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贅沢してないのにお金が溜まらないのはなぜ?
お金を貯める時代じゃない、働かせる時代だとうたわれる昨今ですが、元手がなければ働かせることもできません。
贅沢しているつもりはないのに働かせるようなお金がない、貯まらないとお嘆きの方も多いのではないでしょうか?どうにもお金が貯められない、そんな人に見られがちな特徴をリポートします。
◆支出の内訳を把握していない人
お金が貯まらないのは収入が少ないせい……そう考えるのは自然な流れのように思えて、意外とそうでもないようです。高年収のパートナーと結婚したつもりが家計は火の車、なんて話も方々で聞かれます。貯まらないということはその分使っているということ、お金が貯められない人は収入よりも支出がネックになっています。
一般的な支出の内訳を見てみますと、
1、食費や家賃、光熱費といった、生きていくために必要な「生活費」
2、将来のためのスキルアップやもしものための保険、資産を増やすための「投資」
3、趣味や娯楽といった人生に潤いをもたらすための「消費」
この3つが主なところになります。
お金が貯まらない人の特徴に、「支出」がどれくらいあるのか把握できていないということがしばしばあげられます。代表的なのは、クレジットカードの月々の明細を見ていないという人でしょう。カードが止められていないから残高は大丈夫……なんてスタンスではいつまでも貯金はできません。収入と支出の見える化が大切です。
◆小銭も積もればそれなりの金額に……習慣的に支出のある人
何気なく使っている小額のお金がけっこうな支出になっているケースもしばしば見られます。毎朝仕事前に寄るカフェのコーヒー、帰り道に寄ったコンビニで買っている新作のスイーツや缶ビール、年間ではけっこうな額になっているものです。
もちろん、その習慣が仕事モードのスイッチのオンオフに必要なのだという人もあるでしょう。そういう方は、優先順位の低い習慣はとりやめる、回数を減らすなどしてみてはいかがでしょう。削ったお金はつもり貯金として貯金箱へ入れるのも良い貯蓄術です。
◆自分へのご褒美をし過ぎな人
今日は頑張った自分にご褒美! スイーツやエステ、サウナに高いお酒、ウィンドウショッピングにプチ旅行……でもそれ、今月何回目? なんて人、周りに居ないでしょうか。貯蓄下手の典型例として、自分へのご褒美をあげすぎるなんて話がよく聞かれます。モチベーションを上げるのは大切ですが、回数が多すぎる自分ご褒美はさほどのリフレッシュ効果もなく、お金だけが出て行ってしまいがち。頑張りどころと息抜きのメリハリをしっかりつけることが大切です。
また、最近では若い世代だけではなく、中高年にもハマる人の多いアプリのゲームですが、課金するのが癖になってしまっている人も要注意です。イベントのたびについつい課金してしまうなんてケースも多々見られます。貯蓄のためには、アプリゲームに限らず趣味のために使える額の上限をあらかじめ決めておく必要があるでしょう。
◆一発逆転を狙いがちな人
ゼロ金利時代を生き抜くのに必須ともいわれる投資、近年では株や仮想通貨などで億万長者になったなどの成功例が報じられる一方で、虎の子を失って茫然自失している世間の嘆きもよく聞かれます。
少ない年収をカバーするために投資で一発逆転! という賭けに出てしまうタイプの人も、残念ながら投資どころか貯蓄も不得手なようです。徹底した情報収集と、一時の周囲の熱に惑わされない冷静さが欠かせないのが投資です。一発逆転を狙ってしまえばギャンブルとなんらかわりありません。損をした分を取り戻すために家族の貯金や保険を解約して、なんて泥沼になってしまったら今ある人生さえ失いかねません。あくまでも投資は余剰金から、その準備のために貯金できる辛抱強さを身につけてから臨むのがお勧めです。
◆どこまで抑える? 人間関係の支出「交際費」
年末年始や歓送迎会の季節は交際費が嵩みがちになりますよね。また職場に限らず、ママ友とのお茶会、親戚の集まりや、友人知人らと遊びにいくのにかかるお金がネックになっている人もあると思われます。顔の広い人ほど、交際費に圧迫されお金が貯まらないということがあるようです。そんな人間関係なんて不要と割り切る生き方を提唱する声も少なくありません。
けれども人間関係を断捨離しすぎて、孤独に悩む人が多いのもまた事実です。今後とも付き合っていきたいと思える人とは繋がりをキープできるよう交際費を出しておくのも「投資」と言えるかもしれません。
お金はあくまで手段になるもの、本当にみんなが貯蓄するだけになったら社会が成り立たなくなってしまいます。自分の中のお金を使う基準を明確にすることが何より大切です。
贅沢しているつもりはないのに働かせるようなお金がない、貯まらないとお嘆きの方も多いのではないでしょうか?どうにもお金が貯められない、そんな人に見られがちな特徴をリポートします。
◆支出の内訳を把握していない人
