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DATE/ 2020.09.20

やる価値あり!金運アップのジンクスは?

 誰しもお金とは無縁では生きていけません。しかしながらお金の心配事から解放されている人は少なく、したがって多くの人は「もっとお金がほしいなぁ」と手持ちのお金が増えることや金運がアップすることにあこがれや願望を抱いています。

 そのため、お金や金運アップにまつわるジンクスやおまじない、言い伝えや格言などは、古今東西に多数あります。今回はその中から、比較的に負担が少なく、やる価値あり!な金運アップのジンクスを取り上げ、紹介してみたいと思います。

金運アップジンクス1・お金を丁寧に扱う

 金運アップを言い換えると、“お金が自分のところにたくさんやってくる状態”です。そのためは、まずはお金を喜ばせること、具体的にはお金を丁寧に扱うことがよいといわれています。

 「お金を丁寧に扱う」にまつわる金運アップジンクスには、「お金を擬人化して感謝の言葉をかける」「小銭を支払う際は片手を添える」「お札は両手で扱う」「お札を財布に入れる際は前後上下の向きを揃えて頭を下にして入れる」「お札と小銭は別々に保管する」などが挙げられます。

金運アップジンクス2・財布を大切にする

 自身のお金を保護してくれる最も身近な相棒として、財布を大切にしましょう。財布にまつわる金運アップジンクスには、「財布にレシートを溜めこまない」「使わないカード類などは整理して財布をすっきりさせる」「財布の汚れはこまめに落として清潔を保つ」などがあります。

 なお、「財布は長財布がよい」「財布の色は黄色や紺色がよい」「財布の素材は蛇皮がよい」など財布本体にまつわるジンクスも多々ありますが、あくまで財布は実用品です。使い勝手がよく趣味に合うといった、使い手と相性がよく親しみをはぐくめる財布を選ぶことも大切です。

金運アップジンクス3・金運スポットの清浄

 金運も運の一種であり、運は気と同様に流れたり廻ったり運ばれたりすると考えられています。そのため、お金の出入口である財布だけでなく、そもそもの人や気の出入口ともいわれる「玄関をきれいにすると金運がアップする」といったジンクスもあります。

 また、水回りも金運と縁が深いといわれるスポットであるため、「水回りを清潔にすることも金運アップにつながる」ともいわれています。トイレやバスルーム、さらにはキッチンといった水回りのこまめな掃除と換気を心がけてみてください。

金運アップのための人間関係のススメ

 いかでしたでしょうか。あくまでジンクスであり因果関係は証明されていませんが、ジンクスには「縁起」(物事の成り行きを暗示する“吉凶のきざし”)が含まれています。ですから、格別の負担がなくそのうえでよいと思った習慣があれば、ぜひ取り入れてほしいと思います。

 また、運は目に見えませんが、運の乗り物にはカタチがあります。それは運を運んで他者、つまり人です。良質な人間関係は幸福な生活の基本ではありますが、“お金を介した”良質な人間関係も金運に欠かすことはできません。「お金は寂しがり屋」ともいわれるように、お金のめぐりのよい人には金運にまつわるよい話やお得な話自体が入ってきやすくなっています。

 日頃から「お金を介した関係の他者にも心からの感謝を言動で示す」こと。そのうえで、感謝やあたたかい心の発露から「人のためにもお金を使う」こと。お金を介した人間関係の運気を淀ませにないための心がけと取り組みも、金運アップのためにもぜひ実行をオススメいたします。

<参考文献・参考サイト>
・『お金を引き寄せる7つの法則』(佐藤人志著、グラフ社)
・『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』(井内由佳著、総合法令出版)
・『なぜ、あの人は運が良いのか?』(月行大道著、幻冬舎メディアコンサルティング)
・お金に好かれる人が実践している10の心がけ | マネーの達人
https://manetatsu.com/2016/01/56907/
・「ジンクス」『日本大百科全書』(宇田敏彦著、小学館)
・「縁起」『全文全訳古語辞典』(小学館)
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授