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20・30・40代に聞くデート代の「割り勘」問題
好きな異性とデートをする時、食事代などの支払いは皆さんどうしていますか?男性が全額、あるいは多目に払うケースが多い印象もありますが、最近では「割り勘」が基本という人も増えているのではないでしょうか。「割り勘」をスマートに精算するアプリサービスを開始したLine Pay株式会社が実施した「割り勘に隠された本音を調査!割り勘に関する意識調査」(20~30代男女対象)によると、デートの際「自分が全額、または多目に払う」と答えた男性が約9割という結果がありましたが、実際のところ「いやいや、毎回きっちり割り勘」とか、「男性が全額ごちそうしてくれるなんて、初めてのデートくらい」という女性達の声も聞かれます。
そこで今回は、デートの「割り勘」に対する男女の意識を、年代別にアンケート。各世代のデートの金銭事情について探ってみたいと思います。
・お互い新入社員でお金がないので基本割り勘。お祝いやイベントの時くらいはおごりたい。
・毎回全部払っていると「おごってもらって当然」になるので、割り勘ベースに多目に払う程度。
・彼女の方が稼いでいるので全額支払ってくれることも。給料やボーナスが入った時は自分がご馳走したり、トータルで割り勘になればいい。
<女性の声>
・同年代と付き合っている子は、皆ほとんど割り勘。相手もお金はないしそれでいい。
・全額男性が払ってくれるのは嬉しいけれど、無理のない範囲でと申し訳なく思ってしまう。
・10歳以上年上の彼氏なのに、割り勘にしてくるのはケチくさい。
20代だとまだ学生だったり、社会人としてもこれから。そのため割り勘デートをしているカップルが多く、意外としっかりと金銭感覚のある印象も。ただ、お金がないのが当たり前の年齢なので、女性からすると「おごってくれる年上と付き合いたい」「年上だったら割り勘は嫌」という本音も多く聞かれました。
・昔は全額払っていたが、毎回だと金銭的にキツいので「割り勘」を普通と思ってくれる女性かどうかは重要。
・いつも割り勘じゃなくてもいい。たまにはご馳走して喜ばれたい。
・自分の方が多く飲むし食べるし、きっちり割り勘だと彼女に悪い気がして多目に払う。
<女性の声>
・初回のデートからきっちり割り勘だと残念。ここぞって時には全額払う男性が好き。
・毎回お財布を持たないでデートに行く友達が羨ましい反面、割り勘で行けるお店を一緒に選んだり、金銭感覚を共有できる自分の彼氏も悪くないと思う。
・彼氏が毎回おごってくれますが、無理してる感が嫌。普通に割り勘でいいよ、とは言いますが男のプライドがあるらしくて面倒くさい。
少しお金にも余裕の出てくる30代では「割り勘でなくてもいい」という男性が増えています。一方女性達は「たまにはおごって欲しいけれど…」という思いもありつつ、現実的な視点で男性の金銭感覚を見ており、「割り勘」をどう扱うかはその基準になっているよう。結婚や将来を考えると、お金の価値観は男女共に重要になってくるからかもしれません。
・自分の方が年上だし断然稼いでいるので割り勘にするのは気が引ける。払いたくて払っているから、気にせず「ありがとう」と言ってくれればよい。
・対等な関係でいたいので基本は割り勘。お互い気が楽です。
・いつも自分が払っていると「割り勘」と言い出しにくくなる。たまにご馳走するくらいでいいのでは。
<女性の声>
・いつも割り勘。その方が長続きすると思う。
・たとえば15000円の会計なら「5000円でいいよ」くらいのことを言ってくれる男性が好ましい。いい歳して毎回きっちり細かく割り勘はどうなの?と思う。
・初めてのデートではご馳走になっても、次からは割り勘にしましょうと提案する。毎回おごられると居心地も悪いし、誘いにくい。
40代になると、女性の「男が全て払うべき」というような幻想は消える一方、男性は年齢的にも「割り勘はないよな…」という気持ちが強くなっているよう。40代同士のカップルでは、対等な関係を築きたいという意識からあえて「割り勘」を選択しているというケースや、どちらかが多目に払ったり時にはご馳走し合ったりの「ゆるい割り勘」を実践しているケースも。
それぞれの年齢や立場を含めて、自分達にふさわしいデート代の支払い方法を柔軟に共有できるかどうかが、男女の関係性を築いていく一端にもなるのではないでしょうか。どの世代のカップルも「きっちり割り勘」にこだわらないのは、「割り勘」そのものが対等と思っているわけではないという意識の変化のあらわれなのかもしれませんね。
そこで今回は、デートの「割り勘」に対する男女の意識を、年代別にアンケート。各世代のデートの金銭事情について探ってみたいと思います。
20代男女の「割り勘」意識は?
