社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
夫にわかってもらえない「主婦の大変さ」
1度でも働いたことのある人なら、どんな仕事でも楽なものはないと知っています。しかし、れっきとした家事や育児という「仕事」をしていながらも、その大変さを理解されないことも多いのが主婦。一番理解してほしい夫に、その大変さを分かってもらえないと感じている主婦の皆さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、主婦の大変さを訴える女性達の声や、それに対する夫側の男性達の意見をアンケート。主婦の大変さを、夫婦で理解し共感するためのヒントを探ってみたいと重います。
1:家庭が職場なので時間制限がない
男性なら終業し帰宅すれば一段落できますが、主婦は寝るまで職場にいるようなもの。「旦那は帰って食事してすぐ寝ますが、私はその後の片付けや次の日のお弁当の準備もあり寝るまで忙しい」、「終わった!という区切りがないので、家にいると常にTo Doリストに追われている」など、延々と続く家事にお疲れの声が。
2:明確な休日がなく切り替えができない
企業勤めは週休2日が基本ですが、まるっと休日をもらえないのが主婦。「土日の夫は疲れたとゴロゴロしていますが、私はその横で平日と変わらず家事育児」、「主婦は何もしなくていい日なんてない、やったー週末だ!と思っていた独身の頃が懐かしい」という声も多く、自分の時間がないことへの辛さも聞かれました。
3:頑張っても報酬や評価がない
「節約してワイシャツはクリーニングに出さず私がアイロンしていますが、その努力も知らず”これもアイロンしといて”とシャツを投げてくる夫に怒りが」というように、細々と努力や工夫をしても主婦の仕事は感謝されにくいもの。「なのに手抜きをすると文句を言われ割に合わない」と、やって当然と思われているのも辛いところです。
4:具合が悪くても替えがきかない
会社ならチームで仕事をしますが、主婦の場合はほぼワンオペ。「体調が悪くても代わってくれる人もいない、後回しにすれば皺寄せは自分に」、「高熱でも夫が会社を休んで看病してくれるわけではないので、薬を飲みながら家事育児をしてヨロヨロ。夫は無理するな、と言うだけ」と、体調よりも責任や義務を優先してしまう大変さも。
【主婦の大変さがわからない派】
・ノルマや納期、人間関係を気にせず、自分のペースでやれる主婦が羨ましい。
・主婦は大変って言うけど自分も大変。休みの日くらい家事や育児をしろって、働いているのはお互い様なのでは?
・別に手抜きや楽をすればいいのに、妻が完璧主義なだけ。手伝ってもあれこれダメ出しされるし、自分で大変にしている部分もあると思う。
【主婦の大変さがわかる派】
・週末ゆっくりしていても、妻はなんだかんだずっと家事に追われているので、ちょっとは手伝おうと動くことにしている。
・妻が入院した時、洗濯機の使い方もお風呂の湧かし方もご飯の炊き方も分からず「ここは自分の家?」というアウェー感を味わった。それで妻が今まで全部やってくれていたその大変さが分かりました。
・妻が留守をする時、家事と育児のやることリストを書いてもらったらすごい量だった。実際にしてみたら息つく時間もなく、これを毎日やるならサラリーマンの方が楽かもと感じた。
「主婦の大変さをわかっている」夫達は、実際に主婦の仕事の何たるかを経験したことがある人が多いようです。一方、「主婦の大変さがわからない」男性は、「主婦業の内訳が分かっていない」、「自分も疲れている」、「大変なら手抜きすればいい」とできるだけ主婦業に距離を取ろうとしている印象がありました。
・夫は海外出張が多く家にいるのは月に1週間程、子ども2人の育児も家事も私のワンオペ。「もう無理!」とキレて仕事を辞めたら、それに罪悪感があるのか、育児が大変だからと家事代行サービスを契約してくれたり、家にいる時は感謝の言葉もあるのでなんとか頑張れます。
・節約して溜めた貯金額を夫に時々公表して、「やり手の主婦」として認識させています。たぶんその信頼感や感謝があるのか、多少手抜きをしても文句も言わないし、家事や育児にも協力的です。
・休みの日にやるべき家事を一覧にして夫に渡し、「ちょっと大変たから、どれか手伝って」とお願いしています。口であれこれ指図するより「これなら俺に任せろ」と出来る事を自分からやってくれるようになりました。
3人の主婦の、夫の理解と協力を得る方法はいずれも具体的。大変さや日々の努力を分かりやすく表現したり、時には「自分は何もしていないかも…」と夫の罪悪感を刺激したり、口うるさく手伝えと言うのではなく「手伝いたい」と思わせるテクニックを使っています。「大変、大変」と言っても分からないのが多くの夫。まずは主婦が何をしているかを、知ってもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、主婦の大変さを訴える女性達の声や、それに対する夫側の男性達の意見をアンケート。主婦の大変さを、夫婦で理解し共感するためのヒントを探ってみたいと重います。
ココがツラいよ、夫の知らない「主婦」の毎日
まずは主婦の皆さんから出た、夫に分かってほしい「主婦の大変さ」。多かった声を具体的にピックアップしていきます。1:家庭が職場なので時間制限がない
