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ブルーベリーが目に良いのはウソ?本当?
目の健康に効く食べ物といえば、ブルーベリーですよね。目を労わるためにブルーベリーを食べたり、サプリを摂取している人も少なくないでしょう。しかし、ブルーベリーと目の健康にはどんな関係があるのかご存知ですか? そもそも、本当にブルーベリーは効果があるのでしょうか? 今回はそんな疑問について調べてみました。
さらに、アントシアニンが視機能の改善や脳血管障害を予防するという説もありますが、こうした説はアントシアニンがどう関連しているのか賛否両論があり、はっきりしたことは分かっていません。つまり、ブルーベリーが目に良いのは間違いないものの、視力回復などの目の健康に効果があると言い切ることはできない、というのが答えになります。
たとえば、腸の健康に役立つ繊維質も豊富に含まれているので、お通じの改善も期待できます。また、前述の通り抗酸化作用が強いため、活性酸素の働きを弱めることができて、アンチエイジング効果も期待できます。さらには心臓血管病のリスクを軽減する効果が期待できるなど、さまざまな効果を持つスーパーフードなのです。
目の健康への劇的な効果は期待できないものの、もしこうした健康問題に悩んでいる方がいれば、ぜひブルーベリーを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ブルーベリーは目の健康に効果はある?ない?
ブルーベリーが目に効くといわれているのは、アントシアニンという成分が含まれているため。アントシアニンとは植物を紫外線から守る青紫色の天然色素で、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持つことで知られています。私たちが物を見るときにはロドプシンというタンパク質を消費しているのですが、アントシアニンはこのロドプシンの再合成を助ける役割も持ち、目の健康に役立つと考えられているのです。さらに、アントシアニンが視機能の改善や脳血管障害を予防するという説もありますが、こうした説はアントシアニンがどう関連しているのか賛否両論があり、はっきりしたことは分かっていません。つまり、ブルーベリーが目に良いのは間違いないものの、視力回復などの目の健康に効果があると言い切ることはできない、というのが答えになります。
目に効くといわれるようになったのはなぜ?
ブルーベリーが目に効くといわれるようになった逸話として、戦時中にブルーベリーを毎日食べていたイギリス空軍のパイロットが、夕暮れなど視界の悪いところでもはっきり物を見ることができたというエピソードがあります。今ではこの説は都市伝説でデマだとされていますが、かつてはこの説が信じられて「ブルーベリーは目に良い」という噂が広まったのかもしれません。ブルーベリーは目に良いだけの果物ではない
ブルーベリーは目に効くという印象が強すぎて、それ以外の効果はあまり知られていません。しかし、アメリカではスーパーフードの位置づけにいるほど栄養豊富で、さまざまな健康効果を期待できる果物なのです。たとえば、腸の健康に役立つ繊維質も豊富に含まれているので、お通じの改善も期待できます。また、前述の通り抗酸化作用が強いため、活性酸素の働きを弱めることができて、アンチエイジング効果も期待できます。さらには心臓血管病のリスクを軽減する効果が期待できるなど、さまざまな効果を持つスーパーフードなのです。
目の健康への劇的な効果は期待できないものの、もしこうした健康問題に悩んでいる方がいれば、ぜひブルーベリーを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
<参考サイト>
・Q.「ブルーベリーは目の健康に効果がありますか?」|戸塚前鈴木眼科
https://totsuka-suzuki.com/blog/c57
・ブルーベリーが「目に良い」と言われる理由とは?効果・効能について解説│マイナビ農業
https://agri.mynavi.jp/2017_08_01_934/
・Q.「ブルーベリーは目の健康に効果がありますか?」|戸塚前鈴木眼科
https://totsuka-suzuki.com/blog/c57
・ブルーベリーが「目に良い」と言われる理由とは?効果・効能について解説│マイナビ農業
https://agri.mynavi.jp/2017_08_01_934/
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