社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「無くなってほしい世の中の風潮」アンケート結果
毎日の暮らしの中で、時勢の変化、世間の風潮に違和感を覚えることがあると思います。時代は変化していくものですが、「最近のこの風潮は無くなってほしい」、「定着してほしくない」と感じるものもあるはずです。
そこで今回は20~50代の男女30人に、「無くなってほしい世の中の風潮」についてアンケート。多くの人が「無くなってほしい!」と感じながらも、最近の世の中の傾向として目に余る事象をピックアップしていきます。
噂の根拠や信憑性など、リソースを確認しないでデマが拡散されるという事件が後を絶たない昨今。マスコミ発信の虚偽報道もありますが、個人間でもSNSの発達に伴いフェイクニュースをまき散らして大問題になることも増えています。「よくSNSなどで”さっきの情報はデマらしいので消しました”という書き込みを見かけますが、そろそろ気づけよと思います」(47歳男性)、「ニュースやネットの情報が全て正しいと疑いもしない感覚が蔓延している」(31歳女性)という声が集まりました。
2・イケメン〇〇、美人過ぎる〇〇という言い回し
「新進気鋭のアスリートやアーティストが出てくると、その才能や努力よりイケメンだとか美人だとか、そんなコピーばかりつけるのはもう飽き飽き」(27歳女性)、「イケメンって言っとけば喜ぶだろう、注目するだろう、そんな女性達の感性を舐めた雰囲気は無くなってほしいです」(35歳女性)など、まずルックスの良さを協調するメディアの手法や風潮に、多くの女性達から批判が集まりました。美男美女は相変わらず人気ですが、そこを協調し過ぎると古臭いイメージになりつつあるのかも。
3・「不謹慎」「自粛しろ」という空気読めムード
痛ましい事件や災害が起きた時、そうとは知らずタイミング悪く楽しげな様子をネット等にアップする著名人に対して、「不謹慎」「自粛するべき」とバッシングで炎上することも増えています。「人が楽しんでいるのを罰するような声が高まるのは怖い」(40歳女性)、「空気を読むのが正義みたいな風潮を感じる。悪意がないことに対しても不謹慎と騒ぎ過ぎ」(38歳男性)など、不適切に感じた他人の行動をすぐ非難する傾向も無くなってほしい風潮のひとつのようです。
4・過熱しては消えていくインスタ映えフード
「タピオカ、タピオカ、ってタピオカ屋ばかり増えている風潮。皆が皆、同じ物を食べたいのが気持ち悪い」(29歳女性)、「インスタ映えする食べ物の行列に並んで、買ったら一口食べて写真撮って捨てる。そんな目的の食べ物やスイーツの流行は無くなってほしい」(40歳男性)、こんな声もいくつか聞かれました。ナタデココやパンケーキ、山のように積まれたローストビーフ丼など色々な流行がありましたが、皆が食べているから…というような最近の食文化の衰退を案じる年輩の方も多くいました。
5・「日本終わった」「日本死ね」自国へのネガティブ発言
日本の政策に不満を持っている人なら、このまま日本はどうなってしまうのと思っている人も多いはず。しかし「日本はもう終わった」とか「日本死ね」という言葉が蔓延する状況に異を唱える声も。「正直未来に不安はありますが、自分も日本の一部。自国を否定して終わりじゃ、無責任」(50歳男性)、「日本はダメだ、って受け身な被害者面で言う人も多いけれど、自分だって”日本”なんだよ、と気づいてほしい」(42歳男性)、こんな厳しい声も寄せられました。
これらの声や上記の5つを並べてみると、SNSなどのメディア上での人々の言動に関するものや影響を受けているものが多く、最近の世の中の風潮は「ネット」という社会から育っていくという側面も否定できない事実です。情報をどう扱い、受信し、発信していくか。ひとりひとりが情報を介して世の中の流れを作っていることを、今こそ意識してみるべき時なのかもしれませんね。
そこで今回は20~50代の男女30人に、「無くなってほしい世の中の風潮」についてアンケート。多くの人が「無くなってほしい!」と感じながらも、最近の世の中の傾向として目に余る事象をピックアップしていきます。
もうやめよう! 最近のこんな風潮に異を唱えたい。
1・デマを鵜呑みにして拡散する人が増えている噂の根拠や信憑性など、リソースを確認しないでデマが拡散されるという事件が後を絶たない昨今。マスコミ発信の虚偽報道もありますが、個人間でもSNSの発達に伴いフェイクニュースをまき散らして大問題になることも増えています。「よくSNSなどで”さっきの情報はデマらしいので消しました”という書き込みを見かけますが、そろそろ気づけよと思います」(47歳男性)、「ニュースやネットの情報が全て正しいと疑いもしない感覚が蔓延している」(31歳女性)という声が集まりました。
2・イケメン〇〇、美人過ぎる〇〇という言い回し
「新進気鋭のアスリートやアーティストが出てくると、その才能や努力よりイケメンだとか美人だとか、そんなコピーばかりつけるのはもう飽き飽き」(27歳女性)、「イケメンって言っとけば喜ぶだろう、注目するだろう、そんな女性達の感性を舐めた雰囲気は無くなってほしいです」(35歳女性)など、まずルックスの良さを協調するメディアの手法や風潮に、多くの女性達から批判が集まりました。美男美女は相変わらず人気ですが、そこを協調し過ぎると古臭いイメージになりつつあるのかも。
