テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2024.03.04

車の「同乗者」がやってはいけないNG行為

 移動手段として、公共交通より自家用車を利用する人も多いのではないでしょうか。今回は、家族や友人などを乗せたり、ご自身が乗せて貰ったりというような機会をふまえ、車の「同乗者」に求められるマナー、やってはならない行為についてお伝えできればと思います。

同乗する際やってはいけない行為

・乱暴なドアの開け閉め

 まわりに注意せず力任せにドアを開けて、人や隣の車を傷つけてしまうようなケース。マナーとしては、勢いよく開けるのではなく、10cm程度開けて、周囲を確認してから静かに開けるようにしたいものです。

・不用意に運転手の注意をひく

 サイドの景色やスマホ画面など「みてみて」とか、「あっ!」とか不用意に運転手を煩わせないようにする必要があります。運転に支障をきたすような不用意な行為は慎みましょう。

・助手席への荷物の持ち込み

 大きなバッグを座りながら膝の上に抱えていると、サイドミラーが見づらくなったり、シフトレバーに干渉したりと、運転に支障をきたすことがあります。大きな荷物は後部シートやトランクに入れるようにしましょう

・助手席シートのリクライニング  

 走行中、シートのリクライニングを倒しすぎると、いざというときにシートベルトからすり抜けて前方に身体をぶつけてしまう可能性があります。休憩中にリクライニングを倒すことは問題ないですが、走行中は倒しすぎないように注意しましょう。

・車内での話題

 走行中、運転手へのダメだしはいうまでもなく、周囲の走行車の運転をけなしたり、負の感情を煽るような話題は慎みましょう。渋滞などで「おなかがすいた」とか「つかれた」とか思ったことをそのまま口にするのも気をつけたいところ。運転手の注意をそぐような、悩み相談など、頭を使う話題をふるのもやめましょう。同乗者は運転手が気持ちよく、安定した気分で運転できるような心がけが大切です。

同乗する際に心がけたいこと

・飲食物の持ち込み

 蓋のない飲み物や飛び散りやすいお菓子類、車内にこもったりしがちなニオイがきついモノのなどを持ち込む場合は配慮が必要です。突発的な急ブレーキなどで車内が大変なことになりかねません。持ち込む場合は、事前に運転手に確認するようにしましょう。

・服装や香水など

 ボディや内装を傷つけてしまう可能性のあるチャックなど金具、ピンヒール、アクセサリーなどを過剰につけることは避けましょう。本革シートはデリケートで、白いシートは洋服の色が色移りすることもあるようです。車は密室になるので、香水などもほどほどに。雨の日の傘や靴の泥など、車のオーナーに配慮するようにしましょう。

・高速代やガソリン代など

 長距離ドライブの場合、運転手の負担は疲労だけでなく、高速代やガソリン代に及びます。同乗の前にお礼もふくめて、事前に話をしておくことをオススメします。

 ご自身が運転をしていたり、人を乗せる機会が多かったりすると、車内のふるまいや乗り降りなど、気になる行為はしないものです。運転をしたことがなかったり、あまり誰かのクルマに乗せてもらうことがなかったという人は、無意識でしてしまいがちなNG行為があることをご理解くださいますように。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

「虚実篇」から学ぶ優秀なリーダーの役割と戦略の重要性

「虚実篇」から学ぶ優秀なリーダーの役割と戦略の重要性

『孫子』を読む:虚実篇(1)いかに主導権を握るか

今回から開始となる『孫子』シリーズの第6編「虚実篇」。虚実とは空虚と充実であり、空虚とは手薄、充実とは手厚いことだと田口氏は説く。また、虚偽と真実という虚実もある。これらはいったい何を意味しているのか。虚実篇では...
収録日:2020/05/21
追加日:2022/01/03
田口佳史
東洋思想研究家
2

台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性

台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性

クーデターの条件~台湾を事例に考える(1)クーデターとは何か

サヘル地域をはじめとして、近年、世界各地で多発しているクーデター。その背景や、クーデターとはそもそもどのような政治行為なのかを掘り下げることで国際政治を捉え直す本シリーズ。まず、未来の“if”として台湾でのクーデタ...
収録日:2025/07/23
追加日:2025/10/04
上杉勇司
早稲田大学国際教養学部・国際コミュニケーション研究科教授 沖縄平和協力センター副理事長
3

中国の「国進民退」に危機感…これからの日中関係を読む

中国の「国進民退」に危機感…これからの日中関係を読む

外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(5)日本外交の進むべき道

日本周辺での有事の可能性が叫ばれる中、日米関係を重視しながらも、隣国・中国とはどうやって関係を築いていくべきか。習近平政権以前の中国の在り方から振り返りながら、これからの中国との付き合い方を考える。また、シリア...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/10/03
小原雅博
東京大学名誉教授
4

経済発展から「国家の安全」へ…転換された国家戦略目標

経済発展から「国家の安全」へ…転換された国家戦略目標

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(2)国家戦略目標の転換

「習近平中国」における内政において、最も重要な特徴は国家戦略目標の転換だと垂氏は言う。鄧小平時代の経済発展から国家の安全へ舵が取られ、「富より安全」を社会秩序の根底とするのが習近平中国の方向性となる。国家安全委...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/10/02
垂秀夫
元日本国駐中華人民共和国特命全権大使
5

なぜ強みが大事なのか?ドラッカー、西田幾多郎の答えは

なぜ強みが大事なのか?ドラッカー、西田幾多郎の答えは

経験学習を促すリーダーシップ(4)成功を振り返り、強みを伸ばす

人の成長にとって、弱点の克服よりも重要なのは強みを伸ばすことだ。ではいかにして自分の強みに気づいていけばいいのか。指導者はどのようにしてそれを気づかせ、支援していけばいいのか。ピーター・ドラッカーの話をはじめ、...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/10/01
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授