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DATE/ 2023.08.13

50代男性がやると「痛い」ファッションは?

 どんな服を着ればいいのか分からない、どこで服を買えばいいのかわからない、そんな悩みを持つ50代男性は結構いると思います。気持ちも若く、若見えする50代男性は増えていますが、年齢に相応しい落ち着いた着こなしをしたいけれど地味過ぎると老けてしまうのでは?とファッション迷子になっている人も多いよう。勘違いした「痛い」ファッションにならないためには、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか。

痛いオジサンによくあるNGファッション6例

 素敵な着こなしのできる50代男性に見られるためには、まずは気をつけたいファッションポイントを理解することが必要です。痛いオジサンにありがちな、以下のような服選びをしていないかご自身のファッションをチェックしていきましょう。

1・カジュアルすぎる楽ファッション

 自分はまだ若いと自負している人や、もうファッションに興味がないと諦めた人に多いのが、カジュアルすぎるファッション。オフの日はTシャツに短パン、キャップにサンダルといった子どもと同じような服装や、部屋着のようなジャージで外出している中年、初老男性も多く見かけます。何も考えなくていいラクなファッションばかりしていると、年相応のオシャレのできない痛いオジサンに。

2・かっちりコンサバ過ぎるファッション

 気軽な飲み会や休日の集まりにも、かっちりとスーツやジャケットを着用しないと落ち着かないタイプの50代男性も多いのでは。TPOを意識して服選びができないのも、古臭いオジサンの印象が強くなる一因に。上記のカジュアル過ぎるファッションも痛いですが、保守的な服装も過ぎると「カラオケにもスーツで来てた」と若い人達に囁かれてしまうこともあります。

3・サイズ感の合っていない服

 50代になればどんな人も体型の変化があり、若い頃とは身体のラインも変わってきます。ぽっこりしたお腹でボタンがはち切れそうなシャツや緩んだ体型を隠すためのダボっとした服、また若い頃から着ている細身となってしまったスーツなど、どんなにおしゃれなアイテムも体型に合っていないと「痛い」雰囲気が出てしまうのが50代。サイズ選びを変えるだけでもスタイルアップすることも。

4・ちょいワル風の品のないファッション

 シャツのボタンをいくつも開けたり胸元の見える深いVネックトップスを着たり、アクセサリー類をジャラジャラつけたり。ちょいワルなファッションをいまだにしている50代男性も時々夜の繁華街で見かけますが、あれは若い人からも女性からも「痛い」の声の上がる着こなし。体型や肌艶も老いてくる50代がワルい雰囲気のファッションをしてしまうと、粋ではなく下品に見えてしまいます。

5・若作りや、子どもっぽいファッション

 まだまだ老け込まないと気負って、若者に人気のブランドロゴの入った服や、可愛い色や柄物に手を出して「痛い」オジサンになってしまっている50代も。若い時から好きなファッションを50代になっても引きずっている人もいますが、そのまま着続けていると「若作り」とか「子どもオジサン」と呼ばれる羽目に。好きなテイストを残しつつもスタイルは年相応にアップデートしましょう。

6・古びた印象の清潔感のない服

 トップスの首元が伸びていたり襟が変色していたり、毛玉やシミが気になる服を平気で着ているファッションに無頓着な50代男性も「痛い」印象に。貧乏くさい、匂いそう、など寂しい中年男性に見られます。歳を重ね容姿が多少衰えても清潔感があり身だしなみがいいだけで、特段のおしゃれをせずとも「痛い」と思われることは減るもの。思い切って着古した服は捨てる勇気も必要です。

50代メンズファッションで意識したいこと

 50代の男性は、子どもが成人している人もいますし、職場でもそれなりの役職やポジションに就いている人も多いと思います。そんな立場の50代男性に最も期待されるのは、「信頼感」や「余裕」。それをファッションで表現できているかどうか、という以下のような点も意識したいものです。

・品の良い、清潔感のある着こなしを心掛ける。
・自分の立場や年齢を意識し、TPOを考えてコーディネートする。
・奇抜さは求めず、迷ったらシンプルで質の良いものを選ぶ。
・今のサイズを知るため百貨店や専門店でプロの意見を聞いて購入する。

 50代男性の中には服の購入は手軽さ重視で通販や量販店でサイズ表示だけ見て適当に済ます、という人も多いと思います。しかし時には店舗で実際に試着をすることも、50代メンズファッションには大切です。サイズを直したりコーディネートを学んだり、プロにアドバイスを受けながらファッション感覚を刺激してもらうのも良いかもしれませんね。
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授