社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2020.07.20

元カレ・元カノとの復縁はアリ?ナシ?

 「元サヤ」「ヨリを戻す」、そんな男女関係の復活を表す言葉が多々あるように、実際に元カレ・元カノと復縁した経験がある方は案外いるものです。一度別れたからこそ分かる相手の大切さもあると思いますが、つい寂しさに負けて腐れ縁のような形で復縁してしまうカップルもいるのではないでしょうか。

 そこで今回は30人の男女に「元カレ・元カノとの復縁」について、アリ派/ナシ派、それぞれの意見を聞いて復縁に関する意識を調査しました。

アリ派に聞く。復縁は別にイケナイことじゃない?

 まずは意外と多く集まったアリ派の意見からご紹介していきます。

「もう一度”好き”だと思えるのは素敵なこと」
 アリだと思います。若い時は自分勝手だったり、お互いのタイミングが合わなくて別れることもあるだろうけれど、成長してまた好きと思えるなら問題ないし素敵です。(32歳女性)

「未練タラタラでいるなら復縁してみるのも手」
 いつまでも未練を残すよりも、好きならもう一度付き合いたいと伝えるべき。それで気持ちが通じれば、別に復活してもいいと思う。(40歳男性)

「もう以前のようにカッコつけないで付き合えるかも」
 なんだかんだ、元カノとは気心が知れているので、カッコつけたりしなくてもいいから楽。相手が望めば復縁も全然アリです。(34歳男性)

「復縁なら、相手を客観的に見られる面も」
 お互いのいい所も悪い所も知っている相手なら何でも話せるし、同じ気持ちなら復縁もいいと思います。(38歳男性)

 アリ派の意見には「好きならためらわず復縁すべき」「古い付き合いでもあるので理解があり関係が楽」という2つの傾向があるようです。

ナシ派に聞く。ポジティブな復縁なんてありえない?

 続いてナシ派の厳しい声もご紹介します。

「また別れることになるのでは?と不安」
 前回別れた原因を結局許せず疑心暗鬼になったり、また同じ失敗を繰り返すのではと不安を拭えないと思うのでナシです。(35歳女性)

「ズルズルと腐れ縁になりがちだからNG」
 周りで復縁している人も多いけれど、寂しいからとか他にいないからとズルズル付き合っているだけのカップルも多く、自分はナシだなと感じる。(32歳男性)

「恋愛より友達感覚が勝ってしまい飽きる」
 新鮮な気持ちで付き合えなそう。つい相手を雑に扱ったり、恋愛より友達みたいな感覚になって退屈になってしまうと思います。(41歳女性)

「過去の相手になびくのは平静じゃない時」
 元カレを懐かしく思ったりするのは自分が弱っている時なので、対等な良い関係で復縁するのは難しいと思う。(45歳女性)

 ナシ派からは「復縁はネガティブな要素をはらんでいる可能性もある」「結局過去を拭えず同じ失敗をする」という、プラスの気持ちで復縁するとは限らないという意見が多く聞かれました。

元カレ・元カノとの復縁経験者に学ぶ、復縁の教訓とは

 復縁するもしないもまったくもって個人やカップルの自由ですが、いざ自分事となると悩んでしまうこともありそうです。実際に復縁した経験のある3人の男女にその詳細を聞かせてもらい、復縁する前に知っておきたい心構えをご紹介します。

「復縁した途端、恋が冷めることもある!」 
 振られた元カレが忘れられず1年後に「もう一度付き合って」と告白したら、そんなに思ってくれていたなら、と受け止めてくれました。しかし”また付き合えた”ということで満足してしまい、その後は気持ちが盛り上がらず自然消滅。復縁はできても、続けるにはお互いの気持ちやスタンスが一緒じゃないと厳しいですね。(47歳女性)

「復縁するなら、”もう別れない”と覚悟を決めてからにすべき」
 お互い恋人がいない時期に一緒に過ごす時間が増え、なんとなく元カノと復縁してしまったことがあります。彼女はいつまでもズルズルしているのは嫌だから今度こそ結婚しようと迫って来ましたが、そんな気のない自分はビビって逃げ、今でもズルい男と言われています。簡単に復縁はするもんじゃないです。(40歳男性)

「安心感とトキメキ、その両方が復縁には重要です」
 なんと中学生の時に付き合っていた元カレと35歳を過ぎてから再会し復縁、結婚しました。お互いに知らない時間を過ごして成長した姿にドキドキや新鮮さもあり、幼馴染みのような安心感もあり。昔の話も今の話もできるので、ずっと繋がっていたような運命的な気持ちにもなり夫婦仲良くやっています。(38歳女性)

 気心も知れ、かつて1度は好き合っていた男女だと、情に流されたり人恋しさでお互いに凭れ掛かってしまうこともあると思います。実は元カレ・元カノと復縁することはそれほどハードルは高くなく、そこから先の関係を維持することの方が難しいのではないでしょうか。都合のいい関係や妥協した関係にしないためにも、初めて出会って付き合うカップル以上に、復縁するカップルには覚悟と意識的な努力が必要なのかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割

豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割

豊臣と羽柴…二つの名前で語られる秀吉と秀長だが、その違いは何なのか。また、これまで秀長には秀吉の「補佐役」というイメージがあったが、史実ではどうなのか。実はこれまで伝えられてきた羽柴(豊臣)兄弟のエピソードにはか...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/18
黒田基樹
駿河台大学法学部教授 日本史学博士
2

日本の外交には「インテリジェンス」が足りない

日本の外交には「インテリジェンス」が足りない

インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動

国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
中西輝政
京都大学名誉教授 歴史学者 国際政治学者
3

葛飾北斎と応為の見事な「画狂人生」を絵と解説で辿る

葛飾北斎と応為の見事な「画狂人生」を絵と解説で辿る

編集部ラジオ2025(31)絵で語る葛飾北斎と応為

葛飾北斎と応為という「画狂親娘」の人生と作品について、堀口茉純先生にそれぞれの絵をふんだんに示しながら教えていただいた講義を、今回の編集部ラジオで紹介しました。

葛飾北斎といえば知らぬ人はいない江戸の絵...
収録日:2025/12/04
追加日:2025/12/18
4

平和の実現を哲学的に追求する…どんな平和でもいいのか?

平和の実現を哲学的に追求する…どんな平和でもいいのか?

平和の追求~哲学者たちの構想(1)強力な世界政府?ホッブズの思想

平和は、いかにすれば実現できるのか――古今東西さまざまに議論されてきた。リアリズム、強力な世界政府、国家連合・連邦制、国連主義……。さまざまな構想が生み出されてきたが、ここで考えなければならないのは「平和」だけで良...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/08
川出良枝
東京大学名誉教授 放送大学教養学部教授
5

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制

「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授