男性なら終業し帰宅すれば一段落できますが、主婦は寝るまで職場にいるようなもの。「旦那は帰って食事してすぐ寝ますが、私はその後の片付けや次の日のお弁当の準備もあり寝るまで忙しい」、「終わった!という区切りがないので、家にいると常にTo Doリストに追われている」など、延々と続く家事にお疲れの声が。
2:明確な休日がなく切り替えができない
企業勤めは週休2日が基本ですが、まるっと休日をもらえないのが主婦。「土日の夫は疲れたとゴロゴロしていますが、私はその横で平日と変わらず家事育児」、「主婦は何もしなくていい日なんてない、やったー週末だ!と思っていた独身の頃が懐かしい」という声も多く、自分の時間がないことへの辛さも聞かれました。
3:頑張っても報酬や評価がない
「節約してワイシャツはクリーニングに出さず私がアイロンしていますが、その努力も知らず”これもアイロンしといて”とシャツを投げてくる夫に怒りが」というように、細々と努力や工夫をしても主婦の仕事は感謝されにくいもの。「なのに手抜きをすると文句を言われ割に合わない」と、やって当然と思われているのも辛いところです。
4:具合が悪くても替えがきかない
会社ならチームで仕事をしますが、主婦の場合はほぼワンオペ。「体調が悪くても代わってくれる人もいない、後回しにすれば皺寄せは自分に」、「高熱でも夫が会社を休んで看病してくれるわけではないので、薬を飲みながら家事育児をしてヨロヨロ。夫は無理するな、と言うだけ」と、体調よりも責任や義務を優先してしまう大変さも。
「主婦の大変さ」、夫はどう感じている?
上記4つの「主婦の大変さ」を読み、夫側の男性達はどう感じるのか意見を聞いてみました。【主婦の大変さがわからない派】
・ノルマや納期、人間関係を気にせず、自分のペースでやれる主婦が羨ましい。
・主婦は大変って言うけど自分も大変。休みの日くらい家事や育児をしろって、働いているのはお互い様なのでは?
・別に手抜きや楽をすればいいのに、妻が完璧主義なだけ。手伝ってもあれこれダメ出しされるし、自分で大変にしている部分もあると思う。
【主婦の大変さがわかる派】
・週末ゆっくりしていても、妻はなんだかんだずっと家事に追われているので、ちょっとは手伝おうと動くことにしている。
・妻が入院した時、洗濯機の使い方もお風呂の湧かし方もご飯の炊き方も分からず「ここは自分の家?」というアウェー感を味わった。それで妻が今まで全部やってくれていたその大変さが分かりました。
・妻が留守をする時、家事と育児のやることリストを書いてもらったらすごい量だった。実際にしてみたら息つく時間もなく、これを毎日やるならサラリーマンの方が楽かもと感じた。
「主婦の大変さをわかっている」夫達は、実際に主婦の仕事の何たるかを経験したことがある人が多いようです。一方、「主婦の大変さがわからない」男性は、「主婦業の内訳が分かっていない」、「自分も疲れている」、「大変なら手抜きすればいい」とできるだけ主婦業に距離を取ろうとしている印象がありました。
その「主婦の大変さ」を夫にわかってもらうためには?
夫達に主婦の役割を理解し協力的になってもらうためには、実体験以外にどんな方法があるのか、「主婦の大変さをわかっている」夫を持つ女性達にもそのコツを伺いました。・夫は海外出張が多く家にいるのは月に1週間程、子ども2人の育児も家事も私のワンオペ。「もう無理!」とキレて仕事を辞めたら、それに罪悪感があるのか、育児が大変だからと家事代行サービスを契約してくれたり、家にいる時は感謝の言葉もあるのでなんとか頑張れます。
・節約して溜めた貯金額を夫に時々公表して、「やり手の主婦」として認識させています。たぶんその信頼感や感謝があるのか、多少手抜きをしても文句も言わないし、家事や育児にも協力的です。
・休みの日にやるべき家事を一覧にして夫に渡し、「ちょっと大変たから、どれか手伝って」とお願いしています。口であれこれ指図するより「これなら俺に任せろ」と出来る事を自分からやってくれるようになりました。
3人の主婦の、夫の理解と協力を得る方法はいずれも具体的。大変さや日々の努力を分かりやすく表現したり、時には「自分は何もしていないかも…」と夫の罪悪感を刺激したり、口うるさく手伝えと言うのではなく「手伝いたい」と思わせるテクニックを使っています。「大変、大変」と言っても分からないのが多くの夫。まずは主婦が何をしているかを、知ってもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ『ホトトギス』に注目?江藤淳の「リアリズムの源流」
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(2)江藤淳の「リアリズムの源流」
文芸評論を再考するに当たり、江藤淳氏の「リアリズムの源流」を振り返ってみる。一般的に日本で近代小説が始まった起源は坪内逍遥だといわれるが、江藤氏はそれに疑問を呈す。そして注目したのが、夏目漱石の「坊ちゃん」であ...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/07/02
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?
キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは誰なのか」も意...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28