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DATE/ 2016.03.20

事前準備はしっかりと!お花見を10倍楽しむ方法

 日本人が大好きなお花見の季節。「今年は何回お花見した?」なんていうのが挨拶代わりになるほどだ。そこでお花見を楽しむための服装、持ち物など、お花見に役立つ基本のポイントをまとめてみた。

場所取りのポイント~防寒対策も忘れずに

 場所取りが大変というイメージがあるお花見。満開の桜の真下が人気のようだが、真上を見上げながらお酒を飲むのは難しく、ほとんど見なかったなんてことにもなりがち。そこで座って話ながら、目線に桜が自然と入る場所をセレクトするのがオススメ。競争率も低いので場所取りもしやすいだろう。

 遅れてくるメンバーのためにわかりやすい目印がある場所にするのも重要な要素。デキる幹事ならば二次会のお店についても前もって考えておきたい。

 桜の見頃になる3月末から4月頭は、冷え込むことも少なくない。長時間外にいることを考えると、昼はまだしも、特に夜のお花見でのファッションは、おしゃれ度を極めるよりも防寒に注意したほうがよい。昼から夜にかけてのお花見の場合は、暑ければ脱ぐ、寒ければ重ねるといった具合に調整ができる格好を心がけると安心だ。ダウンやマフラー、手袋などもお花見が終わるまで取っておき、カイロなどもフル活用して、真冬にも耐えうる格好で臨むべし。ひざ掛けなども用意しておくとなおいい。

持ち物・飲み物・食べ物のポイント

 レジャーシート、紙皿・紙コップ、割り箸、トイレットペーパー、ゴミ袋は基本中の基本。マジックペンがあると、誰のものかわからなくなりがちな紙コップに名前を書いたりできるので便利だ。ウェットティッシュは手を拭くだけでなく、こぼしたものを拭き取ったり、片付けの際の皿の汚れ取りなどにも役立つ。夜の時間帯の花見には懐中電灯があると探し物や片付けの際のチェックにも。

 また、段ボールをレジャーシートの下に敷くと座り心地の良さが確保されるだけでなく、防寒の役目も果たしてくれるので用意しておくとベター。

 飲み物を冷やすためのクーラーボックスと保冷剤は基本として、意外と喜ばれるのが温かい飲み物。魔法瓶やスープジャーなど飲み物を保温できるものもフル活用したい。温かいお茶やコーヒー、スープなどがあるとありがたがられる。忘れがちな缶切り、ワインオープナー、栓抜きはコンビニが近くにあればすぐに調達できるものだが、できればいざというときのために用意しておきたい物のひとつ。

 食べ物は凝ったものよりも、お弁当、おにぎり、サンドイッチなど手軽につまんで食べられるものを用意しよう。おしゃれな雰囲気にしたい場合はピンチョスなどが見た目も華やかでオススメ。とにかく食べやすさ重視で。

 毎年同じメンバーでお花見をする人たちのマンネリ化を避けるために役立つのが、余興のグッズやゲームアイテム。トランプなどがあると、子どもも飽きずに楽しめる。家にあるもので簡単に持ち運べるものをいくつか用意してみてはいかがだろう。大人だけのメンバーならば、桜を眺めながら一句詠んでみると盛り上がるだろう。短冊と筆といった小道具があるだけでいつものお花見にもぐっと風情が増すはず。またiPhone用の三脚があると、お花見の盛り上がった空気を邪魔せずに自然なスナップ写真を抑えることができる。定点で撮影できる機能やアプリなどを使うのもアリ。

 以上、基本的なお花見のポイントについてまとめてみた。美しい桜を前に気分が盛り上がるのは当然だが、周りに配慮して迷惑をかけない程度に騒ぐ、ゴミはきちんと持ち帰る、きれいに片づけるといった最低限のマナーを守ってお花見を楽しんでいただきたい。

~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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小原雅博
東京大学名誉教授