テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2024.02.09

アパレル店員が選ぶ「イヤな客」ワースト3

 皆さんは、洋服は普段どこで購入していますか?最近では、ほとんどネットショッピングで済ませてしまうという人も増えているようですが、やはり自分の目と手でサイズや品質をチェックしてからではないと、とショップに足を運ぶ派も多いはず。

 しかし、アパレルショップに行ったとき、おしゃれな店員さんに気後れしてしまい、居心地の悪さを感じてそそくさと出てきた、なんて経験もありますよね。なかには、なんだか店員さんの対応が冷たい、相手にされていない、と感じたという話も聞きます。その多くは考え過ぎや気のせいかもしれませんが、もしかしたら、あなたがイヤな客になっている可能性もあるのでは?

 今回はアパレルショップで働く現役の店員さん5人に、イヤな客についてリアルなご意見をうかがってきました。

こんな客が嫌われる! あなたのマナーは大丈夫?

1.汗や体臭の強い、不潔な客
 意外かもしれませんが、できうる限り試着をしてから買ってもらいたい、遠慮せずにどんどん試着をしてほしい、と店員さん達は口をそろえて言っています。しかし、一番困るのは商品にダメージが発生すること。

 たとえば、汗をかいている状態で試着をされると商品が濡れてしまったり臭いがついてしまったり、品質の劣化につながります。また、ラメやグロスがギラギラしていたりするメイクの濃い人にはフェイスカバー着用を促すも、使ってくれないことも多く、商品が汚れてしまうことも。試着時は、汗、体臭、メイクに気をつけて清潔を心がけたいものですね。

2.コミュニケーションが取れない客
 お客さんが入店してきて「いらっしゃいませ」と声をかけても、目も合わせない人がよくいるそう。そんなときは「放っておいて欲しいのかな?」と様子を見ますが、それでもサイズや探し物で迷っていれば話しかけざるを得ないと言います。

 しかし、返事さえもなく無視するお客さんには悲しくなるとのこと。普段はきちんと挨拶もするし他人とコミュニケーションを取れているであろう人の、なぜかアパレル店員は無視してもいいという雰囲気に腹が立つことも。「今日は買うつもりはないけれど下見です。」とか「他も回ってから決めます。」とか言ってくれれば執拗に商品を薦めることはないそうです。

3.客だから何をしてもいい、と思っている客
 百貨店やファストファッションの売り場には、外国人観光客もたくさん来店するようになりました。黙って試着室に大量の商品を持ち込んだり、大勢で試着室に入ったり、買わない物は脱ぎっぱなしで散らかして退店、というマナーの悪さも目立つといいますが、そこは文化の違いと納得するようにしているそう。

 ところが外国人だと思って我慢していたら実は日本人だったということもあり、特に10~20代の若い世代の日本人客も、観光客と同じような行動をする人が増えていると言います。客だったら何をしても許される、という言動のお客さんは一刻も早く帰ってほしいと願ってしまうとのことです。

求めているのは人として当たり前の、最低限のマナー

 身に覚えのある言動はありましたか?アパレルの店員たちは、「お高い」「商品やブランドの雰囲気にふさわしくない客に冷たい」とショップから足が遠のいていた人もいると思いますが、そうされてしまう、そう感じてしまうのには、お客さんの側にもそれなりの理由があるようです。

 おしゃれに見えて引け目を感じていた店員さんたちが、実は一番にお客さんに求めているのは、清潔であること、挨拶をすること、偉ぶらないこと。人として当たり前の、最低限のマナーなのかもしれません。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的

トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的

第2次トランプ政権の危険性と本質(2)トランプ関税のおかしな発想

「トランプ関税」といわれる関税政策を積極的に行う第二次トランプ政権だが、この政策によるショックから株価が乱高下している。この政策は二国間の貿易収支を問題視し、それを「損得」で判断してのものだが、そもそもその考え...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/17
柿埜真吾
経済学者
2

大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本

大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本

デモクラシーの基盤とは何か(2)明治日本の惑溺と多元性

アメリカは民主主義の土壌が育まれていたが、日本はどうだったのだろうか。幕末の藩士たちはアメリカの建国の父たちに憧憬を抱いていた。そして、幕末から明治初期には雨後の筍のように、様々な政治結社も登場した。明治日本は...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/16
3

【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?

【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?

編集部ラジオ2025(8)会員アンケート企画:トランプ関税

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「トランプ関税をどう考える?」というテーマでご意見をいただきました。

第2次トランプ...
収録日:2025/05/07
追加日:2025/05/15
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア
4

相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城

相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城

世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(1)「相互関税」とは何か?

トランプ大統領は、2025年4月2日(アメリカ時間)に貿易相手国に「相互関税」を課すと発表し、「解放の日」だと唱えた。しかし、「相互関税」の考え方は、まったくよくわからないのが実状だ。はたして、トランプ大統領がめざす...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授