テンミニッツ・アカデミーでおすすめの講義
SNSに写真を載せるとどうなる?
総務省の資料によると、X(旧Twitter)やInstagramの利用率は20代ではともに80%超となっています。これを全年代で見るとX(旧Twitter)で50%程度、Instagramでは61%程度の利用率です。かなり多くの人が日常的に利用していると言えそうです。こういったSNSは、その場で撮った写真をすぐにどこでもシェアすることができる点が特徴的です。
ただし気をつけていても、写真から個人情報や個人の行動パターンが外に出てしまうこともあるようです。また特定の人にだけ公開したはずのものが流出したり、公開した画像によって炎上が起きたりする事例も時折聞かれます。ということでこういったSNSに写真を投稿することで、どういうことが起こりうるのか、ここで確認してみましょう。
ITジャーナリストの高橋暁子さんは毎日新聞の記事で「背景が写り込んだ写真」「自宅近くに関する投稿」「駅などの固有名詞」「リアルタイムの投稿」は避けるよう指摘しています。背景の建物の特徴、自宅の外観、窓の形やカーテンの色などはGoogleストリートビューと照合されて場所を特定されるおそれがあります。また同記事には他にもいくつか事例が掲載されています。
たとえば友達が自宅に遊びに来た際の室内写真をアップするだけでも、情報は外に出ています。間取りは不動産会社が公開しているケースが多く、また友達の顔と名前を出すとSNSから特定されます。また買い物のレシートを公開すれば店舗名や買い物時間がわかり、行動パターンが読み取られるリスクがあります。こういった情報が重なれば、どこに住みどんな時間にどういう行動を取る人物なのか筒抜けとなります。
肖像権とは、個人の顔や姿が第三者に無断で使用されない権利です。問題がないようにするには、しっかりと同意を得ることを意識したり、人物が識別されないように加工する必要があります。海外ではさらに厳密なルールが存在する場所もあるようです。
昨今ではAI技術の進化もあり、写真を利用した顔認識技術も高まっています。また、本人が直接的に映り込んでいなかったとしても、他人の氏名や住所、生年月日といった個人情報は「個人情報保護法」で保護対象となっているので、写り込んでいないか注意する必要があります。
またAI技術の大幅な進化により生成AIにより「ディープフェイクポルノ」が作成されるリスクも生まれてきています。実際に2025年11月には、卒業写真からディープフェイクポルノが作られる事件がおきました。この事件では写真を部外者に提供したとして、県立高校の実習助手が懲戒免職になっています。
昨今では、スマホカメラの高画質化やデジタル処理の高性能化によって、かなり多くの情報が写真に残るようになっています。これに加えて、それまでは高度な技術や専門的なソフトが必要だった画像加工は、AIの登場によって誰でもできるようになりました。AIの進化は歓迎すべき面も多いはずですが、写真をアップするという点に関して言えば、新たなリスクが加わったと言えるかもしれません。
ただし気をつけていても、写真から個人情報や個人の行動パターンが外に出てしまうこともあるようです。また特定の人にだけ公開したはずのものが流出したり、公開した画像によって炎上が起きたりする事例も時折聞かれます。ということでこういったSNSに写真を投稿することで、どういうことが起こりうるのか、ここで確認してみましょう。
ストーカー被害のリスク
まずはストーカーに関するリスクです。2019年にはアイドルがアップした写真内の瞳を拡大し、そこに映っていた景色から駅を特定、自宅まで後をつけてわいせつ行為に及んだ犯人が逮捕されています。犯人は瞳に映った映像をGoogleストリートビューで照合して駅を特定しています。また動画を分析し、カーテンの位置や自然光の入り方などをもとに、マンションのどの階に住んでいるかまで把握していました。ITジャーナリストの高橋暁子さんは毎日新聞の記事で「背景が写り込んだ写真」「自宅近くに関する投稿」「駅などの固有名詞」「リアルタイムの投稿」は避けるよう指摘しています。背景の建物の特徴、自宅の外観、窓の形やカーテンの色などはGoogleストリートビューと照合されて場所を特定されるおそれがあります。また同記事には他にもいくつか事例が掲載されています。
たとえば友達が自宅に遊びに来た際の室内写真をアップするだけでも、情報は外に出ています。間取りは不動産会社が公開しているケースが多く、また友達の顔と名前を出すとSNSから特定されます。また買い物のレシートを公開すれば店舗名や買い物時間がわかり、行動パターンが読み取られるリスクがあります。こういった情報が重なれば、どこに住みどんな時間にどういう行動を取る人物なのか筒抜けとなります。
肖像権と個人情報など権利に関する問題
個人のプライバシーに関しても問題が生じる可能性があります。自分や自分の仲間を撮った写真であっても、知らない人が映り込むことはあります。もしその顔や姿から人物が特定できる写真であった場合、その映り込んだ人物の肖像権に注意しなければなりません。肖像権とは、個人の顔や姿が第三者に無断で使用されない権利です。問題がないようにするには、しっかりと同意を得ることを意識したり、人物が識別されないように加工する必要があります。海外ではさらに厳密なルールが存在する場所もあるようです。
昨今ではAI技術の進化もあり、写真を利用した顔認識技術も高まっています。また、本人が直接的に映り込んでいなかったとしても、他人の氏名や住所、生年月日といった個人情報は「個人情報保護法」で保護対象となっているので、写り込んでいないか注意する必要があります。
流出・ディープフェイクのリスク
他にもアップした画像がアダルトサイトや出会い系サイトに勝手に使われてしまう事例もあるようです。またたとえDM(ダイレクトメール)で特定の人に向けて送ったものであったり、公開範囲を限定していたものであっても流出することはあります。またAI技術の大幅な進化により生成AIにより「ディープフェイクポルノ」が作成されるリスクも生まれてきています。実際に2025年11月には、卒業写真からディープフェイクポルノが作られる事件がおきました。この事件では写真を部外者に提供したとして、県立高校の実習助手が懲戒免職になっています。
昨今では、スマホカメラの高画質化やデジタル処理の高性能化によって、かなり多くの情報が写真に残るようになっています。これに加えて、それまでは高度な技術や専門的なソフトが必要だった画像加工は、AIの登場によって誰でもできるようになりました。AIの進化は歓迎すべき面も多いはずですが、写真をアップするという点に関して言えば、新たなリスクが加わったと言えるかもしれません。
<参考サイト>
・第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル|総務省
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd111120.html
・ストーカー、「瞳に映った景色」で女性の自宅を特定 日本|BBC NEWS JAPAN
https://www.bbc.com/japanese/50010809
・その投稿は大丈夫? 知らないと怖い、SNSのリスク|毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221018/k00/00m/040/058000c
・第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル|総務省
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd111120.html
・ストーカー、「瞳に映った景色」で女性の自宅を特定 日本|BBC NEWS JAPAN
https://www.bbc.com/japanese/50010809
・その投稿は大丈夫? 知らないと怖い、SNSのリスク|毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221018/k00/00m/040/058000c
人気の講義ランキングTOP20
科学は嫌われる!? なぜ「物語」のほうが重要視されるのか
長谷川眞理子


