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世界で最も「高価」な車とは?
世界の高級車と聞くとどういう車が思い浮かぶでしょうか。フェラーリ、ロールスロイス、アストンマーチン……高級車にも様々なものがあります。オークションで取引されるような歴代の名車というものもありますが、今回は特に新車に限って販売価格トップ5とそのメーカーについて見てみましょう。価格は販売時の日本円換算に基づくおおよその価格です。
ランボルギーニは、イタリア・ボローニャにおいて1963年に創業したスーパーカーメーカー。「ミウラ」「カウンタック」という名前を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。ちなみに「ヴェネーノ」はスペイン語で「毒」の意味とのこと。さながらダークヒーローといった雰囲気でしょうか。見た目も鋭く刺さるようなデザインといった印象です。
フェラーリは1947年、イタリアで設立のレーシングチームに端を発します。創業者は元アルファ・ロメオのレーシングドライバー、エンツォ・フェラーリ。アルファ・ロメオからの独立後レースに出場するお金を得るため、車の販売を始めたところから自動車メーカーとしてのフェラーリが始まります。フェラーリと言えば「跳ね馬(カヴァリーノ・ランパンテ)」のエンブレムと、シンボルカラーの赤が特徴的です。
ブガッティは1909年にイタリア・ミラノでエットーレ・ブガッティが設立した、高級車専業メーカーです。過去にも数々の名車を作り出していますが、1995年にはいったん経営破綻しています。その後、1998年にフォルクスワーゲンの傘下に入って再興し、2019年には「シロン・スーパースポーツ300+」で最高速度は2021年6月現在、世界最速の490.48km/hを記録しています。
ロールスロイスは1906年にイギリスで設立された会社です。自動車だけでなく、航空機用エンジンでも有名です。1931年には同じイギリスのスポーツカーメーカー、ベントレーを買収しますが、その後1971年に経営破綻し、イギリス政府により国有化されます。1992年にはBMWと提携。1998年にフォルクスワーゲンが買収します。また2003年にはベントレーはフォルクスワーゲン所有に、ロールスロイスはBMWが「ロールスロイス・モーターカーズ」としてイギリスに新会社を設立する、という複雑な流れを経て、現在でもブランドが維持され続けています。
当時世界最上級のツーリングカー、「タイプ57シリーズ」として1936年から1938年に4台生産されたS/SCアトランティッククーペのうち、3台は現存しています(うち1台はラルフローレン氏が所有)。のこり1台、社有車だった漆黒のクーペ「57453」は、戦災を避けようと安全な他国に移送しようとしたところ南仏で消息を絶ちました。その後も80年以上見つかっていません。このミステリーの主役「57453」はその後、「ラ・ヴォワチュール・ノワール」と呼ばれるようになりました。この名を冠したのがこの車。2021年6月、この車はいよいよ顧客の元へ届けられると発表されました。ただし、所有者は公開されていません。
ここに挙げた車たちは、人々が求める快適さや性能、デザインなどを、最新技術を用いて極限まで洗練させたものと言えます。こうして作られた数少ない超高級車は、いわば時代の象徴といった立ち位置にいるのかもしれません。
第5位「ランボルギーニ ヴェネーノ ロードスター」約4億4000万円(330万ユーロ)
ランキング第5位は「ランボルギーニ ヴェネーノ ロードスター」。2013年、販売開始時の新車価格は、およそ4億4000万円(330万ユーロ)です。2013年10月に公式発表されたスポーツカーで、同年3月に公開された「ヴェネーノ」(限定3台)のオープントップバージョンです。世界限定9台の販売でしたが、所有者は明らかにされていません。最高出力は750ps(551.6kW)、100km/hまで加速するのに2.9秒、最高速度は355km/hのモンスターマシンです。ランボルギーニは、イタリア・ボローニャにおいて1963年に創業したスーパーカーメーカー。「ミウラ」「カウンタック」という名前を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。ちなみに「ヴェネーノ」はスペイン語で「毒」の意味とのこと。さながらダークヒーローといった雰囲気でしょうか。見た目も鋭く刺さるようなデザインといった印象です。
第4位「フェラーリ ラ・フェラーリ アペルタ」約4億5000万円(350万ユーロ)
ランキング第4位は「ラ・フェラーリ アペルタ」。フェラーリの最高峰モデルで、同社初のハイブリッド車「ラ・フェラーリ」のオープントップバージョンです。2016年9月に公式発表され、価格はおよそ4億5000万円(350万ユーロ)。エンジンの最大出力800psにハイブリッドシステムのモーター最大出力163psが加わり、総合的な最大出力は963ps(708.3kW)。100km/hまでの加速は3秒以下。最高速度は350km/h以上となっています。フェラーリは1947年、イタリアで設立のレーシングチームに端を発します。創業者は元アルファ・ロメオのレーシングドライバー、エンツォ・フェラーリ。アルファ・ロメオからの独立後レースに出場するお金を得るため、車の販売を始めたところから自動車メーカーとしてのフェラーリが始まります。フェラーリと言えば「跳ね馬(カヴァリーノ・ランパンテ)」のエンブレムと、シンボルカラーの赤が特徴的です。
第3位「ブガッティ ディーヴォ」6億6,000万円(500万ユーロ)
