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チャットで上司が使うと「不快な絵文字」は?
コロナ禍を経て、多くの企業がビジネスチャットを取り入れ当たり前に使われるようになりました。仕事上でのチャットは、メールやSNSとはまた違ったコミュニケーション。絵文字はあまり使わないという人も多いと思いますが、毎度チャットで絵文字を駆使する上司にイラっとしている部下もなかにはいるようです。
そちらから、まずは「好感度が高い」絵文字をご紹介します。
Q.ビジネスチャットで上司や先輩からもらって「好感が持てる」ありがとうは?
1位・にこにこ顔絵文字 2位・親指を立てたイイネ絵文字 3位・お辞儀する人絵文字
感謝を伝える時に思いを込めたいと、その時ばかりは「ありがとう」の語尾に絵文字を使うという人も少なくないはず。中でも「にこにこ顔絵文字」はどの世代にも受け入れられる間違いのないセレクトで1位に。2位の「親指を立てたイイネ絵文字」は、受け取る部下も重くないのがビジネスライクで人気なのかもしれません。3位の「お辞儀する人絵文字」は、たとえ上司でもちゃんと感謝してくれている思いが部下に伝わりやすいのでは。また絵文字とは言えませんが「ありがとう!!」とシンプルに「!!」記号も安定した好感度でした。
続いて「不快な」絵文字はこちらです。
Q.ビジネスチャットで上司や先輩からもらって「不快に感じる」ありがとうは?
1位・目がハートの顔絵文字 2位・サングラス顔絵文字 3位・泣き笑い顔絵文字
不快度が最も高かった1位は「目がハートの顔絵文字」。ハートは思いの強さを表す一方でビジネスシーンには相応しくなく、気持ち悪さ、いやらしい印象などを与えてしまいます。それが上司から来るとすると尚更に不快です。2位の「サングラス顔絵文字」はなんだか偉そうな上から目線にも感じる可能性も。3位の「泣き笑い顔文字」は、少しふざけている印象や、真意の伝わりにくさがあるのではないでしょうか。また記号では「ありがとう…」の「…」を不快とする部下が多数。含みがある感じが嫌ですよね。
・「ハート」「キス顔」「ウィンク顔」
以上のような、少しでも下心や性的なイメージの出てしまう絵文字は絶対に避けましょう。ビジネスチャットだから不適切というだけでなく、上司から部下へ送ることでセクハラ、モラハラ感が出てしまいます。「可愛いつもりでも、女性上司だからといってハートやウインクを使うのは不愉快」という男性社員の意見も。
・色付きの「!」絵文字
度々話題となる「おじさん構文」でも典型的なスタイルとして嫌われるのが、赤色などの色付きの「!」絵文字。ただの「!」だけでも伝わるのに絵文字にする意味が分からないし読み難い、と若手社員からは不快の声がよく聞かれます。
・「冷や汗笑顔」「汗の飛沫」
自分を擁護したり、ごまかしたり、時には気遣うべきなのかプレッシャーを感じると言われるのが「汗」付きの絵文字。仲間内で使うのなら問題ないのですが、何か問題があったり謝りたいことがあるのなら、汗ではなく言葉で部下に伝えるべきなのかもしれません。
・「サングラス顔」「顎に手を置く思案顔」
上司感を出そうとするのか「サングラス顔」や「顎に手を置く思案顔」の絵文字を使う人もいますが、これらは偉そうな上から目線という印象で、無駄に部下に圧を掛けることにもなりかねません。若い世代はチャットではフラットな感覚を求めているのではないでしょうか。
・絵文字と顔文字(フェイスマーク)が混在
いわゆるフェイスマークやエモーティコン、スマイリーと呼ばれる顔文字と、絵文字が文章に混在している上司からのチャットが不快と言う人も。まず読みづらいという点、そして「もし使うのならどちらかで統一する」というのがZ世代の常識のよう。ダサくて不快、そんな本音も聞かれます。
ビジネスチャットを使う前提として、迅速で簡潔にムダを省いたコミュニケーションが求められています。ですから本来絵文字は不必要なもの。しかし顔の見えない会話の中で、時には絵文字が気持ちやテンションを伝えてくれるのに一役買ってくれることもありますし、上司は部下のやる気やモチベーションを維持するための気遣いや、息抜き的に絵文字を使うこともあるのかもしれません。
ただ、若い世代からすると「上司が使うから自分も使うべき?」「どんな真意があるのか」など、その使い方にジェネレーションギャップを感じてしまうこともしばしば。ビジネスチャットで絵文字が便利に活かせるのは、せいぜい「了解」や「オッケー」というような一言レスの代わりや、「ありがとう」に添えたりするくらいのシンプルな用途なのではないでしょうか。部下に不快に思われるくらいなら、絵文字の多用、乱用は避けた方が無難です。
<参考サイト>
「NEOビズコミ研究所」によるチャットツールに関する実態調査第2弾
https://www.neo.co.jp/corp/news/221201.html
「ありがとう」絵文字、上司が部下に送るならどれ?
