした。中には灰や黒は汚れが目立ちにくいという意見も。
ちなみに白・灰・黒は「無彩色」と呼ばれる色で、彩度と色味を感じられない色のこと。色が入っていないぶん、落ち着いた品の良い印象を与えます。自己主張よりも調和を好む日本人の感性に合っていることも、白・灰・黒人気をより不動のものとしているのかもしれません。
逆に黄や橙を選ばない理由として「目立つ(目立ちすぎる)」「派手」「下品」という声が散見されました。あまりに主張の強い色は周囲となじまないため、忌避する人が多いようです。
ずっと乗る車だからこそ、見た目のインパクトよりも周囲との調和を重視し、自分にとって飽きのこない色を選びたくなるのでしょう。
自動車検査登録情報協会の発表によると、軽自動車を除く乗用車の平均車齢は8.60年で、24年連続で過去最高齢を更新。車を長く使う人が増えたうえ、新車の需要が伸び悩んでいることが原因だとしています。また、平均使用年数は13.24年で、こちらも3年連続で過去最高となったそうです。
物を長く大切に使うことは素晴らしいことではあるものの、新車が売れないのは車業界にとっては大問題。それがよく表れている数字といえますね。
たび重なるメーカーの不祥事、高齢者やあおり運転による悲しい事故など、ネガティブなニュースが後を絶たない車業界。しかしいっぽうで運転免許交付条件の見直しや自動運転車の開発がますます加速度を増すなど、未来への明るいきざしも見えてきています。安全が約束された、思い思いの車選びを楽しむ未来も、そう遠くないかもしれません。
もっとも人気の車メーカー1位は「トヨタ」
日本人が所有する車で、もっとも選ばれている車メーカーは以下の通りとなっています。<メーカー別保有台数(乗用車)>
1位 トヨタ自動車(47.39%)
2位 日産自動車(14.93%)
3位 本田技研工業(14.21%)
4位 輸入車(9.74%)
5位 マツダ(5.25%)
6位 SUBARU(3.64%)
7位 スズキ (2.37%)
8位 三菱自動車工業 (2.07%)
9位 ダイハツ工業 (0.32%)
10位 いすゝ゛自動車 (0.05%)
※普通乗用車、小型乗用車含む。数字は計39,533,782台中の割合
参考:自動車検査登録情報協会「メーカー別保有台数」平成30年3月末現在
全体の約半数の人が、トヨタの車を選んでいるという結果に。トヨタは「日本の代表的自動車メーカーだから」「品質が高くて故障が少ない」(株式会社マイナビアンケート「好きな自動車メーカーは?(https://news.mynavi.jp/article/20121107-a086/)」より)と、ネームバリューとともに品質、安全面で最も信頼性があるという意見が目立ちます。
しかし同様の調査において、トラックをはじめとする貨物車では、1位のトヨタ(32.38%)に続き2位にいすゝ゛(17.01%)、3位日産(14.79%)、4位に日野(9.84%)がランクイン。バイクなどの小型二輪車においては国内メーカーでは本田が首位(23.58%)となっています。各メーカーの得意分野をきちんと加味して車選びをしている人が多いといえるでしょう。
日本人が一度は乗ってみたい車は「高級外車」が人気
ランキング4位に「輸入車」がランクインを果たしています。特に日本人に深く浸透している輸入車といえばメルセデスベンツ、フォルクスワーゲン、BMWで、この3社は毎年、海外メーカー車販売台数トップ3に入るほど。<外国メーカー車新規登録台数(2018年上半期)>
1位 メルセデスベンツ 30,934台(20.75%)
2位 フォルクスワーゲン 25,290台(16.97%)
3位 BMW 24,460台(16.41%)
参考:日本自動車輸入組合(JAIA)「2018年度上半期輸入車新規登録台数」
さらに駐車場でおなじみ「タイムズ24」のパーク24が会員向けに行ったアンケートによれば「憧れのカーブランド」のトップ5はすべて輸入車となっており、堂々の1位は2年連続で高級車のフェラーリ。憧れる理由として「手が届かないから(52%)」を選んだ人が最も多かったそうです。手が届かない分、より強く憧れてしまうのかもしれません。
<一度は乗ってみたいと思う憧れのカーブランド>
1位 フェラーリ (17%)
2位 レクサス・ポルシェ (12%)
4位 BMW 11%
5位 メルセデスベンツ 10%
参考:タイムズクラブ会員8,930名「クルマへの興味」に関するアンケート
日本人が好きな車の色トップ3は白・灰・黒
車を選ぶ上で、ボディを彩る塗装の色を重視する人は多いでしょう。日本人好みの車の色は、どんな色でしょうか。<乗用車の塗色別保有台数>
1位 白(ホワイト系)/47.55%
2位 灰(グレー、シルバー系)/20.61%
3位 黒(ブラック系)/15.40%
4位 青(ブルー系)/6.35%
5位 赤(レッド系)/4.43%
