社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
鳩時計から出てくる鳥は「鳩」ではなかった?
朝起きて小鳥のさえずりが聞こえると、さわやかな朝を迎えることができますね。今回はそんな鳥にまつわるお話をいくつか紹介しましょう。
鳩時計は、18世紀前半、ドイツでフランツ・アントン・ケトラー氏により作られたものがそのはじまりなのだそうです。ヨーロッパでは、カッコウが春を告げ幸運をもたらす鳥とされていることもあり、時間を知らせてくれる鳥のイメージにぴったりということで、「カッコウ時計」が作られたのですね。
一方、日本では、寂れた、不景気なという意味で「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」といわれるように、カッコウはあまり良い意味でとらえられていないため、平和の象徴とされている鳩を採用したそうです。
うぐいすにとって、春は恋の季節。オスはお目当てのメスに、求愛行動を始めます。そのときに発するのが、聞き覚えのある「ホーホケキョ」。この声の良さでうまくいくかどうかが決まるそうです。なかなかうまくいかないオスは、うまいオスの声を聞いて練習するのだとか。あの鳴き声に聞き惚れるのは、人間だけではなかったのですね。
では春以外はどんな鳴き声をするのでしょうか。うぐいすは、基本的に一年中出される声を地鳴きといい、「チャッチャッ」と鳴きます。これはオス・メス共通です。
現代の鶏は、人に飼われているものばかり。人の手により品種改良されていき、さらに太らせていった結果、飛ぶ必要がなくなってしまい、今のようになったといわれています。特に外敵もいないので、空を飛んで逃げなくても良くなったということもあるようです。
鳩時計の意外な事実
まずは鳩時計の鳩についてです。鳩時計といえば、決まった時間になると鳥が飛び出してきて、鳴いて時間を教えてくれるのですが、みなさん、当然出てくるのは鳩だと思っていますよね。実は鳩ではないのです。鳴き声から想像がつくかと思いますが、そう、あの鳥はカッコウです。鳩時計は、18世紀前半、ドイツでフランツ・アントン・ケトラー氏により作られたものがそのはじまりなのだそうです。ヨーロッパでは、カッコウが春を告げ幸運をもたらす鳥とされていることもあり、時間を知らせてくれる鳥のイメージにぴったりということで、「カッコウ時計」が作られたのですね。
一方、日本では、寂れた、不景気なという意味で「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」といわれるように、カッコウはあまり良い意味でとらえられていないため、平和の象徴とされている鳩を採用したそうです。
春だけ聞ける「ホーホケキョ」~うぐいすの秘密~
続いて、「うぐいす」に関する話です。うぐいすというと、高くてかわいらしい声で鳴くので、春を感じます。それもそのはず、うぐいすの「ホーホケキョ」という鳴き声が聞けるのは、春だけだからです。うぐいすにとって、春は恋の季節。オスはお目当てのメスに、求愛行動を始めます。そのときに発するのが、聞き覚えのある「ホーホケキョ」。この声の良さでうまくいくかどうかが決まるそうです。なかなかうまくいかないオスは、うまいオスの声を聞いて練習するのだとか。あの鳴き声に聞き惚れるのは、人間だけではなかったのですね。
では春以外はどんな鳴き声をするのでしょうか。うぐいすは、基本的に一年中出される声を地鳴きといい、「チャッチャッ」と鳴きます。これはオス・メス共通です。
空を飛べた鶏
鶏(ニワトリ)というと、あまり飛ぶイメージがありませんね。でも実はその祖先ともいうべき赤色野鶏(セキショクヤケイ)という鳥は、飛ぶことができたといいます。積極的には飛ばないにしろ、木の上まで行くほどの飛翔能力があったそうです。現代の鶏は、人に飼われているものばかり。人の手により品種改良されていき、さらに太らせていった結果、飛ぶ必要がなくなってしまい、今のようになったといわれています。特に外敵もいないので、空を飛んで逃げなくても良くなったということもあるようです。
出会った動物について見てみよう
ということで、鳥について少し調べるだけでも、興味深いお話をいろいろと知ることができました。このほか、普段よく見かける動物についても、調べてみると、意外と知られていない面白い話を発見できるかもしれません。今度、公園や森の中、あるいは街中で動物を見つけたとき、ネットや本などをチェックして、知識を増やしてみてはいかがでしょうか。~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
日本の外交には「インテリジェンス」が足りない
インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動
国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』、秀吉と秀長の実像に迫る
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
「織田家中一の武略者」――今までの大河ドラマでは見たことがない秀吉の姿が見られるという2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。いったいどういうことなのか。日本史の中でもファンの多い戦国時代だが、特に「天下一統」に向かう...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/17
ルソーの「コスモポリタニズム批判」…分権的連邦国家構想
平和の追求~哲学者たちの構想(4)ルソーが考える平和と自由
かのジャン=ジャック・ルソーも平和問題を考えた一人である。個人の「自由意志」を尊重するルソーは、市民が直接参加して自分の意思を反映できる小さな単位を基本としつつ、国家間紛争を解決する手段を考えた。「自由の追求」に...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/16
夜まとめて寝なくてもいい!?「分割睡眠」という方法とは
熟睡できる環境・習慣とは(4)起きているときを充実させるために
「腸脳相関」という言葉がある。健康には腸内環境が大切といわれるが、腸で重要な役割をしている物質が脳にも存在することが分かっている。「バランスの良い食事」が健康ひいては睡眠にも大切なのは、このためだ。人生は寝るた...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/12/14
『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制
「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09