お金が貯まらないのは収入が少ないせい……そう考えるのは自然な流れのように思えて、意外とそうでもないようです。高年収のパートナーと結婚したつもりが家計は火の車、なんて話も方々で聞かれます。貯まらないということはその分使っているということ、お金が貯められない人は収入よりも支出がネックになっています。
一般的な支出の内訳を見てみますと、
1、食費や家賃、光熱費といった、生きていくために必要な「生活費」
2、将来のためのスキルアップやもしものための保険、資産を増やすための「投資」
3、趣味や娯楽といった人生に潤いをもたらすための「消費」
この3つが主なところになります。
お金が貯まらない人の特徴に、「支出」がどれくらいあるのか把握できていないということがしばしばあげられます。代表的なのは、クレジットカードの月々の明細を見ていないという人でしょう。カードが止められていないから残高は大丈夫……なんてスタンスではいつまでも貯金はできません。収入と支出の見える化が大切です。
◆小銭も積もればそれなりの金額に……習慣的に支出のある人
何気なく使っている小額のお金がけっこうな支出になっているケースもしばしば見られます。毎朝仕事前に寄るカフェのコーヒー、帰り道に寄ったコンビニで買っている新作のスイーツや缶ビール、年間ではけっこうな額になっているものです。
もちろん、その習慣が仕事モードのスイッチのオンオフに必要なのだという人もあるでしょう。そういう方は、優先順位の低い習慣はとりやめる、回数を減らすなどしてみてはいかがでしょう。削ったお金はつもり貯金として貯金箱へ入れるのも良い貯蓄術です。
◆自分へのご褒美をし過ぎな人
今日は頑張った自分にご褒美! スイーツやエステ、サウナに高いお酒、ウィンドウショッピングにプチ旅行……でもそれ、今月何回目? なんて人、周りに居ないでしょうか。貯蓄下手の典型例として、自分へのご褒美をあげすぎるなんて話がよく聞かれます。モチベーションを上げるのは大切ですが、回数が多すぎる自分ご褒美はさほどのリフレッシュ効果もなく、お金だけが出て行ってしまいがち。頑張りどころと息抜きのメリハリをしっかりつけることが大切です。
また、最近では若い世代だけではなく、中高年にもハマる人の多いアプリのゲームですが、課金するのが癖になってしまっている人も要注意です。イベントのたびについつい課金してしまうなんてケースも多々見られます。貯蓄のためには、アプリゲームに限らず趣味のために使える額の上限をあらかじめ決めておく必要があるでしょう。
◆一発逆転を狙いがちな人
ゼロ金利時代を生き抜くのに必須ともいわれる投資、近年では株や仮想通貨などで億万長者になったなどの成功例が報じられる一方で、虎の子を失って茫然自失している世間の嘆きもよく聞かれます。
少ない年収をカバーするために投資で一発逆転! という賭けに出てしまうタイプの人も、残念ながら投資どころか貯蓄も不得手なようです。徹底した情報収集と、一時の周囲の熱に惑わされない冷静さが欠かせないのが投資です。一発逆転を狙ってしまえばギャンブルとなんらかわりありません。損をした分を取り戻すために家族の貯金や保険を解約して、なんて泥沼になってしまったら今ある人生さえ失いかねません。あくまでも投資は余剰金から、その準備のために貯金できる辛抱強さを身につけてから臨むのがお勧めです。
◆どこまで抑える? 人間関係の支出「交際費」
年末年始や歓送迎会の季節は交際費が嵩みがちになりますよね。また職場に限らず、ママ友とのお茶会、親戚の集まりや、友人知人らと遊びにいくのにかかるお金がネックになっている人もあると思われます。顔の広い人ほど、交際費に圧迫されお金が貯まらないということがあるようです。そんな人間関係なんて不要と割り切る生き方を提唱する声も少なくありません。
けれども人間関係を断捨離しすぎて、孤独に悩む人が多いのもまた事実です。今後とも付き合っていきたいと思える人とは繋がりをキープできるよう交際費を出しておくのも「投資」と言えるかもしれません。
お金はあくまで手段になるもの、本当にみんなが貯蓄するだけになったら社会が成り立たなくなってしまいます。自分の中のお金を使う基準を明確にすることが何より大切です。
<参考サイト>
『贅沢をしていないのにお金が貯まらない人の3つの習慣』タマルWeb
https://www.aeonbank.co.jp/special/money/094/
『「投資」に向く人向かない人、7つの違いとは?』マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20190902-885474/
『贅沢をしていないのにお金が貯まらない人の3つの習慣』タマルWeb
https://www.aeonbank.co.jp/special/money/094/
『「投資」に向く人向かない人、7つの違いとは?』マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20190902-885474/
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