社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
4D映画って何がすごいの?
2009年の映画「アバター」より本格化した映画館での3D上映。3D眼鏡による視聴も一般的になってきたところであるが、今年の夏は「アベンジャーズ」に「ターミネーター」、そして「進撃の巨人」から年末の「スターウォーズ」と、体感型/4Dでの映画が目白押しである。
3D映画は眼鏡依存に映像酔いなどもあり、がっかり感とともに2Dに回帰する向きもあったが、4D映画はどうなるか、ぜひ、体感してみたいところ。その前に、どんな「体験」ができるのか、そのポインを整理してみたい。
[Point1 ハンパないシートの振動と動き]
・映画に合わせた動きがプログラムされ、ストーリーが進むのと一緒に椅子が動く・ストーリーに合わせて首元から背中を刺激、足下の地響きまでを再現したシート効果
[Point2 スクリーン外からの照明効果]
・爆発シーンなどに合わせてストロボやレーザー光線のような強い光による効果・3Dメガネで飛び出てくる臨場感に加え、外部光の演出でよりリアルな体感
[Point3 風、霧などの天候を再現]
・突風や雨、ミストなど、ストーリーの天気に合わせた効果[Point4 ほんのり嗅覚への刺激]
・銃撃戦のシーンでは、硝煙の匂い、食事のシーンで美味しい香りを発生させる効果[Point5 臨場感を追求した様々な仕掛け]
・スクリーンから漂う煙から、幻想的な「シャボン玉」までを発生このように4D上映は、映し出されるシーンに合わせて、客席のシートが前後・左右・上下に動くとともに、風・ミスト・香り・ストロボ・煙や振動など五感を刺激する特殊効果が連動する体感型の映画鑑賞システムで、映画によってそれぞれの演出ファンクションが効果起動する流れだ。
4Dの演出効果は、映画の「鑑賞者」ではなく、映画のストーリーに巻きこまれた「当事者」のような体験が期待できる。限りなく遊園地の「アトラクション」に近く、映画によっては遊園地以上に楽しめるかもしれない
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
気づきを与えるカードゲームの魔法、大事なのは足場かけ
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(4)足場かけと遊びの活用
子どもが言葉やその概念を学習する過程では、大人の側が知識として一方的に「教える」というやり方では、子どもの理解は促進されない。重要なのは、子どもが自分で「気づく」ように環境をつくってあげることである。そのことを...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/13
2・26事件の失敗に学ぶ!? クーデターを成功させるためには
クーデターの条件~台湾を事例に考える(3)クーデターの具体的手段と外的要因
クーデターを成功させるためには、鎮圧側との攻防を制しなければならない。ではそれはどのように実現できるのだろうか。そこには、単に正面から抵抗するのではないさまざまな戦略があり得る。台湾でのクーデターを想定し、具体...
収録日:2025/07/23
追加日:2025/10/10
水平離着陸で宇宙へ、近未来のロケット像と進む技術開発
未来を知るための宇宙開発の歴史(12)宇宙推進技術はどこまで進化したか
ロケットは縦に発射されるのが通常思い描かれる姿であり、それが常識だったが、より快適に、より安価に飛ばすために新たなエンジン開発も進んでいる。また、宇宙空間においても、より広範囲に、あるいは長時間活動するための技...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/10/12
一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?
「習近平中国」「習近平時代」における中国内政の特徴を見る上では、それ以前との比較が欠かせない。「中国は、毛沢東により立ち上がり、鄧小平により豊かになり、そして習近平により強くなる」という彼自身の言葉通りの路線が...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/09/25
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10