10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義 ログイン 会員登録
DATE/ 2017.08.19

カラオケ店員激白「こんな客は来ないでほしい」

 仲間や同僚との飲み会の後、「もう一軒行こうか」とカラオケボックスで二次会をされる方も多いと思います。お昼時には、子連れでママ友会ができる場としても人気ですし、最近ではひとりで思う存分歌えるヒトカラ(ひとりカラオケ)も登場。フードやドリンクが充実したお店も増え、目的に応じたプランも用意され色々なシーンで利用されるようになったカラオケボックスですが、その分、カラオケボックスで働く店員さんたちの仕事は大変になったとも聞きます。

 受付から案内、注文や調理に、会計から清掃に至るまで、さまざまな業務に追われるカラオケ店。今回は、カラオケ店員さんやアルバイト経験のある皆さんに「こんな客は来ないでほしい」という困ったお客さんについて聞きました。

トラブル続出!?困ったカラオケ客たちの惨状とは。

【料金や会計でキレる客、揉める客】
・時間やプランによって金額が変わってくるので最初に料金案内しますが、会計時に「なんでこんなに高いんだ!」などと文句を言い出す客が嫌。レシートを見ながら説明したり、手間が掛かり大変です。
・受付が混んでいる時に「5人別々に会計してくれ」と個別会計を頼んでくる客。「ひとり〇〇円だって~」と精算がまとまらず時間が掛かるグループにも困ってしまいます。
・6人で受付したのに、いつの間にかふたり数が増えていて、その分を申告せずに会計をごまかそうとする客。あまりに悪質な時は通報したことも。

【フード&ドリンクの注文の仕方がひどい客】
・ドリンクをまとめて注文せず、一杯ごとに何度も電話注文されると大変です。部屋に届けた際にも、またバラバラと注文が来るとこちらもミスをしがちなので、とにかくまとめてください。
・退室時間が迫っているのにフードを頼む客。厨房も小さく混んでいると時間が掛かるためお断りする事もあるので、時間を見て余裕を持ってオーダーしてほしい。
・一応カクテルやサワー系のアルコール飲料はマニュアル通りの配分で作っていますが、「薄過ぎる!」と文句を言う客が。なかには「ハイボール、濃いめで」などと注文してくる客もいて、ここはバーじゃないとイラッとします。

【退室してくれない! 時間にルーズな客たち】
・退室時間を過ぎても部屋から出て来ない客。催促の電話では「すぐ出ます」と言うのに出ない。超過料金をしっかり取ってやります。
・特に金曜日や週末は混むので時間厳守をお願いしていますが、退室時間5分前くらいに延長申請する客が嫌です。次のお客さんもいるからとお断りすると、部屋を変えればなんとかなるだろうと粘られることも。

【他の部屋のお客さんとトラブルを起こす客】
・女性客の居る他の部屋に乱入してナンパをする客。女性たちから苦情も出ますが、連れの男性客とケンカになって大騒ぎになることも。
・学生の団体さんなど、うるさく騒いで近くの部屋に迷惑をかける客。ジャンプして壁にぶつかったり、ドアを開けっぱなしで出入りしていたり、「部屋を変更して」と苦情が来て対処が面倒です。

【汚す、吐く、壊す…恐怖の酔っぱらい客たち】
・食器を割る、リモコンやマイク投げて壊す、料理や飲物をこぼす、ソファーをタバコで焦がす。酔っぱらって個室内を荒らしに荒らして帰る客。
・女性店員に絡んでセクハラしたり、男女でトイレや個室に閉じこもったり、酔うと節操がなくなる客。女性の深夜利用は気をつけてください。
・未成年は入店時に身分証明書で年齢確認をしますが、それをごまかして飲んで酔い、急性アルコール中毒で運ばれた客が。警察沙汰は勘弁してほしい。
・かなり酔った状態で来店し、さらにボックスで飲んで吐いたまま帰るなんて客が深夜に多くいます。トイレで吐く人も多く、汚れるし詰まってしまうこともありますし、酔っぱらいは入店禁止にしたいです。

カラオケ店員「続けたい」派と「二度と働きたくない」派

 今回は現役店員さんや、カラオケボックスでアルバイト経験のある方たちにお話を伺いましたが、「もう二度とやりたくない」という人と「楽しいから続けたい(またやりたい)」という人、ふたつに分かれました。平日の昼間は忙しくないから楽、同世代のアルバイトが多くて楽しい、という意見がある一方、「週末や夜から深夜にかけて、繁華街のカラオケボックスは戦場だ!」というベテラン店員さんの声も。

 お話を聞いた8人を平均すると、カラオケボックスのアルバイトの時給はコンビニやファミレスと比べて、同じか、それより低めといった設定。「正直、割に合わないバイト」だそうで、人手不足のカラオケ店も多いようです。しかし、「何が起きても臨機応変に対応するスキルが身についた」「色んな客が来るので人見知りが治ったし、人間模様がおもしろくて飽きない」という前向きな店員さんたちもいました。

 人はなぜかカラオケボックスのような個室に入ると好き勝手にやっていいような気持ちになって暴走してしまいがちですが、自分たちが楽しんで歌っている時には、その裏で走り回っている店員さんたちがいることを覚えておきたいものですね。
(10MTV編集部)