社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
世界で最も「魅力的な大都市」ランキング
国内、海外問わず、今行きたい都市を挙げるとすればどこでしょう。またこれまで訪れた都市で最も魅力的だったのはどこでしょう。ここでは「世界で最も魅力的な都市ランキング」をみながら、どのような都市にどのような魅力があるのかみてみましょう。
1位 京都(日本)
2位 リヨン(フランス)
3位 シンガポール
4位 シドニー(オーストラリア)
5位 ウィーン(オーストリア)
6位 東京(日本)
7位 ポルト(ポルトガル)
8位 ヘルシンキ(フィンランド)
9位 コペンハーゲン(デンマーク)
10位 リスボン(ポルトガル)
1位は日本の古都、京都でした。2019年のランキングでは1位の東京に次ぐ2位でしたが、2020年で初の1位です。記事によると京都の魅力は「古いものが保存されている一方で2011年の震災の影響ののち生まれ変わっている」としています。また「ミシュランの星付きレストランは100軒ほどある」としつつ「これとは別に本格的な食事を味わうには、200年の歴史をもつ旅館「金又」がおすすめ」とされています。
また、今回6位の東京は、前回まで4年連続で1位でした。東京の魅力は「超近代的なネオンの先の高層ビルと静謐な寺院の対比は、目覚めたくない夢のようなもの」とされています。過去と現代が渾然一体となっている魅力ということのようです。京都も東京も基本的には、古さと現代が混在している面白さ、ということに魅力があるようです。住んでいると気づかない部分も多いですが、日本の都市はやはりエキゾチックなのかもしれません。また、2位のフランスの都市リヨンは美食の都として、3位のシンガポールは成長著しく勢いあふれる都市国家として、それぞれ紹介されています。
1位 サン・ミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
2位 チェンマイ(タイ)
3位 メリダ(メキシコ)
4位 モンテカルロ(モナコ)
5位 ヴァレッタ(マルタ)
6位 ザルツブルグ(オーストリア)
7位 シエナ(イタリア)
8位 ヴィクトリア(カナダ)
9位 フィレンツェ(イタリア)
10位 エディンバラ(イギリス)
1位はメキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデという都市です。メキシコシティの北西にバスで4時間ほどの場所に位置し、スペイン植民地時代に手工業で栄えた都市とのこと。旅行サイトで調べてみると、中心地には華やかなサンミゲル教区教会があり、ギターやトランペット、バイオリンなどの楽器とともに歌うマリアッチでいつも賑やかとのこと。写真を見ていると赤い壁の教会や建物と青空との対比が美しいです。暖かくで穏やかな雰囲気は南米ならではといった感じのようです。実際に定年退職したアメリカ人も多く移住しているとのこと。
ちなみに国別のランキングで見ると、1位イタリア、2位スリランカ、3位ポルトガル、4位日本、5位ギリシャとなっています。日本は前回12位だったことからすると、再評価されつつあるようです。
世界で最も「魅力的な大都市」は京都
「世界で最も魅力的な都市ランキング」はアメリカの大手旅行雑誌コンデナスト・トラベラー誌が読者投票を行い、毎年秋に発表しているものです。今回は1988年から数えて今年で33回目となります。コンデナスト・トラベラー誌とは、アメリカの大手出版社コンデナストが出している旅行の専門誌です。主に世界の富裕層を中心にその読者数は世界各国におよそ330万人とも言われています。ということで、今回はこのCondé Nast Traveler “The Best Cities in the World:2020 Readers' Choice Awards” を元に、2020年のトップ10をみてみましょう。1位 京都(日本)
2位 リヨン(フランス)
3位 シンガポール
4位 シドニー(オーストラリア)
5位 ウィーン(オーストリア)
6位 東京(日本)
7位 ポルト(ポルトガル)
8位 ヘルシンキ(フィンランド)
9位 コペンハーゲン(デンマーク)
10位 リスボン(ポルトガル)
1位は日本の古都、京都でした。2019年のランキングでは1位の東京に次ぐ2位でしたが、2020年で初の1位です。記事によると京都の魅力は「古いものが保存されている一方で2011年の震災の影響ののち生まれ変わっている」としています。また「ミシュランの星付きレストランは100軒ほどある」としつつ「これとは別に本格的な食事を味わうには、200年の歴史をもつ旅館「金又」がおすすめ」とされています。
また、今回6位の東京は、前回まで4年連続で1位でした。東京の魅力は「超近代的なネオンの先の高層ビルと静謐な寺院の対比は、目覚めたくない夢のようなもの」とされています。過去と現代が渾然一体となっている魅力ということのようです。京都も東京も基本的には、古さと現代が混在している面白さ、ということに魅力があるようです。住んでいると気づかない部分も多いですが、日本の都市はやはりエキゾチックなのかもしれません。また、2位のフランスの都市リヨンは美食の都として、3位のシンガポールは成長著しく勢いあふれる都市国家として、それぞれ紹介されています。
魅力的な小都市トップ10
同誌では「世界で最も魅力的な小都市ランキング」も掲載されています。こちらは以下の通り。1位 サン・ミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
2位 チェンマイ(タイ)
3位 メリダ(メキシコ)
4位 モンテカルロ(モナコ)
5位 ヴァレッタ(マルタ)
6位 ザルツブルグ(オーストリア)
7位 シエナ(イタリア)
8位 ヴィクトリア(カナダ)
9位 フィレンツェ(イタリア)
10位 エディンバラ(イギリス)
1位はメキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデという都市です。メキシコシティの北西にバスで4時間ほどの場所に位置し、スペイン植民地時代に手工業で栄えた都市とのこと。旅行サイトで調べてみると、中心地には華やかなサンミゲル教区教会があり、ギターやトランペット、バイオリンなどの楽器とともに歌うマリアッチでいつも賑やかとのこと。写真を見ていると赤い壁の教会や建物と青空との対比が美しいです。暖かくで穏やかな雰囲気は南米ならではといった感じのようです。実際に定年退職したアメリカ人も多く移住しているとのこと。
ちなみに国別のランキングで見ると、1位イタリア、2位スリランカ、3位ポルトガル、4位日本、5位ギリシャとなっています。日本は前回12位だったことからすると、再評価されつつあるようです。
<参考サイト>
・The Best Cities in the World: 2020 Readers' Choice Awards│Condé Nast Traveler
https://www.cntraveler.com/galleries/2014-10-20/top-25-cities-in-the-world-readers-choice-awards-2014
・The Best Cities in the World: 2020 Readers' Choice Awards│Condé Nast Traveler
https://www.cntraveler.com/galleries/2014-10-20/top-25-cities-in-the-world-readers-choice-awards-2014
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造
宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方
人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」
歴史の探り方、活かし方(2)図書館「レファレンス」の活用
公共図書館では質の高い「レファレンス」サービスを提供しているが、活用する人は限られている。だが、実は全国の図書館ネットワークを縦横無尽に活用できる、驚くほどに便利な仕組みなのだ。今回は図書館のレファレンスで何が...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/15
脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質
「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動
内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解
アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11


