社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
プライド高い?高学歴な人の特徴
日本社会ではいまだ学歴が大きな武器になります。高学歴イコール「すごい人!」という思い込みは多くの人に共通するステレオタイプです。みなさんも、一流大学卒と聞いて、それだけでなんとなく信頼したり、ときに相手に対して萎縮してしまったなどの経験はありませんか。
ところが、なかには一流大卒で迷惑な人たちもいるのでご注意を。最近、ニュースで問題になっている政治家や官僚の発言や行動も、その多くが高学歴ゆえの迷惑行為といえるのかもしれません。
また、高学歴者は頭のよさをプライドにしているので、自分が騙されるわけはないと信じ込んでしまうといった内容の意見もありました。
高学歴モンスターが暴走してしまうと結局、自分にふりかかってきます。しかし、当の本人は現実を受け入れず、自覚も欠如し、まるで幼児のように振舞うこともあるのです。これも一流大学卒の迷惑な人たちの特徴ということです。
twitterでは「高学歴、特に文系の博士課程まで出ていると、“与えられたお勉強はできるけど、頭が固くてプライドが高くて使い物にならない”と見られるのがデフォルト状態になる。僕自身、初対面でほとんど話もしていない相手に、“お前は頭が固い”とマウンティングされた経験が何度もある」という話も。
つまり、一部の人のせいで実際に迷惑を被っている方もいるということです。高学歴イコール迷惑な人というレッテル貼りはやめることですね。レッテル貼りも高学歴者の暴走と同じくらい迷惑行動にあたります。想像力と共感力を大切に。
ところが、なかには一流大卒で迷惑な人たちもいるのでご注意を。最近、ニュースで問題になっている政治家や官僚の発言や行動も、その多くが高学歴ゆえの迷惑行為といえるのかもしれません。
プライドがあだになる?
みなさんも身の回りで高学歴な迷惑な人たちはいませんか。twitterではこんな意見も。「高学歴の人は総じてプライドが高い傾向があるし、そのプライドは自分の言説にかかっていることが多いから、うっかり人前で“間違いを指摘”しちゃったりすると、その場ではにこやかに対応されても、後で別の形で仕返しされたりすることがしばしばありますね」。また、高学歴者は頭のよさをプライドにしているので、自分が騙されるわけはないと信じ込んでしまうといった内容の意見もありました。
高学歴モンスターとは
『高学歴モンスター: 一流大学卒の迷惑な人たち』の著者・片田珠美氏は、高学歴モンスターの特徴として想像力と共感の欠如を挙げています。経済格差が教育格差につながることは最近よく指摘されていることですが、高学歴の人は、やはりとても恵まれた環境で育ってきたケースが少なくないため、そのせいで傲慢になりやすく、自分のことを特別な人間だと思い込み、それが想像力と共感の欠如をもたらすのだそうです。高学歴モンスターが暴走してしまうと結局、自分にふりかかってきます。しかし、当の本人は現実を受け入れず、自覚も欠如し、まるで幼児のように振舞うこともあるのです。これも一流大学卒の迷惑な人たちの特徴ということです。
高学歴イコール迷惑な人というレッテルにも注意
ここまで高学歴イコール迷惑な人という論調で書いてきましたが、高学歴でもマトモな人、立派な人はもちろんたくさんいます。twitterでは「高学歴、特に文系の博士課程まで出ていると、“与えられたお勉強はできるけど、頭が固くてプライドが高くて使い物にならない”と見られるのがデフォルト状態になる。僕自身、初対面でほとんど話もしていない相手に、“お前は頭が固い”とマウンティングされた経験が何度もある」という話も。
つまり、一部の人のせいで実際に迷惑を被っている方もいるということです。高学歴イコール迷惑な人というレッテル貼りはやめることですね。レッテル貼りも高学歴者の暴走と同じくらい迷惑行動にあたります。想像力と共感力を大切に。
<参考文献>
・『高学歴モンスター: 一流大学卒の迷惑な人たち』(片田珠美著、小学館新書)
・『高学歴モンスター: 一流大学卒の迷惑な人たち』(片田珠美著、小学館新書)
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
国民医療費の膨張と現役世代の巨額の「負担」
緊急提言・社会保障改革(1)国民負担の軽減は実現するか
令和7年度予算をめぐる国会審議では、国民民主党が提起した「103万円の壁」問題と、日本維新の会が提起した「高校授業料無償化」に大きな注目が集まった。結果的に、少数野党となった自民党・公明党が維新の会と三党合意を結び...
収録日:2025/03/06
追加日:2025/03/15
米国ではどのようにお金が回っているか…日米比較で考える
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(4)資産循環の日米比較
日本の経済成長が停滞する一因として、お金の「死蔵」が挙げられる。その背景にある資金偏在の問題とは何か。財政支出の影響や日米のマネー活用の違いを検証し、日本の資産循環モデルの課題と改善策を考える。(全6話中第4話)
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/15
長寿雇用戦略…いくつになっても働きたい人が働ける社会へ
第2の人生を明るくする労働市場改革(6)長寿雇用戦略と健全な危機感
労働市場を流動化させることが急務である日本だが、企業や個人はどのように対応していくべきなのだろうか。労働者の生産性に応じた給与システムの導入、スキルアップによる能力向上が求められる中、政策としては非常に重要なの...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/03/14
「なぜ人は部屋を片付けられないか」を行動分析学で考える
人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(1)随伴性
人間の行動の「なぜ」を読み解くための「行動分析学」について解説するシリーズレクチャー。第1話では、島宗理氏が「なぜ人は部屋を片付けられないのか」というテーマで、行動分析学の基本的な考え方を論じていく。私たちは人間...
収録日:2019/02/21
追加日:2019/08/18
撤退モード…中国で苦戦する日本の自動車産業の現実
グローバル環境の変化と日本の課題(2)日本が直面する課題
日本が直面する最大の課題は人口減少と高齢化である。2100年には現在のおよそ半分となる6300万人にまで人口が減るだろうと推計されている。そうした状況の中で、円の価値は下がり続け、GDPは近隣諸国に追い抜かれている。打開策...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/11