社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
50代に多い「病気」とは?
年齢を重ねることで、体力が低下し、病気やケガのリスクは高まります。加齢の健康課題としてあるのが筋肉量の低下です。筋肉量は基礎代謝に大きく影響し、基礎代謝量は10代後半をピークに低下していき、40代を境に50代で急激に下がる傾向があります。今回は、人生の岐路ともいえる50代に多い病気について調べてみました。
この資料で50代の気になる病気としてあげられているのが、「高血圧症」「糖尿病」「脂質異常症(高コレステロール血症等)」「腰痛症」「うつ病やその他こころの病気」でした。
そのほとんどが生活習慣病ともいえ、日頃の不摂生が原因と考えられます。また、加齢による筋力低下による腰痛や、更年期によるホルモンバランスの影響とも考えられているうつ病などが特徴的です。
死因の第1位である「がん」については40代後半から発症リスクが急激に上昇します。部位でみていくと大腸がんが最も多く、胃がん、肺がんと続きます。
また、男性特有のがんである前立腺がんは50歳ごろから急激に発症リスクが高まることも知っておいたほうがよいでしょう。
死因の第3位は「心疾患」。代表的な病名としては、「狭心症」、「心筋梗塞」です。肥満や高血圧、脂質異常、高血糖、喫煙といった生活習慣に関連づけられ、血管や筋肉が老化することによって機能が低下していくため、50歳という加齢そのものが原因と考えられます。
死因の第4位「脳血管疾患」も、高血圧や動脈硬化によって血管が詰まったり破れたりと、第3位の「心疾患」と関連づけられ、50代から急増する病気になります。
その他、50代に多い病気には、「緑内障」「白内障」といった眼の病気、女性に多くみられるのは、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」や「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」「更年期障害」があります。
なお、50代になると、ダイエットをしていないのに急に痩せるといった症状が出る場合があります。「がん」や「糖尿病」、「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」、「胃・十二指腸潰瘍」などの原因が考えられるので、内科や消化器内科、婦人科などで、症状に応じてはやめの受診をオススメします。
50代で気になる病気
平成28年度国民生活基礎調査・健康・通院者数から各年代の頻度の高い最も気になる傷病をリスト化した厚生労働省の資料があります。この資料で50代の気になる病気としてあげられているのが、「高血圧症」「糖尿病」「脂質異常症(高コレステロール血症等)」「腰痛症」「うつ病やその他こころの病気」でした。
そのほとんどが生活習慣病ともいえ、日頃の不摂生が原因と考えられます。また、加齢による筋力低下による腰痛や、更年期によるホルモンバランスの影響とも考えられているうつ病などが特徴的です。
50代の死因となる病気
50代の死因となる病気を厚生労働省の資料でみると、第1位「悪性新生物=癌、腫瘍」、第3位「心疾患」、第4位「脳血管疾患」と並びます。第2位の自殺も心の病として、「ミッドライフクライシス」としても象徴的です。死因の第1位である「がん」については40代後半から発症リスクが急激に上昇します。部位でみていくと大腸がんが最も多く、胃がん、肺がんと続きます。
また、男性特有のがんである前立腺がんは50歳ごろから急激に発症リスクが高まることも知っておいたほうがよいでしょう。
死因の第3位は「心疾患」。代表的な病名としては、「狭心症」、「心筋梗塞」です。肥満や高血圧、脂質異常、高血糖、喫煙といった生活習慣に関連づけられ、血管や筋肉が老化することによって機能が低下していくため、50歳という加齢そのものが原因と考えられます。
死因の第4位「脳血管疾患」も、高血圧や動脈硬化によって血管が詰まったり破れたりと、第3位の「心疾患」と関連づけられ、50代から急増する病気になります。
その他、50代に多い病気には、「緑内障」「白内障」といった眼の病気、女性に多くみられるのは、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」や「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」「更年期障害」があります。
なお、50代になると、ダイエットをしていないのに急に痩せるといった症状が出る場合があります。「がん」や「糖尿病」、「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」、「胃・十二指腸潰瘍」などの原因が考えられるので、内科や消化器内科、婦人科などで、症状に応じてはやめの受診をオススメします。
<参考サイト> ・厚生労働省:年代別・世代別の課題(その2)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000528279.pdf
・厚生労働省:第8表 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000528279.pdf
・厚生労働省:第8表 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長
経験学習を促すリーダーシップ(2)経験から学ぶ力
人が成長していくために重要な経験学習。その学習サイクルを適切に回していくためには、「経験から学ぶ力」が必要になる。ではそこにはどのような要素があるのか。ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントという3要素と、...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/17
日本と各国の比較…税負担は低いが社会保障の負担は高い
続・日本人の「所得の謎」徹底分析(1)各国の財政と国民負担
国民の税負担を増やすか、政府の財政支出を増やすか。前回の講義《日本人の「所得の謎」徹底分析》に続き、見解の分かれる日本の財政に関する議論を今一度整理し、見通しを与える当講義。まずは日本の財政と国民の負担の現在地...
収録日:2025/07/10
追加日:2025/09/17
地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か
海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ
海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/02
外交とは何か…いかに軍事・内政と連動し国益を最大化するか
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(1)著書『外交とは何か』に込めた思い
外交とは国益を最大化しなければいけないのだが……。35年にもわたる外交官経験を持つ小原氏が8年がかりで書き上げた著書『外交とは何か 不戦不敗の要諦』(中公新書)。小原氏曰く、外交とは「つかみどころのないほど裾野が広い...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/09/05
「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味
未来を知るための宇宙開発の歴史(9)宇宙開発を継続するための国際月探査
現在の宇宙開発は「国際月探査」を合言葉に掲げている。だが月は人類の移住先にも適さず、探査にさほどメリットがない。にもかかわらずなぜ「月探査」が目標として掲げられているのか。それは冷戦後、宇宙開発の目標を失った各...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/16