テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2019.01.10

低糖質ダイエットで注目される「野菜」とは?

 ダイエットの定番となりつつある糖質制限ダイエット。糖質の摂取を抑えるため、ご飯を豆腐や野菜に代える工夫をしている人も多いでしょうが、最近新たな潮流として「カリフラワーライス」が注目されているのをご存知でしょうか?

カリフラワーライスとは?

 カリフラワーライスとは、その名の通りカリフラワーを刻んで米に見立てたもの。レディーガガが痩せたダイエット法としても話題を集め、数年前からアメリカで流行するようになった食材です。最近では糖質制限ダイエッターの間でも人気を集めていいます。その使い方はいたって簡単で、通常の食事で白米をカリフラワーライスに代えるだけ。見た目も白米と似ているので、料理に使いやすいのも特徴です。

 ごはんをカリフラワーライスに代えるとどれくらいの違いがあるのでしょうか。100gあたりで見てみると、カロリーはごはん168kcalに対して、カリフラワーは27kcalと約1/6の量。糖質はごはん36.8gに対して、カリフラワーは2.7gとなんと約1/13の量になっているのです。さらにカリフラワーにはビタミンCや食物繊維などの栄養素もたっぷり含まれているので、まさにダイエッターにはうってつけの食材といえます。

スーパーの冷凍食品やカレーショップにも登場!

 「とはいえカリフラワーってあまり安くなるイメージがない…」とカリフラワーライスに手を出しにくいと思う人もいるかもしれませんが、実は最近カリフラワーライスが入手しやすくなっている傾向にあります。

 イオンでは2018年11月に「トップバリュ お米のかわりに食べるカリフラワー」を発売し、カリフラワーを買って刻むのが面倒くさいという人でも手軽に楽しめるようになりました。またカレーショップのCoCo壱番屋では2018年12月から、通常ライス150gのところライス30g、カリフラワー120gに置き換えた「CoCo de オフカレー」を発売。他にもカフェで低糖質メニューの一環として提供されるなど、着実に広がりを見せているのです。

実際に食べてみると

 カリフラワーライスの実力が分かったところで、実際に「CoCo de オフカレー」を食べてみました。

 今回食べてみたのは「CoCo de オフカレー ほうれん草&フライドチキン」。運ばれてくると見た目は普通のカレーのようですが、通常のご飯部分には一口大の白米と、大量の刻まれたカリフラワーが。いざ食べてみると、当然ですがカリフラワーの味が口に広がります。食感は白米というよりもゆでた野菜を食べている食感に近いので、白米と思い込んで食べると少し違和感を覚えるかもしれません。しかし、味の強いカレーなどと食べるとカリフラワーの味をカバーしてくれるので、何の抵抗もなく食べることができました。食べ終わると満腹感は腹八分目のちょうど良い具合。通常はカレー1食でお腹いっぱいになってしまう筆者にはちょうど良い満足感を得られることができました。

 じわじわと人気を集めているカリフラワーライス。ダイエットしたいけどごはんはやめられない人や、家族がいるから食事内容を大きく変えられない人でも簡単に試してみることができるのも魅力のひとつかもしれません。しかし、白米だと思って食べるとカリフラワーの味がするので、実際に家庭で調理する際にはカレーライスやチャーハン、オムライスなどしっかり味付けした料理から始めてみるのが良いでしょう。

<参考サイト>
・カリフラワーライスでダイエット。糖質とカロリーを大幅カット
https://josei-bigaku.jp/karihurawadiet9875/
・カリフラワーライスをご飯の代わりに!?年末年始の体重増にサヨウナラ
https://esse-online.jp/90872

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