東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策
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お互いに助け合う女性の組織の強い「横のつながり」
東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策(2)支配人同士の「横のつながり」
黒田麻衣子(株式会社東横イン 代表執行役社長)
「女性が活躍できる職場をつくろう」という号令がかかったはいいが、具体例が出ることはなく、うやむやになってしまった組織も少なくない。そういった際に参考になるのが、女性の多い職場での成功例である。女性の強み、弱みを含めた特徴が分かれば、男性と女性をいかに配置し、組織のバランスを取ればいいかが見えてくる。(全7話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:10分47秒
収録日:2020年1月17日
追加日:2020年4月2日
≪全文≫

●女性が得意な伝達、不得意な伝達


―― 東横インでは女性が大変活躍されていますが、普通の会社ですと、どちらかというと男性が多く、女性が半分を超える職場は少ないかもしれません。ですので、どうすれば女性が活躍できる社会、会社になるのか、よく分からないという方も残念ながらいらっしゃると思います。そんななか、女性として、女性が活躍している会社に入られて思ったこと、感じられたことをお聞きしたいと思います。

 まず、女性が活躍する職場の面白さ、特徴というのは、どういうところにありますでしょうか?

黒田 そうですね。私自身は、ずっと女子校育ちで、他の会社に就職したこともないため、女性だけの職場にあまり違和感がないのです。

―― 女子校には独特の文化がありますよね。

黒田 そうですね。ただ、社外の取締役から「女性ならではなのかもしれないけれど、横への情報の伝達が速いね」と言われたことがあります。

―― なるほど。

黒田 横に情報が伝達しやすいということは、例えば支配人たちがやってよかったことを横展開できるので、その点はとてもよいと思っています。一方で、「上から下への情報伝達が下手だね」と言われたこともあります。支配人同士、うわさもひっくるめて、うわーっと情報が集まるのですが、本社が言ったことが支配人、末端のスタッフまで伝わっているかという部分に課題があります。お恥ずかしながら、お客様の方から「もうこういうサービスに変わっているよ」と教えていただくフロントもいたりするものですから。

―― 組織に対する考え方も忠誠心なども、女性と男性では違う部分があると思います。例えば最近はだいぶ変わってきていると思いますが、共学校では、昔は男性が部長をやって、女性が副部長とかマネジャーをやるというようなイメージがあります。

黒田 そうですね。


●女性のおしゃべりには理由がある


―― 一方の女子校の場合、当然、部長から何から全部女性でやるというかたちになります。トップをやる人もいれば、世話役、補佐役をやる方も出てくる。黒田社長はずっとその世界で生きてきたということですが、上の言うことを聞く縦の関係性というよりは、仲間意識があるため、横への連絡はうまくいくというように、人の付き合いを大事にするところが、女性にはあるのでしょうか。女性にとっての組織観についてはどう感じていますか?
...

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