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私があなたに教えます!“自分の経験を売る”新型ビジネス
訪日外国人がうなぎ上りに増えるのと比例して、たびたびキーワードとして挙がっていた「民泊」。その「民泊」を担う世界最大のプラットフォーム「Airbnb(エアビーアンドビー)」がこのほど「ローカル体験」と呼ばれるサービスを始めた。
「ローカル体験」とは、ツアーや様々な体験をしたい旅行客、提供したいホストをマッチングするサービス。ツアーというとおおげさに聞こえてしまうかもしれないが、「パリの街並みを案内します、1時間半で30ドル」、「サンフランシスコのハイキングツアー、3時間で49ドル」など肩肘張らないプランも多い。もともと「Airbnb」が手掛けていた宿泊に対し、観光は非常に親和性が高いサービスだろう。また、自宅に見ず知らずの人間を泊めるのは…と抵抗があっても、観光案内してお小遣い稼ぎができるならやってみようかなと考える人は少なくないのではないか。
残念ながらこの「ローカル体験」はまだ日本では導入されていない。だが、日本でも類似サービスがいくつかあるので紹介したい。1つ目は「ユニークな現地ツアーを探せる旅行体験のフリーマーケット」という触れ込みの「Voyagin(ボヤジン)」。現在アジア8カ国でサービスを展開しているが、圧倒的にツアー数が多いのは日本だ。
東京を例に挙げると「習字体験、1時間3000円」「日本の一般家庭を訪れてお好み焼き作り、2時間3000円」「相撲の朝稽古を見学、2時間で14400円」「築地市場を案内します、2時間半で7000円」「紅葉ツアー、4時間半で19000円」など、外国人観光客に人気がありそうなプランがずらり。人気スポットの知識や特技を活かすことで副業にすることができるのだ。旅行業も手掛ける楽天が2015年7月にこのサービスの将来性を見込んで買収。さらに拡大していくことはほぼ間違いないだろう。
観光特化ではなく、「わたしの30分、売りはじめます。」というキャッチフレーズで幅広く経験を売るサービスを展開しているのが「Time Ticket(タイムチケット)」。「Excelでお困りなことお助けします、30分1000円」、「WEBの集客方法相談乗ります、1時間5000円」など専門知識を活かしたものもあれば、「ランチ付き合います、1時間2000円」、「ヤフオク代理入札します、30分500円」なんてものも。
自分にとってごくごく普通のことが外国人にとってみればとても魅力的ということもあるし、意外なサービスが受けることもある。アイディア次第で自分の経験を売って稼ぐことができる時代になったと言えるだろう。
「ローカル体験」とは、ツアーや様々な体験をしたい旅行客、提供したいホストをマッチングするサービス。ツアーというとおおげさに聞こえてしまうかもしれないが、「パリの街並みを案内します、1時間半で30ドル」、「サンフランシスコのハイキングツアー、3時間で49ドル」など肩肘張らないプランも多い。もともと「Airbnb」が手掛けていた宿泊に対し、観光は非常に親和性が高いサービスだろう。また、自宅に見ず知らずの人間を泊めるのは…と抵抗があっても、観光案内してお小遣い稼ぎができるならやってみようかなと考える人は少なくないのではないか。
残念ながらこの「ローカル体験」はまだ日本では導入されていない。だが、日本でも類似サービスがいくつかあるので紹介したい。1つ目は「ユニークな現地ツアーを探せる旅行体験のフリーマーケット」という触れ込みの「Voyagin(ボヤジン)」。現在アジア8カ国でサービスを展開しているが、圧倒的にツアー数が多いのは日本だ。
東京を例に挙げると「習字体験、1時間3000円」「日本の一般家庭を訪れてお好み焼き作り、2時間3000円」「相撲の朝稽古を見学、2時間で14400円」「築地市場を案内します、2時間半で7000円」「紅葉ツアー、4時間半で19000円」など、外国人観光客に人気がありそうなプランがずらり。人気スポットの知識や特技を活かすことで副業にすることができるのだ。旅行業も手掛ける楽天が2015年7月にこのサービスの将来性を見込んで買収。さらに拡大していくことはほぼ間違いないだろう。
観光特化ではなく、「わたしの30分、売りはじめます。」というキャッチフレーズで幅広く経験を売るサービスを展開しているのが「Time Ticket(タイムチケット)」。「Excelでお困りなことお助けします、30分1000円」、「WEBの集客方法相談乗ります、1時間5000円」など専門知識を活かしたものもあれば、「ランチ付き合います、1時間2000円」、「ヤフオク代理入札します、30分500円」なんてものも。
自分にとってごくごく普通のことが外国人にとってみればとても魅力的ということもあるし、意外なサービスが受けることもある。アイディア次第で自分の経験を売って稼ぐことができる時代になったと言えるだろう。
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