第3位の「ブガッティ ディーヴォ」は、2018に発表されたスーパースポーツカー。生産台数は世界で40台、発表と同時に完売しています。ディーヴォは、3億円超のスーパーカー「ブガッティ シロン」をベースに開発されています。最大出力は1500ps(1103kW)、100km/hまでの加速は2.4秒。最高速度は380km/h。ちなみに「シロン」の最高速度は420km/h。「シロン」に搭載されているトップスピードモードが非搭載である代わりに、ハンドリング性能が強化されているそうです。ブガッティは1909年にイタリア・ミラノでエットーレ・ブガッティが設立した、高級車専業メーカーです。過去にも数々の名車を作り出していますが、1995年にはいったん経営破綻しています。その後、1998年にフォルクスワーゲンの傘下に入って再興し、2019年には「シロン・スーパースポーツ300+」で最高速度は2021年6月現在、世界最速の490.48km/hを記録しています。
第2位「ロールスロイス スウェプテイル」約14億円(1,300万ドル)
第2位は「ロールスロイス スウェプテイル」で、価格はなんと約14億円。熱心なロールスロイスファンのオーダーで、実に4年の歳月をかけて作られた世界に1台の車です。プラットフォームとなっているのは「ファントム・クーペ」と同じものですが、ボディパネル、ヘッドライトやバンパー、逆三角形のガラスルーフ、ヨットをモチーフとしたテールデザイン、ミニマムがテーマのインテリアなど、オリジナルの要素がふんだんに盛り込まれています。噂では、オーナーは香港の大富豪(投資家)とも言われています。ちなみに「ファントム(およそ6000万円)」は映画監督の北野武さんも所有していることで知られています。ロールスロイスは1906年にイギリスで設立された会社です。自動車だけでなく、航空機用エンジンでも有名です。1931年には同じイギリスのスポーツカーメーカー、ベントレーを買収しますが、その後1971年に経営破綻し、イギリス政府により国有化されます。1992年にはBMWと提携。1998年にフォルクスワーゲンが買収します。また2003年にはベントレーはフォルクスワーゲン所有に、ロールスロイスはBMWが「ロールスロイス・モーターカーズ」としてイギリスに新会社を設立する、という複雑な流れを経て、現在でもブランドが維持され続けています。
第1位「ブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワール」14億5,000万円(1,100万ユーロ)
第1位は「ブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワール」、14億5,000万円(1,100万ユーロ)です。ブガッティの110周年記念として制作された、世界に1台の車です。車体は、第3位の「ディーヴォ」同様、「シロン」をベースにしています。手作業で作られたカーボン製の軽量ボディです。「ラ・ヴォワチュール・ノワール」とは、フランス語で「黒いクルマ」を意味します。このネーミングの背景には第2次世界大戦中の出来事が関連しているそうです。当時世界最上級のツーリングカー、「タイプ57シリーズ」として1936年から1938年に4台生産されたS/SCアトランティッククーペのうち、3台は現存しています(うち1台はラルフローレン氏が所有)。のこり1台、社有車だった漆黒のクーペ「57453」は、戦災を避けようと安全な他国に移送しようとしたところ南仏で消息を絶ちました。その後も80年以上見つかっていません。このミステリーの主役「57453」はその後、「ラ・ヴォワチュール・ノワール」と呼ばれるようになりました。この名を冠したのがこの車。2021年6月、この車はいよいよ顧客の元へ届けられると発表されました。ただし、所有者は公開されていません。
オークションではさらに高くなる
ここでは新車としてメーカーから販売される車について取り上げましたが、もちろんオークションなどで売買される車の中には、より高価になるものもいくつも存在します。ここで紹介した車たちの希少性の高さはいうまでもありません。この先、いつか持ち主の手を離れるときがあるとすれば、この新車販売価格から何倍もの値段になることは間違いないでしょう。ここに挙げた車たちは、人々が求める快適さや性能、デザインなどを、最新技術を用いて極限まで洗練させたものと言えます。こうして作られた数少ない超高級車は、いわば時代の象徴といった立ち位置にいるのかもしれません。
<参考サイト>
【世界一高い車ランキング2020年最新版】歴代最高額は76億円!?|MOBY
https://car-moby.jp/article/automobile/world-highest-car-ranking/2/
【スーパーカー年代記 111】ブガッティ ディーヴォは、最高速380km/hを誇る6億円モンスター|Webモーターマガジン
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17369201
14億円越えのロールスロイス「スウェプテイル」、オーナーは誰!?|CarMe
https://car-me.jp/articles/7850
【世界一高い車ランキング2020年最新版】歴代最高額は76億円!?|MOBY
https://car-moby.jp/article/automobile/world-highest-car-ranking/2/
【スーパーカー年代記 111】ブガッティ ディーヴォは、最高速380km/hを誇る6億円モンスター|Webモーターマガジン
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17369201
14億円越えのロールスロイス「スウェプテイル」、オーナーは誰!?|CarMe
https://car-me.jp/articles/7850
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