社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.09.23

色選びに失敗しない!パーソナルカラーとは?

 近頃よく耳にする「パーソナルカラー」という言葉をご存じでしょうか? 生まれ持った肌や瞳、髪の色から判断される個人に似合う色のことで、最近では洋服選びや化粧品選びで広く浸透している概念になっています。パーソナルカラー講座やレッスンも人気で、今話題のワードのひとつとなっているのです。

パーソナルカラーとは?

 パーソナルカラーは個人が生まれ持った色によって左右されますが、「ピンクは似合わない、青が似合う」というものではなく、「ピンクの中でも似合うのはサーモンピンク、合わないのはローズピンク」といった風に、どの色味が似合うのかを診断するものです。

 メイクやファッションにパーソナルカラーを取り入れると、肌がきれいに見えたり顔色が良く若々しく見えるなど、印象をより良く見せる効果を得ることができます。逆にパーソナルカラーではない色を選んでしまうと、肌がくすんで見えてしまったり印象が暗く見えてしまうことも。どんな色味を身につけるかでその人の印象はガラリと変わるのです。

どうやってパーソナルカラーを知るのか?

 パーソナルカラーは四季になぞらえて4つのタイプに分けることができます。まずは黄みがかったあたたかい色が似合う「イエローベース」か、青みがかった涼しげな色が似合う「ブルーベース」のどちらかに分けられます。次に明るい色が似合うのか、落ち着いた色が似合うのかによって、下記の4タイプのいずれに該当するかを判断できます。

・春タイプ 
イエローベース×明るい色

 春のイメージ通りに、花のように明るくいきいきとしたクリアな色味や、フレッシュな印象のビタミンカラーが似合います。若々しくかわいらしい印象の人が多いので、くすみのある色や暗く重苦しい色はせっかくの透明感が消されてしまうので避けるのがベターです。

・夏タイプ 
ブルーベース×明るい色

 初夏を思わせるような優しくやわらかい、パステルカラーが似合う夏タイプさん。さわやかで上品な印象をまとっているので、ビビットなカラーは色に負けてしまうことも。暗すぎる色や黄みが強い色も浮いてしまう可能性があるので、優しい色味を選ぶようにしましょう。
 
・秋タイプ 
イエローベース×落ち着いた色

 シックで大人っぽい印象の人が多い秋タイプの人には、紅葉を連想させるような深みがあるナチュラルカラーが似合います。青みの強いショッキングピンクやブルーレッドは肌との相性がよくないので避けるのがよさそうです。

・冬タイプ 
ブルーベース×落ち着いた色

 コントラストがはっきりしたビビットなカラーや白・黒・グレーなどのモノトーンカラーが似合う冬タイプさん。髪や瞳が真っ黒で強い印象を持つのが特徴です。地味な色があまり似合わず、黄みの強い色も髪や瞳の色とは浮いてしまうのであまり相性は良くなさそうです。

 イエローベースかブルーベースか、明るい色が似合うのか暗い色が似合うのかを診断することによって、簡易的なパーソナルカラー診断をすることができます。もっと詳しく知りたい人はプロのカラー診断を受けるのも良いでしょう。プロの診断では顔の周りに色を置いて、どの色味が合うのかを見てもらえますが、思いがけない色が似合うこともあるので新しい発見につながることもあります。

自分のパーソナルカラーが分かったら

 自分がどのタイプに該当するかを知ると、服や化粧品を選ぶとき、アクセサリーを選ぶときの判断材料にもできます。自分のパーソナルカラーを知って、色選びの悩みから解放されてみませんか?

<参考サイト>
・第一印象でトクするパーソナルカラー|@cosme
https://www.cosme.net/html/spc/1310/about.html
・パーソナルカラーとは|ICB
https://www.icb-image.com/parsonalcolor/what.html
・パーソナルカラー自己診断
https://www.cecile.co.jp/sc/color/
・4つのカラーグループ|SalonDeLumiere
https://salon-de-lumiere.com/personalcolor/4color.html

~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か

アメリカは一体どうなってしまったのか。今後どうなるのか。重要な同盟国として緊密な関係を結んできた日本にとって、避けては通れない問題である。このシリーズ講義では、ほぼ1世紀にわたるアメリカ近現代史の中で大きな結節点...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/10
2

密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」

密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観

岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/20
3

島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本

島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本

編集部ラジオ2025(28)内側から見た日米社会の実状とは

ある国について、あるいはその社会についての詳細な実状は、なかなか外側からではわからないところがあります。やはり、その国についてよくよく知るためには、そこに住んでみるのがいちばんでしょう。さらにいえば、たんに住む...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/20
4

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方

人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
5

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授