<男性の声>・お互い新入社員でお金がないので基本割り勘。お祝いやイベントの時くらいはおごりたい。
・毎回全部払っていると「おごってもらって当然」になるので、割り勘ベースに多目に払う程度。
・彼女の方が稼いでいるので全額支払ってくれることも。給料やボーナスが入った時は自分がご馳走したり、トータルで割り勘になればいい。
<女性の声>
・同年代と付き合っている子は、皆ほとんど割り勘。相手もお金はないしそれでいい。
・全額男性が払ってくれるのは嬉しいけれど、無理のない範囲でと申し訳なく思ってしまう。
・10歳以上年上の彼氏なのに、割り勘にしてくるのはケチくさい。
20代だとまだ学生だったり、社会人としてもこれから。そのため割り勘デートをしているカップルが多く、意外としっかりと金銭感覚のある印象も。ただ、お金がないのが当たり前の年齢なので、女性からすると「おごってくれる年上と付き合いたい」「年上だったら割り勘は嫌」という本音も多く聞かれました。
30代男女の「割り勘」意識は?
<男性の声>・昔は全額払っていたが、毎回だと金銭的にキツいので「割り勘」を普通と思ってくれる女性かどうかは重要。
・いつも割り勘じゃなくてもいい。たまにはご馳走して喜ばれたい。
・自分の方が多く飲むし食べるし、きっちり割り勘だと彼女に悪い気がして多目に払う。
<女性の声>
・初回のデートからきっちり割り勘だと残念。ここぞって時には全額払う男性が好き。
・毎回お財布を持たないでデートに行く友達が羨ましい反面、割り勘で行けるお店を一緒に選んだり、金銭感覚を共有できる自分の彼氏も悪くないと思う。
・彼氏が毎回おごってくれますが、無理してる感が嫌。普通に割り勘でいいよ、とは言いますが男のプライドがあるらしくて面倒くさい。
少しお金にも余裕の出てくる30代では「割り勘でなくてもいい」という男性が増えています。一方女性達は「たまにはおごって欲しいけれど…」という思いもありつつ、現実的な視点で男性の金銭感覚を見ており、「割り勘」をどう扱うかはその基準になっているよう。結婚や将来を考えると、お金の価値観は男女共に重要になってくるからかもしれません。
40代男女の「割り勘」意識は?
<男性の声>・自分の方が年上だし断然稼いでいるので割り勘にするのは気が引ける。払いたくて払っているから、気にせず「ありがとう」と言ってくれればよい。
・対等な関係でいたいので基本は割り勘。お互い気が楽です。
・いつも自分が払っていると「割り勘」と言い出しにくくなる。たまにご馳走するくらいでいいのでは。
<女性の声>
・いつも割り勘。その方が長続きすると思う。
・たとえば15000円の会計なら「5000円でいいよ」くらいのことを言ってくれる男性が好ましい。いい歳して毎回きっちり細かく割り勘はどうなの?と思う。
・初めてのデートではご馳走になっても、次からは割り勘にしましょうと提案する。毎回おごられると居心地も悪いし、誘いにくい。
40代になると、女性の「男が全て払うべき」というような幻想は消える一方、男性は年齢的にも「割り勘はないよな…」という気持ちが強くなっているよう。40代同士のカップルでは、対等な関係を築きたいという意識からあえて「割り勘」を選択しているというケースや、どちらかが多目に払ったり時にはご馳走し合ったりの「ゆるい割り勘」を実践しているケースも。
男女間で「割り勘」より重要なこととは?
20~40代と「割り勘」への意識を聞いてきましたが、やはり年代別の財政状況や、恋愛や結婚、その先を意識して、デート代の支払い方法は変化していくものでした。20代では「男ならデート代は払うべき?」と思っていても、40代では「払えるから自分が払う」に変化していく男性。また「デート代を全額払ってくれる彼氏が羨ましい」と思っていた女性も、年齢が上がるにつれ「無理して払ってもらいたくない」と思うようになっていきます。それぞれの年齢や立場を含めて、自分達にふさわしいデート代の支払い方法を柔軟に共有できるかどうかが、男女の関係性を築いていく一端にもなるのではないでしょうか。どの世代のカップルも「きっちり割り勘」にこだわらないのは、「割り勘」そのものが対等と思っているわけではないという意識の変化のあらわれなのかもしれませんね。
<参考サイト>
・割り勘に隠された本音を調査!割り勘に関する意識調査結果を発表
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2506
・割り勘に隠された本音を調査!割り勘に関する意識調査結果を発表
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2506
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