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DATE/ 2020.12.04

夫にうんざり…妻が結婚を後悔する瞬間とは?

 既婚女性の皆さんは「なんでこんな夫と結婚してしまったのだろう...」と、結婚を後悔したことはありませんか?結婚前に夫の本質を見抜けなかったのか、結婚してから夫が変わってしまったのかはさておき、夫にうんざりしてしまう瞬間も少なからずあるはず。そこで今回は、結婚を後悔させる夫の特徴について既婚女性25人にアンケート。独身女性は夫選びの参考に。夫側の皆さんは妻に離婚を切り出される前に、妻の本音を知っておきましょう。

結婚しなければ良かった…。結婚後に後悔する夫の特徴とは。

【家事や育児に主体性ゼロの夫】
 「頼まないと家事をしないし、基本妻がやるものと思っている夫」「料理はできないが、覚えようともせず作ってもらうのが当たり前な夫」、「ママの方がいいって~、と子どもを押し付けてくる夫」など、家事や育児に非協力的な夫に結婚を後悔する妻は多数。共働きの夫婦が増え家事や育児の分担が普通になった世の中。最近は特に家事をする男性のドラマやバラエティ番組も増加し、そんな中で未だに家のことが何もできない夫は時代錯誤もいいところ。妻が「私ばかり大変な思いをしている」と大きな負担を感じたら、結婚のメリットを感じなくなるのは当然です。

【仕事や接待が忙しく家にいない夫】
 「夕飯はほとんど一緒に食べられないくらい仕事漬けの夫。何のために結婚したの?と思ってしまう」、「平日は連日飲みに行き、週末も仕事やゴルフで留守がちな夫。孤独を感じる結婚なんてしない方がマシ」と、今は”亭主元気で留守がいい”は通用しない時代。結婚前はバリバリ仕事をするデキる男とかっこよく見えていたとしても、結婚後も妻が同じスタンスでいることは難しいもの。仕事第一の夫は「稼いでいればいいだろう」と思っているかもしれませんが、妻はたとえ稼ぎが良くても家庭を顧みない夫との結婚に後悔を感じている人が多いです。

【妻を女性として見ていない夫】
 結婚後も恋愛中のようなラブラブな関係を継続するのは簡単ではありませんが、夫に女性として見られていないことは妻が結婚を後悔するポイントのひとつ。「誕生日さえ忘れられ、私ってあなたにとって何?と悲しくなる」、「セックスレスだし、ただの同居人のように扱われると、何で結婚しちゃったんだろうと落ち込む」、「女性として大事にしてくれる感ゼロで、私は家政婦さんと変わらない」と妻を女性扱いしない夫との結婚に沢山の後悔の声が。結婚前にはそうなるとは分からないポイントでもありますが、「女として終わった」との思いが妻の後悔を高めています。

【夫婦の会話に消極的な夫】
 夫と2人でいてもつまらない…、そんな思いから子育て後の熟年離婚を選ぶ妻も増えています。そのつまらなさは「会話の無さ」が大きな原因。「話しかけても”疲れている”とか”今忙しい”でスルーされ、まともな会話がない」、「子どものこと、お金や親のこと。話し合うべきことが沢山あるのに面倒くさがる夫にうんざり」と必要最低限の会話さえできない夫もいますし、「会話はほぼ事務連絡だけ。何を食べたとか会社でこんなことがあったとか、たわいない話もない夫とは一緒にいる意味を感じない」と、コミュニケーションが下手な夫と結婚してしまったことを後悔している女性も多いようでした。

【女性関係が派手な夫】
 「結婚したら落ち着くだろう」とモテる夫と結婚してしまった妻も、「この夫なら浮気の心配無し」と安心していた妻も、結婚後に女性関係で悩まされた時には結婚しなければ良かったと強く思います。「付き合っている時なら浮気が許せなければ別れればいいけれど、結婚して簡単に別れられない今はそれに耐える精神的ダメージが強い」、「夫の他の面にはどんなに満足していても、女関係があると軽蔑してしまうし尊敬できなくなって、そんな夫を選んだ自分にまで幻滅する」と、後悔度もヘビー。浮気癖はそう簡単に治るものではないので、そこを甘く見ると必ず後悔するはめに。

3高って何?変化を遂げた、妻たちの理想の夫像。

 「結婚を後悔する夫」のアンケートで特に多かったのが上記の5つの特徴ですが、「経済力が低い」とか「出世しない」「太ったり、見た目が悪くなった」というような既存の残念な夫像は見えて来なかったのも意外な結果。ひと昔前の”3高”のような結婚したい夫の条件から外れていても、現代の妻たちは結婚を後悔しなくなっているのかもしれません。

 女性も経済力を持ち、社会からその労働力も期待され、夫や結婚に対する価値観も確実に変化しています。その証拠に、妻に結婚を後悔されているのは、自分たちの親世代くらいの夫婦の価値観そのままに生きているような、男の甲斐性を謳う昭和感溢れる夫たち。「マイホーム・パパ」とか「家族サービス」などという言葉は消滅し、今は妻と対等にあって家庭を大切にする夫像がデフォルトとして求められているようです。
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