東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策
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ロールモデル、メッセージ、面談……女性活躍の秘訣とは
東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策(4)ロールモデルと面談効果
黒田麻衣子(株式会社東横イン 代表執行役社長)
一般的に、女性は男性に比べ、仕事上のロールモデル、お手本となる人物を見つけるのが難しいと言われている。女性は、結婚、出産、パートナーの転勤、介護など、プライベートの変化の影響を受けやすいからだ。そうした難しさに対して、ロールモデルの構築と面談とで好循環を生み出した秘訣を探った。(全7話中第4話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:13分35秒
収録日:2020年1月17日
追加日:2020年4月16日
≪全文≫

●女性に必要なのは「ロールモデル」


―― 先ほど、女性をリーダーにするにはなるべく女性が多い、ないしは女性だけの組織がいいというお話がありました。これからは多様性が大事だというなかで、例えば最近は女性で管理職まではやる方も多いのですが、その上の役員になる方が少ないというのが、多くの日本企業の悩みの1つとなっています。この点はどのようにお考えになりますか?

黒田 とても優秀な女性の社員がいて、「ぜひ役員になってほしい」と言っても断られてしまう、というお話はいろいろなところで聞いたことはあります。

 一方で、当社の場合は、女性が手を挙げて支配人になりますし、支配人の中でもさらにリーダーになる役目をお願いすると、たいていは「はい、分かりました」と受けてくださいます。やはり女性だけの中では、女性がリーダーになりやすいのではないでしょうか。あとは当社の場合、ロールモデルがいるのも大きいですね。

―― ロールモデルですね。

黒田 はい。だから、一度役員の方が出てきたりしたら、次の方たちがつながってくるのだろうと考えています。

―― 最初の方はロールモデルとしての役割が期待されますので、責任も大きいのですが、それを周りがどうサポートしてやっていくか、そのあたりを工夫していくと、その後はどんどん輩出されていくということですね。

黒田 そのようには思います。


●経験の蓄積と地域密着との相乗効果


―― 東横インはまさに女性の方々が多い職場ですから、ロールモデルという意味で、子育てを全部終えられた方、ある程度年を重ねられた方など幅広くいらっしゃると思います。社長からご覧になって、そういう企業ならではのよさとか、こういうロールモデルの方がいるので助かっていますとか、そういう事例はございますか?

黒田 はい。子どもが小さいときから育てあげて支配人を続けている方は、子育てをしながら仕事もしてきたロールモデルとして、若い支配人たちの参考になります。また、60代後半まで支配人を続けた方で、今は支配人ではなく、非常勤の顧問になってくださった方もいます。そういう方がいるだけで、「あんなふうに年をとっていけるんだな」というロールモデルとして励みになると、支配人たちから聞いたことがあります。

―― それは大きいですね。何歳になったら支配人をおりるという決まりは特にないのですか?

黒田...

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