「NEOビズコミ研究所」によるチャットツールに関する実態調査第2弾では、チャットに使用される「絵文字」に関するデータも公開されています。そちらから、まずは「好感度が高い」絵文字をご紹介します。
Q.ビジネスチャットで上司や先輩からもらって「好感が持てる」ありがとうは?
1位・にこにこ顔絵文字 2位・親指を立てたイイネ絵文字 3位・お辞儀する人絵文字
感謝を伝える時に思いを込めたいと、その時ばかりは「ありがとう」の語尾に絵文字を使うという人も少なくないはず。中でも「にこにこ顔絵文字」はどの世代にも受け入れられる間違いのないセレクトで1位に。2位の「親指を立てたイイネ絵文字」は、受け取る部下も重くないのがビジネスライクで人気なのかもしれません。3位の「お辞儀する人絵文字」は、たとえ上司でもちゃんと感謝してくれている思いが部下に伝わりやすいのでは。また絵文字とは言えませんが「ありがとう!!」とシンプルに「!!」記号も安定した好感度でした。
続いて「不快な」絵文字はこちらです。
Q.ビジネスチャットで上司や先輩からもらって「不快に感じる」ありがとうは?
1位・目がハートの顔絵文字 2位・サングラス顔絵文字 3位・泣き笑い顔絵文字
不快度が最も高かった1位は「目がハートの顔絵文字」。ハートは思いの強さを表す一方でビジネスシーンには相応しくなく、気持ち悪さ、いやらしい印象などを与えてしまいます。それが上司から来るとすると尚更に不快です。2位の「サングラス顔絵文字」はなんだか偉そうな上から目線にも感じる可能性も。3位の「泣き笑い顔文字」は、少しふざけている印象や、真意の伝わりにくさがあるのではないでしょうか。また記号では「ありがとう…」の「…」を不快とする部下が多数。含みがある感じが嫌ですよね。
これはNG! 部下を不快にさせるチャット絵文字
上記の調査も含め、上司や先輩が部下に使わない方がいい「不快な絵文字」をピックアップしました。・「ハート」「キス顔」「ウィンク顔」
以上のような、少しでも下心や性的なイメージの出てしまう絵文字は絶対に避けましょう。ビジネスチャットだから不適切というだけでなく、上司から部下へ送ることでセクハラ、モラハラ感が出てしまいます。「可愛いつもりでも、女性上司だからといってハートやウインクを使うのは不愉快」という男性社員の意見も。
・色付きの「!」絵文字
度々話題となる「おじさん構文」でも典型的なスタイルとして嫌われるのが、赤色などの色付きの「!」絵文字。ただの「!」だけでも伝わるのに絵文字にする意味が分からないし読み難い、と若手社員からは不快の声がよく聞かれます。
・「冷や汗笑顔」「汗の飛沫」
自分を擁護したり、ごまかしたり、時には気遣うべきなのかプレッシャーを感じると言われるのが「汗」付きの絵文字。仲間内で使うのなら問題ないのですが、何か問題があったり謝りたいことがあるのなら、汗ではなく言葉で部下に伝えるべきなのかもしれません。
・「サングラス顔」「顎に手を置く思案顔」
上司感を出そうとするのか「サングラス顔」や「顎に手を置く思案顔」の絵文字を使う人もいますが、これらは偉そうな上から目線という印象で、無駄に部下に圧を掛けることにもなりかねません。若い世代はチャットではフラットな感覚を求めているのではないでしょうか。
・絵文字と顔文字(フェイスマーク)が混在
いわゆるフェイスマークやエモーティコン、スマイリーと呼ばれる顔文字と、絵文字が文章に混在している上司からのチャットが不快と言う人も。まず読みづらいという点、そして「もし使うのならどちらかで統一する」というのがZ世代の常識のよう。ダサくて不快、そんな本音も聞かれます。
ビジネスチャットを使う前提として、迅速で簡潔にムダを省いたコミュニケーションが求められています。ですから本来絵文字は不必要なもの。しかし顔の見えない会話の中で、時には絵文字が気持ちやテンションを伝えてくれるのに一役買ってくれることもありますし、上司は部下のやる気やモチベーションを維持するための気遣いや、息抜き的に絵文字を使うこともあるのかもしれません。
ただ、若い世代からすると「上司が使うから自分も使うべき?」「どんな真意があるのか」など、その使い方にジェネレーションギャップを感じてしまうこともしばしば。ビジネスチャットで絵文字が便利に活かせるのは、せいぜい「了解」や「オッケー」というような一言レスの代わりや、「ありがとう」に添えたりするくらいのシンプルな用途なのではないでしょうか。部下に不快に思われるくらいなら、絵文字の多用、乱用は避けた方が無難です。
<参考サイト>
「NEOビズコミ研究所」によるチャットツールに関する実態調査第2弾
https://www.neo.co.jp/corp/news/221201.html
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