社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
年収で見る「手取り早見表」
サラリーマンの給与は、「年収」「月収」「額面」「手取り」など、さまざまに言い習わされます。たとえば「額面」で表された年収は、月々の「手取り」ではどのぐらいになるのでしょうか。
なぜなら、会社と自分の間に、いわゆる「天引き」のお金があるからです。天引きされるのは税金(所得税、住民税)と保険料(健康保険、雇用保険、厚生年金)になります(40歳からは介護保険も)。
厚生年金保険料は額面給与の約10%、健康保険料は約5%、雇用保険は0.3%と決まっています。そして所得税の源泉徴収は、額面給与から厚生年金・健康保険と雇用保険を差し引いた額の約3%です。多くの企業は、源泉徴収を多めに計算して、年末に多すぎた金額を返す「年末調整」の制度をとっています。なお、住民税については前年度の収入に対してかかるため、額面給与から算定額を見積もることはできません。
また、会社の規定によっては、財形貯蓄や企業年金の積立金、労働組合費や親睦会費などが「天引き」で引かれている場合もあります。さらに注意したいのは、年収にはボーナス(賞与)の見込み額が含まれている場合が多いことです。
もしも年収500万円で、ボーナスが年に2回、各2ヶ月分ずつ支給されるとすれば、月々の手取り額は約25万円。「年収500万円だから、月に40万円ほどもらえる」と思って高めな家賃のマンションを契約したりすると、とんだ見込み違いになることがあります。
<年齢(性別):給与額(年収):手取り年収:手取り月収(ボーナス年2回、各2ヶ月の場合)※単位:いずれも万円
20~24(平均):260:208:13
25~29(平均):362:286:17.9
30~34(平均):400:316:19.8
35~39(平均):437:345:21.6
40~44(平均):470:367:22.9
45~49(平均):498:388:24.2
50~54(平均):514:400:25
55~59(平均):518:404:25.3
60~64(平均):415:328:20.5
65~69(平均):332:266:16.6
70以上(平均):285:228:14.3
平均的にはこのようになりますが、額面年収300万円~1000万円の場合は、80~72%を掛けることで、手取り額のおおよその目安が出ます。
300万円→80%
350~400万円→79%
450~500万円→78%
550~600万円→77%
650万円→76%
700~750万円→75%
800~850万円→74%
900~950万円→73%
1000万円→72%
手取り収入は増えなくても、健康保険や厚生年金を通じて、将来の備えになっています。日本の土台は、国民皆保険や国民皆年金が支えています。その骨組みが「天引き」制度といえるでしょう。
手取りは「額面」ー「天引き」
ざっくりいうと「額面」の給与額は会社(雇用主)が支出するお金、「手取り」額は働いた人が手にする収入です。給料日、明細や通帳記帳を見て「あれ、案外少ない」と思う人も多いと思います。なぜなら、会社と自分の間に、いわゆる「天引き」のお金があるからです。天引きされるのは税金(所得税、住民税)と保険料(健康保険、雇用保険、厚生年金)になります(40歳からは介護保険も)。
厚生年金保険料は額面給与の約10%、健康保険料は約5%、雇用保険は0.3%と決まっています。そして所得税の源泉徴収は、額面給与から厚生年金・健康保険と雇用保険を差し引いた額の約3%です。多くの企業は、源泉徴収を多めに計算して、年末に多すぎた金額を返す「年末調整」の制度をとっています。なお、住民税については前年度の収入に対してかかるため、額面給与から算定額を見積もることはできません。
また、会社の規定によっては、財形貯蓄や企業年金の積立金、労働組合費や親睦会費などが「天引き」で引かれている場合もあります。さらに注意したいのは、年収にはボーナス(賞与)の見込み額が含まれている場合が多いことです。
もしも年収500万円で、ボーナスが年に2回、各2ヶ月分ずつ支給されるとすれば、月々の手取り額は約25万円。「年収500万円だから、月に40万円ほどもらえる」と思って高めな家賃のマンションを契約したりすると、とんだ見込み違いになることがあります。
世代別の年収から簡単に計算する方法は?
国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和2年の平均給与は439万円(男性540万円、女性296万円)だといいます。では、年齢別の平均給与と手取り額の関係はどうなっているのでしょう。以下、あくまでも目安として表にしてみました。<年齢(性別):給与額(年収):手取り年収:手取り月収(ボーナス年2回、各2ヶ月の場合)※単位:いずれも万円
20~24(平均):260:208:13
25~29(平均):362:286:17.9
30~34(平均):400:316:19.8
35~39(平均):437:345:21.6
40~44(平均):470:367:22.9
45~49(平均):498:388:24.2
50~54(平均):514:400:25
55~59(平均):518:404:25.3
60~64(平均):415:328:20.5
65~69(平均):332:266:16.6
70以上(平均):285:228:14.3
平均的にはこのようになりますが、額面年収300万円~1000万円の場合は、80~72%を掛けることで、手取り額のおおよその目安が出ます。
300万円→80%
350~400万円→79%
450~500万円→78%
550~600万円→77%
650万円→76%
700~750万円→75%
800~850万円→74%
900~950万円→73%
1000万円→72%
手取り収入は増えなくても、健康保険や厚生年金を通じて、将来の備えになっています。日本の土台は、国民皆保険や国民皆年金が支えています。その骨組みが「天引き」制度といえるでしょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
『武功夜話』は偽書か?…疑われた理由と執筆動機の評価
歴史の探り方、活かし方(5)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈下〉
豊臣秀次事件に対する見方を変えた『武功夜話』だが、実は偽書疑惑もある。今回は、そのことに鋭く迫っていく。『武功夜話』は、豊臣秀吉に仕えて大名まで上り詰めた前野長康の功績を中心に記された史料だが、その発表・出版の...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/28
日本企業が世界のビジネスに乗り遅れた要因はオウンゴール
内側から見たアメリカと日本(6)日本企業の敗因は二つのオウンゴール
日本企業が世界のビジネスに乗り遅れた主な要因として、二つのオウンゴールを挙げる島田氏。その一つとして台湾のモリス・チャン氏によるTSMC立ち上げの話を取り上げるが、日本はその動きに興味を示さず、かつて世界を席巻して...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/25
歴史作家・中村彰彦先生に学ぶ歴史の探り方、活かし方
編集部ラジオ2025(29)歴史作家の舞台裏を学べる
この人生を生きていくうえで、「歴史」をひもとくと貴重なヒントにいくつも出会えます。では、実際にはどのように歴史をひもといていけばいいのか。
今回の編集部ラジオでは、歴史作家の中村彰彦先生がご自身の方法論...
今回の編集部ラジオでは、歴史作家の中村彰彦先生がご自身の方法論...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/27
一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?
「習近平中国」「習近平時代」における中国内政の特徴を見る上では、それ以前との比較が欠かせない。「中国は、毛沢東により立ち上がり、鄧小平により豊かになり、そして習近平により強くなる」という彼自身の言葉通りの路線が...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/09/25


