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DATE/ 2018.04.20

ネイリストに聞いたイヤな客の特徴

 月に1度は、ネイルサロンで爪のお手入れをしている女性も多いと思います。やっぱりプロに指先のケアをしてもらうと「長持ちする」「気分も上がる」という声が多く、どんなに忙しくても金欠でも、ネイルサロン通いがやめられないという女性も多いのではないでしょうか。

 しかし、ネイル業界は店舗もネイリストも増え、既に飽和しているそう。生き残りをかけお客さんの奪い合い状態でもあるようですが、そんな中でもネイリストさんが「こんな客ならいらない!」と思ってしまうようなお客さんもいるそうです。

ネイリストが語る「こんなお客さんは嫌われる!」

 今回は4人の現役ネイリストさんに、嫌なお客さんについての本音を調査し、共通して挙げられた嫌な客の特徴をご紹介していきます。

1.ドタキャン、遅刻する客
 
 美容室など他の職業でも同じかもしれませんが、予約を守らない客が一番困るとの意見にまとまりました。基本、予約が必要なネイルサロンですが、人気のお店では1人2時間~3時間と施術時間を決めてスケジュールを組むため、遅れて来れば後ろのお客さんを待たせることになりますし、ドタキャンがあればその数時間が稼げないムダな時間に。

 「歩合制で仕事をしているので、ドタキャンも予約のすっぽかしも、直接給料に響くんです」と語るネイリストさんも。気軽にネット予約ができるようになった一方で、ドタキャンやすっぽかしが増えてしまっているそうです。

2.持ち込み飲食をする客

 施術中にお茶やコーヒーなどをサービスしてくれるサロンも多いのですが、困るのは飲食物を持ち込むお客さん。「ペットボトルのお茶や水くらいなら構いませんが、マクドナルドでテイクアウトしたバーガーセットを何の断りもなく食べている客がいて怒りました」というエピソードも。

 特に匂いの強い食べ物などは他のお客さんの迷惑になるだけでなく、こぼしたり汚れたり施術のジャマにも。常連なら許されると思うのか、「忙しいから」と片手でおにぎりやサンドイッチを食べるお客さんに困っているというネイリストさんは、爪を削ったり薬品を使う場所というサロンの衛生面を考えて、ホームページに「飲食禁止」というルールを追記したそうです。

3.オーダーが決まらない客

 限られた時間の中でデザインを決めて施術しなければならないのに、なかなかデザインが決まらなかったり、具体的なイメージが掴めない客にも頭を悩ませるネイリストさんたち。「例えば花と言われても、バラなのかマーガレットなのか桜なのか、イメージを言ってくれなければ要望が分からない」、「デザインを迷う人のためにサンプルを用意しているのに、なんか違うと30分も迷って時間がなくなる客」など、オーダーが決まらない優柔不断なお客さんにはイライラするのだそう。

 「ネイル画像をダウンロードしてきたり、せめて色だけでも決めてから来てくれると時短になるんですが…」とのこと。事前にある程度考えてからサロンを訪れると、スムースかもしれません。

4.言うことを聞かない常連客

 リピーターとなってくれるお客さんは有り難いながら、長い付き合いから来る甘えなのか、注意事項やルールを無視するお客さんもおり、嫌われています。「緑膿菌が繁殖し爪がグリーンになることがあるのですが、そんな時は一旦ネイルを外してお休みしなければ悪化するのに、自己責任だから構わず施術しろと言ってくる常連さんが困ります」というネイリストさんは、長い付き合いだからこそ爪の健康へのアドバイスを聞いて欲しいのにとぼやきます。また「忙しくて来れない時に、やるなと言っても自分でネイルを雑にオフして、爪がどんどん薄くなってしまうお客さんは嫌ですね」という意見も。

 爪の状態が悪ければ、ネイルは長持ちせずキレイに仕上がらないことを理解してもらいたいとのことでした。

5.終わった後に文句を言う客

 ネイルが完成した後に「色が思っていたのと違う」とか「ここにホコリが入っている」とか言い出す客が嫌だと言う意見も多く聞かれました。というのも、今サロンで主流のジェルネイルは除光液で落とすマニキュアと違い、何段階かで電気を当てて表面を固めながら施術するので、完成してしまうと簡単にやり直せないという特徴があるから。しかし固める前ならいくらでもやり直せるという利点も。それなのに、「もう引き返せませんよ、という時点でやり直してと言われると、もう一度ネイルを落とすのにものすごく時間が掛かる」と二度手間に。

 なんか違う、と思ったら後からではなく、とにかく早くすぐに伝えてほしいとネイリストさんたちは口を揃えていました。

 いかがでしたか?

 数時間一対一で向き合いネイルケアをしてもらうネイリストさんとお客さんの距離は、案外近いものです。だからこそ仲良くなったり、施術中に恋愛相談までするという方もいるのですが、その分、嫌な点も目につきやすいものなのかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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