社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「老後破綻」に陥らないための3つの貯蓄術
「老後破綻」という言葉をご存知ですか? 近頃、老後に家計が立ち行かなくなって貧困になってしまう高齢者が増えています。「自分はまだ大丈夫」と考えていても、お金の使い方次第では将来、老後破綻してしまう危険性も少なくありません。後悔しないための3つの貯蓄術を紹介しましょう。
こんな家庭は現代では少なくないはず。共働きだから収入は充分であるにも関わらず、なかなか貯蓄ができない、その原因は支出が膨らみすぎた「メタボ家計」にあります。そうした家庭は家計を見直すだけで貯蓄分を捻出できることがあります。
上記の例でいえば、外食ではなく総菜などの中食に変える、スマホのキャリアを格安スマホに変えるなどの工夫をするだけでも、月々の支出を削減できます。ほかにも生命保険料や水道光熱費など、削りにくいイメージの強い固定費も見直してみると、新しいプランの方がより生活に即している場合もあります。
貯蓄するためにはまず家計を見直すこと。そしてムダを省いて、適切なお金の使い方をするように心がけましょう。
世間的にも「投資でお金を増やす」という風潮が強くなっていますが、盲目的に信じるのは危険です。投資は常にリスクがつきまとうことを忘れてはいけません。投資が成功して貯金が増えれば良いですが、手数料がかさんでしまい目減りしてしまった、元本割れしてしまったなんてことにもなりかねません。
確実に貯蓄したければ、貯蓄用の口座でせっせと貯めるのが正解です。「預金は低金利だからトクはない」といわれますが、投資とちがって目減りすることがないので、安心してお金を貯めることができます。お金を増やすためではなく、使わないお金を分けておくための口座と考えるようにしましょう。
いまは退職金に期待できる時代ではありませんし、定年後、無収入になってからも続く住宅ローンは老後破綻の原因になりかねません。住宅ローンはなるべく定年のうちに払い終えるようにして、退職金は貯蓄に回した方が安心した生活を送れます。
そもそもローンは未来の自分からの借金。のちのち削れない出費になってしまい貯蓄の妨げとなりますので、なるべく早くクリアにすることが大切です。そのためにも買い物の時には、むやみにローンやリボ払いに頼らないようにしましょう。住宅購入など高額な買い物のためにローンを組む場合には、自分の年齢や家計の収入を考えて、計画的な返済方法を考えていくことが不可欠です。
経済の先行きが不透明な現代、手持ちのお金をしっかり蓄えていくことが重要になっていきます。今も老後も安心して生活できるように、家計を見直してみてはいかがでしょうか。
貯蓄の基本「節約」を実践する
「共働きだから小学生の子どもにはスマホを持たせてるの。帰って支度するのも大変で、どうしても外食が多くなっちゃうのよね」こんな家庭は現代では少なくないはず。共働きだから収入は充分であるにも関わらず、なかなか貯蓄ができない、その原因は支出が膨らみすぎた「メタボ家計」にあります。そうした家庭は家計を見直すだけで貯蓄分を捻出できることがあります。
上記の例でいえば、外食ではなく総菜などの中食に変える、スマホのキャリアを格安スマホに変えるなどの工夫をするだけでも、月々の支出を削減できます。ほかにも生命保険料や水道光熱費など、削りにくいイメージの強い固定費も見直してみると、新しいプランの方がより生活に即している場合もあります。
貯蓄するためにはまず家計を見直すこと。そしてムダを省いて、適切なお金の使い方をするように心がけましょう。
リスクある投資よりも預金で地道にコツコツと
「いまは低金利だから、預金はおトクじゃないっていうでしょ? だから貯金で投資信託を買って運用してるの。その方が効率的にお金を増やせるからね!」世間的にも「投資でお金を増やす」という風潮が強くなっていますが、盲目的に信じるのは危険です。投資は常にリスクがつきまとうことを忘れてはいけません。投資が成功して貯金が増えれば良いですが、手数料がかさんでしまい目減りしてしまった、元本割れしてしまったなんてことにもなりかねません。
確実に貯蓄したければ、貯蓄用の口座でせっせと貯めるのが正解です。「預金は低金利だからトクはない」といわれますが、投資とちがって目減りすることがないので、安心してお金を貯めることができます。お金を増やすためではなく、使わないお金を分けておくための口座と考えるようにしましょう。
借金は早めに返済!自分に見合った買い物を
「もう自分も45歳で子どもも中学生だから、念願のマイホームを手に入れたんだ。ローンは25年で定年後も続くけど、退職金が期待できるから大丈夫だろう」いまは退職金に期待できる時代ではありませんし、定年後、無収入になってからも続く住宅ローンは老後破綻の原因になりかねません。住宅ローンはなるべく定年のうちに払い終えるようにして、退職金は貯蓄に回した方が安心した生活を送れます。
そもそもローンは未来の自分からの借金。のちのち削れない出費になってしまい貯蓄の妨げとなりますので、なるべく早くクリアにすることが大切です。そのためにも買い物の時には、むやみにローンやリボ払いに頼らないようにしましょう。住宅購入など高額な買い物のためにローンを組む場合には、自分の年齢や家計の収入を考えて、計画的な返済方法を考えていくことが不可欠です。
経済の先行きが不透明な現代、手持ちのお金をしっかり蓄えていくことが重要になっていきます。今も老後も安心して生活できるように、家計を見直してみてはいかがでしょうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
葛飾北斎と応為…画狂の親娘はいかに傑作へと進化したか
葛飾北斎と応為~その生涯と作品(1)北斎の画狂人生と名作への進化
浮世絵を中心に日本画においてさまざまな絵画表現の礎を築いた葛飾北斎。『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」が特に有名だが、それを描いた70代に至るまでの変遷が実に興味深い。北斎とその娘・応為の作品そして彼らの生涯を深...
収録日:2025/10/29
追加日:2025/12/05
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
ジャパン・アズ・ナンバーワンで満足!?学ばない日本の弊害
内側から見たアメリカと日本(7)ジャパン・アズ・ナンバーワンの弊害
高度成長のために頑張った日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の評価を得たが、その後の日本企業の凋落、競争力の低下を考えると、その弊害を感じずにはおられない。読書人口が減っている現状をみると、いつのまにか「世界...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/12/01
なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち
たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロ...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/06
日本は素晴らしい歴史史料の宝庫…よい史料の見つけ方とは
歴史の探り方、活かし方(1)歴史小説と史料探索の基本
「歴史を探索していく」とは、どういうことなのだろうか。また、「歴史を活かしていく」とはどういうことなのだろうか。歴史作家の中村彰彦氏に、歴史を探り、活かしていく方法論を、具体的に教えてもらう本講義。第一話は、歴...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/14


