ウォーレン・バフェットの成功哲学
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜGAFAはバフェットの考え方を経営に生かしているのか
ウォーレン・バフェットの成功哲学(6)IT業界の巨人たちに与えた影響
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
「自分が分からない分野には投資しない」をモットーにしているウォーレン・バフェット。IT企業にはほとんど投資していないのだが、それにもかかわらず、IT業界にも絶大な影響力を持っている。GAFAを例に、彼がIT業界の巨人たちに与えた影響について解説する。(全7話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:8分38秒
収録日:2021年9月15日
追加日:2021年12月21日
カテゴリー:
≪全文≫

●GAFAはバフェットの考え方を経営に生かしている


―― このようなバフェットの考え方は若い経営者にどういう影響を与えていたのでしょうか。

桑原 そうですね。やはりバフェットが尊敬されている理由の1つには、古くさい言い方になりますが、バフェットが今をときめく、いわゆるGAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)などのIT業界の経営者たちの経営に非常に強い影響を与えていることです。

 これは投資と離れるので、あまり語られませんが、バフェット自身はインテルの創業時にも投資していませんし、その後のテクノロジー業界やIT業界にもあまり投資していません。唯一投資しているのがアップル(Apple)です。アップルに関しては、アップルの株の5パーセント以上を所有していて、これは別です。バフェットにとっては、Appleはモノを作っているので非常に理解しやすく、ブランド力もあり、少し特殊な例です。他の会社に関しては、バフェットは投資をしていません。

 しかし、そういったGAFAの経営者たちは、バフェットの考え方を自分の経営に生かしています。これはたぶんバフェットが尊敬されている理由の1つだと思っています。


●バフェットはグーグルにとっては非常に有難い存在


―― それは具体的にどう表れているのでしょうか。

桑原 まずグーグル(Google)は2014年に株式を公開したときに、創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが「創業者からの手紙」を出します。バフェットがバークシャー・ハサウェイで出している「バフェットの手紙」は非常に有名で、本も何冊も出ているのですが、それと同じようにグーグルの創業者2人は株主たちと金融機関に向かって、自分たちの手紙を付けます。その中で彼らは「自分たちは短期的な経営数字には目をくれるつもりはない」と言います。自分たちは長期的なスパンで経営をしていくし、そうやって会社を運営していく。短期的な利益目標にも自分たちは一切目もくれないということです。これは株式公開においては言ってはいけないことです。本来であれば、3年あるいは5年のきちんとした計画を出して、数字を作って、会社をこうしたいと言うから投資をしてくれるのですが、グーグルの2人はそれを端から否定しました。

 そのときに彼らがその手紙に、ウォーレン...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤

人気の講義ランキングTOP10
核DNAからさぐる日本のルーツ(1)人類の起源と広がり
核DNAデータで日本人のルーツを探る…アフリカから日本まで来た行程と時期は?
斎藤成也
「満洲」から考える日本とアジア(5)ロシアのシベリア征服と日清日露戦争
「満洲利権」はなぜ日本の手に渡ったか?…ロシアの極東征服、そして朝鮮の混乱が日本を日清・日露戦争へ
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
編集部ラジオ2026(33)鎌田東二先生の法華経講義解説-2
【10min名作探訪】大丈夫だよと励ましてくれる『法華経』…鎌田東二先生の講義
テンミニッツ・アカデミー編集部
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
アメリカの理念と本質とは?…まず「三つの建国」から原点に迫る
中西輝政
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
「ホメロス叙事詩」を読むために(7)オデュッセウスの冒険
ホメロスの『オデュッセイア』が描く苦難と誘惑の冒険譚
納富信留