社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「育ちが悪い」と思われる人の特徴
「育ちがいい・悪い」がネットを賑わせることが多くなりました。いわゆる不寛容社会というものでしょうか。それとも「他人のふり見て我がふり直せ」と、見知らぬ人が母親代わりに言ってくれるありがたい風潮なのでしょうか。いずれにせよ「この人、育ちが悪い」とは誰しも思われたくありません。ささいなふるまいで幻滅されたくない人が注意すべきポイントについて、調べてみました。
なかでも「音を出して食べる」のは、「クチャラー」とさえ呼ばれてしまう嫌われっぷり。たしかに耳ざわりかもしれませんが、音を立てて食べてしまうのには、いくつか理由があります。鼻呼吸ができない人、噛み合わせが悪いいわゆる「出っ歯」や「受け口」の人、部分入れ歯が気になる人などは、噛むときに口を閉じておくことがむずかしく、クチャクチャ音が出てしまいやすいとか。
ヨーロッパ随一の名門ハプスブルク家の家系は、代々「受け口」が特徴だったそうです。すると「クチャラーは育ちが悪い」というのは、「眼鏡をかけた人は頭がいい」という程度の思い込み、とも考えられるのではないでしょうか。
そして、最近増えてきたのは「歩きスマホ」。これは「歩き食べ」と違い、ここ十数年でのスマホの普及に伴い、問題化してきたもので、小さいころから親に注意されてきたものではありません。ですが、そういうところにこそ「育ち」が出ると言えます。いずれにしろ、これらは見ていて気持ちが良くない、周りのことを考えない(危険行為)というのが、他人に嫌われる理由なのでしょう。
スマホのような機器の使い方は、これからいろいろな線引きができていくでしょうが、スマホを見ながらベビーカーを押す親に「育て」られた子どもはどうなっていくのでしょう。気になるところです。
2016年9月に行われたアメリカ大統領選第1回テレビ討論後には、アメリカでは「トランプの鼻すすり」が嘲笑を買ったと言います。日本では人前で鼻をかむのが無作法とされていますが、欧米では鼻をすすってしまうほうがよほど評判が悪く、「お里が知れる」行い、だったようです。
面と向かって「育ちが悪く見えますよ」と言われることはそうそうないと思いますが、もしかしたら何気ない行いが誰かに悪い印象を与えているかもしれません。今一度、自分の行動を省みてみるのもいいかもしれませんね。
「食べ方が汚い」「クチャラー」
会食の席は、「育ち」がもろに現れる場所のようです。とりわけ嫌われるのが「音を出して食べる」と「箸づかいがなっていない」、そして「食べ方が汚い(魚など、食べた後のお皿がぐちゃぐちゃ)」の3パターンです。なかでも「音を出して食べる」のは、「クチャラー」とさえ呼ばれてしまう嫌われっぷり。たしかに耳ざわりかもしれませんが、音を立てて食べてしまうのには、いくつか理由があります。鼻呼吸ができない人、噛み合わせが悪いいわゆる「出っ歯」や「受け口」の人、部分入れ歯が気になる人などは、噛むときに口を閉じておくことがむずかしく、クチャクチャ音が出てしまいやすいとか。
ヨーロッパ随一の名門ハプスブルク家の家系は、代々「受け口」が特徴だったそうです。すると「クチャラーは育ちが悪い」というのは、「眼鏡をかけた人は頭がいい」という程度の思い込み、とも考えられるのではないでしょうか。
「歩き食べ」「歩きスマホ」
「歩きながら食べるなんてありえない」という意見も多いですね。多くの人は小さいころに「食べ物は座って食べなさい」と親にしつけられたと思います。もちろん食事は座ってゆっくり食べたほうが消化にもよく、見た目もいいのは当然です。そして、最近増えてきたのは「歩きスマホ」。これは「歩き食べ」と違い、ここ十数年でのスマホの普及に伴い、問題化してきたもので、小さいころから親に注意されてきたものではありません。ですが、そういうところにこそ「育ち」が出ると言えます。いずれにしろ、これらは見ていて気持ちが良くない、周りのことを考えない(危険行為)というのが、他人に嫌われる理由なのでしょう。
スマホのような機器の使い方は、これからいろいろな線引きができていくでしょうが、スマホを見ながらベビーカーを押す親に「育て」られた子どもはどうなっていくのでしょう。気になるところです。
電車内のマナー
混雑していようといまいと、電車は公共交通機関の代表。「泣く子を乗せるな」という極端な説も出ましたが、最低限の思いやりは残したいですね。「電車で化粧」は他人が迷惑か否かの問題ではないですし、新幹線の中で前の座席などに足を載せてくつろぐのも快適なのはご当人だけでしょう。2016年9月に行われたアメリカ大統領選第1回テレビ討論後には、アメリカでは「トランプの鼻すすり」が嘲笑を買ったと言います。日本では人前で鼻をかむのが無作法とされていますが、欧米では鼻をすすってしまうほうがよほど評判が悪く、「お里が知れる」行い、だったようです。
面と向かって「育ちが悪く見えますよ」と言われることはそうそうないと思いますが、もしかしたら何気ない行いが誰かに悪い印象を与えているかもしれません。今一度、自分の行動を省みてみるのもいいかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,400本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
自発性を重んじる――藤田一照師が禅と仏教の心を説く
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
大学院を中退して禅の道に進み、アメリカ東海岸で18年間禅堂を開いた藤田一照師に、禅と仏教の心について話を聞いていく。アメリカの禅にはすでに百年近い歴史があり、最初に鈴木大拙が伝えたといわれている。その後、一時はカ...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/01/13
大人の学び・3つの心得=自由、世間が教科書、孤独を覚悟
「50歳からの勉強法」を学ぶ(1)大人の学びの心得三箇条
大人の学び、50歳からの勉強法について童門冬二氏に伺ったシリーズ講義。人生のプロセスをある程度終えてからの勉強の仕方として、童門氏は三つのポイントを挙げている。一つ目は「学びの姿勢は自由でいい」、二つ目は「教科書...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/05/14
平々凡々も大事、慎まなくてはいけないのはヤンチャな行動
『孫子』を読む:行軍篇(2)4つの地形での戦い方:後編
前回に続き、戦いにおける4つの地形、その環境の具体的な注意点を示し、それらをビジネス戦略や人生の局面に応用する方法を解説していく第2話。川、沼地、平地、そして高地においての戦いの要点が語られているが、広い視野を持...
収録日:2020/10/09
追加日:2025/01/12
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著、集英社新書)では、日本人の本の読み方の変遷を追うとともに、明治以降、日本人が読んできた本を知ることで、日本の世相や文化史を克明に伝えている。本講義では2回にわ...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/10/06
『貞観政要』が人気…日本の経営幹部研修で好まれる理由
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(5)東洋的リーダーシップ
年功序列の上下関係が根を張る日本型組織が、いきなりその体制を超分権型組織に切り替えるのは容易ではない。そこで今、日本の経営者が注目しているのが、部下からの忌憚ない助言の価値を説く『貞観政要』だ。これからの日本の...
収録日:2024/09/17
追加日:2025/01/10