6位 茶(ブラウン系)/1.71%
7位 紫(パープル系)/1.44%
8位 緑(グリーン系)/1.39%
9位 黄(イエロー系)/0.77%
10位 橙(オレンジ系)/0.35%
※普通乗用車、小型乗用車含む。数字は計39,533,782台中の割合
参考:自動車検査登録情報協会「乗用車の塗色別保有台数」平成30年3月末現在
トップ3に並んだ白・灰・黒は、マイナビが行った「好きな自動車の色」の調査でもトップ3に選ばれています。この3色が、日本人がもっとも好む車の色だといえるでしょう。
マイナビのアンケートで白を選んだ人は、その理由を「無難な色だから」「よく見かける」「派手な色は年に合わない」など、車の塗装の定番かつ年齢を問わない色である点を挙げています。いっぽう、灰や黒を選ぶ人は「スポーティ(灰)」「赤や黒のアクセントが映える(灰)」「シックでかっこいい(黒)」「ステータスを感じる(黒)」など、色そのものに魅力を感じるという人が多いようでした。中には灰や黒は汚れが目立ちにくいという意見も。
ちなみに白・灰・黒は「無彩色」と呼ばれる色で、彩度と色味を感じられない色のこと。色が入っていないぶん、落ち着いた品の良い印象を与えます。自己主張よりも調和を好む日本人の感性に合っていることも、白・灰・黒人気をより不動のものとしているのかもしれません。
逆に黄や橙を選ばない理由として「目立つ(目立ちすぎる)」「派手」「下品」という声が散見されました。あまりに主張の強い色は周囲となじまないため、忌避する人が多いようです。
ずっと乗る車だからこそ、見た目のインパクトよりも周囲との調和を重視し、自分にとって飽きのこない色を選びたくなるのでしょう。
平均車齢は8.06年、平均使用年数は13.24年と過去最長
「車齢」とは車の年齢、つまり自動車が国内で新規に登録されてから(新車)の経過年のこと。平均車齢とは車齢の平均値で、車1台が長く使われる(=新車の販売台数が減る)ほど「車の高齢化」が進むことになります。自動車検査登録情報協会の発表によると、軽自動車を除く乗用車の平均車齢は8.60年で、24年連続で過去最高齢を更新。車を長く使う人が増えたうえ、新車の需要が伸び悩んでいることが原因だとしています。また、平均使用年数は13.24年で、こちらも3年連続で過去最高となったそうです。
物を長く大切に使うことは素晴らしいことではあるものの、新車が売れないのは車業界にとっては大問題。それがよく表れている数字といえますね。
たび重なるメーカーの不祥事、高齢者やあおり運転による悲しい事故など、ネガティブなニュースが後を絶たない車業界。しかしいっぽうで運転免許交付条件の見直しや自動運転車の開発がますます加速度を増すなど、未来への明るいきざしも見えてきています。安全が約束された、思い思いの車選びを楽しむ未来も、そう遠くないかもしれません。
<参考サイト>
・わが国の自動車保有動向(自動車検査登録情報協会)
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
・トヨタ自動車HP
https://toyota.jp
・日本自動車輸入組合(JAIA)
http://www.jaia-jp.org
・好きな自動車メーカーは? 国産車人気の中でBMWが4位にランクイン(マイナビ)
https://news.mynavi.jp/article/20121107-a086/
・好きな自動車の色は? トップ3は、ホワイト、ブラック、●●に(マイナビ)
https://news.mynavi.jp/article/20180504-625650/)」でも好きな色トップ3
・【パーク24】前回に続き、憧れのカーブランドTOPは「フェラーリ」(パーク24)
https://www.park24.co.jp/news/2019/01/20190109-1.html
・わが国の自動車保有動向(自動車検査登録情報協会)
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
・トヨタ自動車HP
https://toyota.jp
・日本自動車輸入組合(JAIA)
http://www.jaia-jp.org
・好きな自動車メーカーは? 国産車人気の中でBMWが4位にランクイン(マイナビ)
https://news.mynavi.jp/article/20121107-a086/
・好きな自動車の色は? トップ3は、ホワイト、ブラック、●●に(マイナビ)
https://news.mynavi.jp/article/20180504-625650/)」でも好きな色トップ3
・【パーク24】前回に続き、憧れのカーブランドTOPは「フェラーリ」(パーク24)
https://www.park24.co.jp/news/2019/01/20190109-1.html