3・「不謹慎」「自粛しろ」という空気読めムード
痛ましい事件や災害が起きた時、そうとは知らずタイミング悪く楽しげな様子をネット等にアップする著名人に対して、「不謹慎」「自粛するべき」とバッシングで炎上することも増えています。「人が楽しんでいるのを罰するような声が高まるのは怖い」(40歳女性)、「空気を読むのが正義みたいな風潮を感じる。悪意がないことに対しても不謹慎と騒ぎ過ぎ」(38歳男性)など、不適切に感じた他人の行動をすぐ非難する傾向も無くなってほしい風潮のひとつのようです。
4・過熱しては消えていくインスタ映えフード
「タピオカ、タピオカ、ってタピオカ屋ばかり増えている風潮。皆が皆、同じ物を食べたいのが気持ち悪い」(29歳女性)、「インスタ映えする食べ物の行列に並んで、買ったら一口食べて写真撮って捨てる。そんな目的の食べ物やスイーツの流行は無くなってほしい」(40歳男性)、こんな声もいくつか聞かれました。ナタデココやパンケーキ、山のように積まれたローストビーフ丼など色々な流行がありましたが、皆が食べているから…というような最近の食文化の衰退を案じる年輩の方も多くいました。
5・「日本終わった」「日本死ね」自国へのネガティブ発言
日本の政策に不満を持っている人なら、このまま日本はどうなってしまうのと思っている人も多いはず。しかし「日本はもう終わった」とか「日本死ね」という言葉が蔓延する状況に異を唱える声も。「正直未来に不安はありますが、自分も日本の一部。自国を否定して終わりじゃ、無責任」(50歳男性)、「日本はダメだ、って受け身な被害者面で言う人も多いけれど、自分だって”日本”なんだよ、と気づいてほしい」(42歳男性)、こんな厳しい声も寄せられました。
情報が「世の中の風潮」を生み出していく?
皆さんも、同じように無くなってほしい世の中の風潮がありましたか?その他には、「不倫に対するバッシング報道が過剰になりつつある風潮」、「悪事をはたらいても、死んだら美談ばかりする風潮」、「まるで自警団のように不適切なことをした個人を特定してネットに晒す風潮」なども挙げられました。これらの声や上記の5つを並べてみると、SNSなどのメディア上での人々の言動に関するものや影響を受けているものが多く、最近の世の中の風潮は「ネット」という社会から育っていくという側面も否定できない事実です。情報をどう扱い、受信し、発信していくか。ひとりひとりが情報を介して世の中の流れを作っていることを、今こそ意識してみるべき時なのかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「私をお母さんと呼ばないで」…突然訪れた逆境の意味
逆境に対峙する哲学(2)運命・世界・他者
西洋には逆境は神が与える運命という考え方があり、その運命をいかに克服するかを考えたのがストア派だった。しかし、神道が説くように「ヒトもカミ」であれば、それに気づく瞬間は逆境の中にこそ存在するはずである。「他者で...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/20
「武器商人」となったアメリカ…ディール至上主義は失敗!?
戦争とディール~米露外交とロシア・ウクライナ戦争の行方
2025年8月、米露、米ウクライナ、EUの首脳会談が相次いで実現した。その成果だが、中でもロシアにとって大成功と呼べるものになった。ディール至上主義のトランプ政権を手玉に取ったロシアが狙う「ベルト要塞」とは何か。事実上...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/12/21
古き良きヨーロッパのキリスト教社会が克明にわかる名著
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(1)古き良きキリスト教社会
渡部昇一氏には、若き頃に留学したドイツでの体験を記した『ドイツ留学記(上・下)』(講談社現代新書)という名著がある。1955年(昭和30年)から3年間、ドイツに留学した渡部昇一氏が、その留学で身近に接したヨーロッパ文明...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/10/23
豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割
豊臣と羽柴…二つの名前で語られる秀吉と秀長だが、その違いは何なのか。また、これまで秀長には秀吉の「補佐役」というイメージがあったが、史実ではどうなのか。実はこれまで伝えられてきた羽柴(豊臣)兄弟のエピソードにはか...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/18
ルソーの「コスモポリタニズム批判」…分権的連邦国家構想
平和の追求~哲学者たちの構想(4)ルソーが考える平和と自由
かのジャン=ジャック・ルソーも平和問題を考えた一人である。個人の「自由意志」を尊重するルソーは、市民が直接参加して自分の意思を反映できる小さな単位を基本としつつ、国家間紛争を解決する手段を考えた。「自由の追求」に...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/16


