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年収、貯金額、身長体重…40代の平均値
2019年時点で40代といえば、1970年代生まれです。第二次ベビーブームともいわれる団塊の世代ジュニアですね。大学を卒業する頃、バブル景気崩壊につづいて、就職氷河期を経験した世代です。今回は、そんな厳しい環境の中でサバイバルしてきた現40代のプロフィールについてみていきたいと思います。
40代前半は男性が569万円、女性が308万円、40代後半は男性が630万円、女性が310万円となります。どの年代でも男女での格差が大きいので、平均値でみるとさらに低めに感じられるのではないでしょうか。
なお、10年の推移をみてみると、リーマンショックのあった2008年は40代前半で494万円あったのに対し、翌年は466万円と30万円近く年収が落ちています。徐々に回復しているものの、いまだリーマンショック前の水準には戻っていないのが実状です。さらに、40代前半と後半の年収格差も広がりつつあることも伺えます。
現40代は、ネガティブな社会情勢の影響を多分に受けてきた世代といってよいかもしれません。
世代ごとに体格はよくなっているのですが、1970年生まれである現40代の平均的な身長体重は、女性158.2cm・55.8Kg、男性171.2cm・71.3cmです。
・睡眠時間
1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高く、男性 35.0 %、女性33.4 %に対して、40代では6時間未満の者の割合が最も高く、それぞれ 48.5 %、 52.4 %でした。こうした睡眠時間から、仕事や育児の負荷の高い世代であることがよくわかりますね。
・喫煙
習慣的に喫煙している者の割合をみてみると、男性平均29.4%に対して39.6%、女性平均7.2%に対して12.3%と年齢的にもっとも喫煙比率の高い世代となります。 団塊の世代である親の生活習慣の影響か、もしくはこの世代特有の高ストレスの代償でしょうか。喫煙習慣の比率の高さは気になるところです。
・飲酒
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合をみてみると、男性平均14.7%に対して21.4%、女性平均8.6%に対して15.2%と年齢的にもっとも飲酒比率の高い世代となります。働き盛り特有の呑みニュケーションが影響していそうですが、過度の飲酒には気をつけたいところです。
いかがでしたでしょうか?1970年代生まれで現40代には、堀江貴文さん、サイバーエージェントの藤田晋さん、グリーの田中良和さん、笠原健治さん、そして前澤友作さんと、著名な経営者やIT長者が多いです。逆境から成功した人が多く、世界をどのように牽引していくか期待の大きい世代ということができそうです。
平均年収は男女平均で482万
気になる平均年収ですが、国税庁『平成29年度 民間給与実態統計調査』によると、男女平均で482万になります。このデータは全雇用形態、全学歴、全企業規模をすべて含んだ平均値なので、大卒で長年同じ会社に勤めている人にとっては「低いな」と感じられる額面かもしれません。40代前半は男性が569万円、女性が308万円、40代後半は男性が630万円、女性が310万円となります。どの年代でも男女での格差が大きいので、平均値でみるとさらに低めに感じられるのではないでしょうか。
なお、10年の推移をみてみると、リーマンショックのあった2008年は40代前半で494万円あったのに対し、翌年は466万円と30万円近く年収が落ちています。徐々に回復しているものの、いまだリーマンショック前の水準には戻っていないのが実状です。さらに、40代前半と後半の年収格差も広がりつつあることも伺えます。
現40代は、ネガティブな社会情勢の影響を多分に受けてきた世代といってよいかもしれません。
貯蓄現在額が1012万、負債現在額が1105万円
貯蓄と負債についてもみていきましょう。総務省の家計調査報告(貯蓄・負債編) -2018年(平成30年)平均結果によると、40代の世帯主の貯蓄現在額が1012万、負債現在額が1105万円であることが報告されています。40代は、家のローンや子どもの教育費のピークともいってよい世代で、50代に入ってようやく貯蓄現在額が1778万、負債現在額が683万円と負債超過がクリアされることになります。40代の身体と生活習慣
現40代の身体的スペックと生活習慣もみていきましょう。世代ごとに体格はよくなっているのですが、1970年生まれである現40代の平均的な身長体重は、女性158.2cm・55.8Kg、男性171.2cm・71.3cmです。
・睡眠時間
1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高く、男性 35.0 %、女性33.4 %に対して、40代では6時間未満の者の割合が最も高く、それぞれ 48.5 %、 52.4 %でした。こうした睡眠時間から、仕事や育児の負荷の高い世代であることがよくわかりますね。
・喫煙
習慣的に喫煙している者の割合をみてみると、男性平均29.4%に対して39.6%、女性平均7.2%に対して12.3%と年齢的にもっとも喫煙比率の高い世代となります。 団塊の世代である親の生活習慣の影響か、もしくはこの世代特有の高ストレスの代償でしょうか。喫煙習慣の比率の高さは気になるところです。
・飲酒
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合をみてみると、男性平均14.7%に対して21.4%、女性平均8.6%に対して15.2%と年齢的にもっとも飲酒比率の高い世代となります。働き盛り特有の呑みニュケーションが影響していそうですが、過度の飲酒には気をつけたいところです。
いかがでしたでしょうか?1970年代生まれで現40代には、堀江貴文さん、サイバーエージェントの藤田晋さん、グリーの田中良和さん、笠原健治さん、そして前澤友作さんと、著名な経営者やIT長者が多いです。逆境から成功した人が多く、世界をどのように牽引していくか期待の大きい世代ということができそうです。
<参考サイト>
・総務省:家計調査報告
https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2018_yoyaku.pdf
・厚生労働省:平成29年国民健康・栄養調査結果の概要
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450171&kikan=00450&tstat=000001041744&cycle=7&tclass1=000001123258&stat_infid=000031803410&result_page=1&cycle_facet=cycle
・総務省:家計調査報告
https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2018_yoyaku.pdf
・厚生労働省:平成29年国民健康・栄養調査結果の概要
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450171&kikan=00450&tstat=000001041744&cycle=7&tclass1=000001123258&stat_infid=000031803410&result_page=1&cycle_facet=cycle
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