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DATE/ 2022.08.08

緊急時に役立つスマホ機能5選

 スマホはいざという時に頼もしい現代の利器です。もちろん緊急通報はお手の物ですが、事前に設定しておけば自身が意識を失うような事態に遭遇した場合に、個人情報を知らせることも可能です。個人的に便利なツールであると同時に、もはや社会にとっても大事なツールとなっているのかもしれません。ということでここでは、事故・事件・災害など、万が一の際に役に立つ、知っておきたいスマホの機能を確認しておきましょう。

緊急SOS機能

 まずは緊急通報について。iOS11以降のiPhoneには「緊急SOS機能」が標準で搭載されています。起動方法は、iPhone8以降の機種であれば、本体右側の「電源ボタン」と本体左側にあるボリュームボタンのどちらかを同時に長押しします。これより前の機種(iPhone7以前)の場合は電源ボタンを素早く5回押します。いずれの場合もiPhoneがロックされていても問題ありません。

 iPhoneの場合、この操作を行うと、上から順に「スライドで電源オフ」、「メディカルID」、「緊急SOS」の3項目が表示されます。ここで「緊急SOS」を左から右へスワイプすると、すぐに警察の緊急通報センター(112)に電話が発信されます。またiPhone8以降でスライダをドラッグする代わりにサイドボタンと音量調節ボタンを押し続けると、カウントダウンが始まって通知音がなります。そのまま押し続けると、自動的に緊急通報センターに電話がかかります。

医療情報の登録・表示(確認)方法

 またiPhoneもAndroidも自身の情報を登録しておくことで、緊急時に表示させることができます。外出中に意識を失うような事態に陥った際に有効です。確認するにはまずiPhoneの場合上記の方法から「メディカルID」を左から右にスワイプします。Android(バージョンや機種で異なる場合もあります)の場合ロック画面で上にスワイプし、「緊急」→「緊急時情報」をタップします。「緊急時情報」が点滅したら再度タップします。

 ただしここで情報を表示させるには本体に事前に情報を入力しておく必要があります。iPhoneでは「設定」→「緊急SOS」と進み、「”ヘルスケア”で緊急連絡先を設定」もしくは「設定」→「ヘルスケア」→「メディカルID」と進み、必要な項目を入力します。Android(バージョンや機種で異なる場合もあります)では「デバイス情報」→「緊急時情報」をタップし、情報を入力します。

 iPhoneの「メディカルID」には「名前」「生年月日」「血液型」「使用中の薬」「臓器提供意思」などといった情報を登録できます。またここで緊急連絡先を登録しておけば、「緊急SOS」で通報後、キャンセルしない限りiPhoneの現在地を知らせるテキストメッセージが送信されます。Androidでも同様の情報を登録しておくことができます。ただし、この情報はロック解除をすることなく、だれでも見ることができます。もし名前や住所を登録したうえでスマホを紛失してしまうと、個人情報が洩れるリスクがある点は意識しておきましょう。

防犯ブザー機能

 またスマホを防犯ブザーとして使う機能もあります。iPhoneの場合、「設定」→「緊急SOS」と進み、「カウントダウンで音を出す」をオンにしておくと、緊急SOSが立ち上がった時に、カウントダウンが始まって3秒間、大音量でアラートがなります。防犯ブザーとして使える機能と言えます。また3秒経過後、停止しなければ緊急電話に発信されます。

 一方、Androidには標準ではこの機能は搭載されていないようです。ただし痴漢撃退や防犯ブザーのアプリとして、警視庁が配信している「Digi Police」というアプリがあります。アプリ内では東京都内の犯罪発生状況といった情報も配信提供されるようですが、もちろん都民以外でも利用できます。同様に福岡県警も「みまもりっち」という防犯ブザーアプリを配信しています。もちろん福岡県民以外でも利用できます。

位置情報確認機能

 子どもの場所を確認したい、家族がどこにいるのか確認したい、といった時に便利なのが位置情報の共有機能です。家族全員がiPhoneであれば「ファミリー共有」機能で設定しておくことができます。この場合、まずは家族の中で管理者を決めそのiPhoneのホーム画面から「設定」→「利用しているユーザー名」→「ファミリー共有」から家族を追加します。その後、それぞれのiPhoneで「ファミリー共有」設定画面下部にある「位置情報の共有」をオンにします。あとは、デフォルトでインストールされている「友達を探す」アプリを使って位置情報を確認します。

 Androidの場合は、特別な機能はありませんが、Googleマップが使えそうです。使い方としては、Googleマップを起動し、左上の三本線のマークをタップします。「現在地の共有」を選択して共有したい相手にリクエストを送り、承認してもらいます。こちらの場合「承認してもらう」という手間はかかりますが、家族がAndroidでもiPhoneでもどちらでも使える点はたいへん便利です。

災害時などスマホの充電を長持ちさせる方法

 災害時などでは情報源や明かりとしてスマホは大変重要です。その際に問題となるのが充電切れ。なるべく長持ちさせたいところです。iPhoneであれば、「低電力モード」を活用しましょう。設定するには「設定」→「バッテリー」と進んだところで「低電力モード」をオンにします。低電力モードにすると、ディスプレイの明るさが制限されたり、自動ダウンロードやメールの取得、Appのバックグラウンド更新といった機能が停止されたりします。

 Android(バージョンや機種で異なる場合もあります)の場合は「設定」→「電池」→「省エネスイッチ」でオンオフを切り替えられます。また、ドコモのandroidには「非常用節電モード」が搭載されているものがあります。この機能を使うと、各アプリのメッセージ受信が制限されますが、電話着信、SMS受信、ドコモメール新着通知は利用可能です。

<参考サイト>
「やめてください!」 万が一の状況で役立つiPhone・AndroidのSOS機能&防犯アプリ|TIME & SPACE
https://time-space.kddi.com/it-technology/20190627/2685
iPhone で緊急 SOS を使う|Apple
https://support.apple.com/ja-jp/HT208076
緊急SOSの設定・ご利用方法|SoftBank
https://www.softbank.jp/mobile/support/iphone/essentials/emergency-sos/
非常用節電モード|NTT docomo
https://www.docomo.ne.jp/info/disaster/emergency_power_saving/saving_mode/
Android スマホの緊急通報機能はどう使う?事前準備をしておこう|Android Magazine
https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/36/
iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる|Apple
https://support.apple.com/ja-jp/HT205234

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