テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2019.06.24

「スピード出世できる人」の特徴とは?

 今の自分の立場に満足していますか? 会社を見渡せば、真面目で良い人なのに役職が上がらない人、トントン拍子でスピード出世する人、はたまた「なぜあの人が出世するの?」と首を傾げるようなケースもありますよね。ここではスピード出世できるタイプ、できないタイプの特徴をそれぞれ5つご紹介します。上を目指しているつもりが、気づいたら出世競争からもれていた……なんてことにならないよう、ここで出世できる人の特徴をつかんでおきましょう。

スピード出世できる人の特徴

1:志高く、突進力がある
 スピード出世できる人の共通点のひとつに「夢や志、信念がある」「目指すものがはっきりしている」という点が挙げられます。夢のために努力を惜しまず、やりとげようとするバイタリティにあふれた人は、成長スピードも早いものです。また志があれば、何があっても自分の進むべき方向からぶれることはありません。間違いを犯した時でも自分を糺し、軌道修正することもためらわないのです。

2:スマートな対応が得意
 能力のあるビジネスマンは、忙しい時でも自分のペースをしっかり保っています。余裕のある振る舞いは相手に安心感を与えますので、顧客や上司からの信頼を得ることができ、結果的に大口の仕事を任されるようになります。もちろん結果と結びついてこそですが、ピンチの時こそ冷静に切り抜ける「神対応」ができれば、一流のビジネスマンといえるでしょう。

3:人脈・視野が広い
 出世が早い人は、部署や立場問わず広い人脈を持っていることも特徴。常に広くアンテナを張っているため、思わぬところから大きな情報を得たり、ピンチの時でも誰かが助け船を出してくれたりもします。一人でも多くの人(できるだけ影響力のある人)を味方につけることが、スピード出世につながるのです。

4:フットワークが軽い
「運も実力のうち」という言葉がある通り、志がいくら高くても、タイミングが悪いばかりに実力を発揮できなかった……というケースは多いものです。スピード出世できる人というのは、そんなわずかなチャンスの「波」にうまく乗るため、常に行動とチャレンジをくり返しています。立ち止まって考えることも大切ですが、「チャンスは待っていてもやってこない」「可能性は自らつかみ取る」という思考を持ち合わせている人ほど、チャンスの波を「引き寄せる」ことも得意。なかなか波に乗れるタイミングがつかめないという人は、まだまだ行動力が足らない、できることがあるということかもしれません。

5:アピール力がある
 目立った実績は上げていなくても、上手にアピールできる人はスピード出世できることがあります。「クラウドの導入を提案したところ、資料の数を大幅に削減することができ、業務効率が○%上がった」など、自分がチームのためにどんなことをしたのかきちんとアピールできるようになれば、上司も「なかなかやるな」「自分のそばに置きたいな」と思わせることができるでしょう。アピールする時は嫌味にならないよう、査定の時など、しかるべきタイミングでさりげなく行うのがポイントです。

いつまでも出世できない人の特徴

1:目先のことしか考えない
「貧乏暇なし」という言葉が示す通り、経済的に余裕のない人ほど目先の忙しさばかりに気を取られ、長期的な視点で物事を見ることができていません。今取り組んでいる仕事が何に繋がるのか、それを考えることができるかできないかで、出世競争で勝ち抜く力の差が生まれるといっても過言ではないでしょう。

2:協調性がない
 クールな態度が憧れや尊敬の念につながることもありますが、多少人間くさいほうが上司受けは良く部下にも慕われやすく、出世が早い傾向があります。仕事はできても尊大な態度を取る人は、たとえスピード出世できたとしても長続きしにくいでしょう。仕事は常にチームで動かすもの。協調性を軽んじるようなスタンドプレイはトラブルの元だということを念頭に置きたいものです。

3:卑屈である
「自分は所詮この程度」「どうせ自分なんて……」などとついつい考えていませんか? 自分を卑下する思考は、知らず知らずのうちに自らの可能性をせばめ、小さな行動しかできなくなります。謙虚と卑屈はまったくの別物。上を目指し、天井を突きぬけたいなら、まずは自分の殻を打ち破ることが大切です。

4:ネガティブな言葉が多く、高圧的である
 3のようなネガティブな言葉を発し続けると、自分はおろかチーム内の雰囲気を悪くします。士気が下がってヒューマンエラーが起こりやすくなり、ストレスによるパワハラ、モラハラの温床にもなりかねません。自分を強く見せようとする、高圧的な態度もまたしかり。普段からフラットな目線を心がけ、同僚と円滑なコミュニケーションを取るように心がけましょう。

5:考えるだけで行動せず、責任を取りたがらない
 何かアイデアが浮かんでも「失敗したら嫌だな」「面倒なことは避けたい」と考える人はリーダー向きではないかもしれません。リーダーは時に大きな決断をせまられるもの。先送りや保留が最善の時もありますが、ここぞという時に決断しないと、後々しわ寄せを受けることになります。早く階段を駆け上がりたいなら、リスクを積極的に負う覚悟が必要です。

出世したいなら、自己分析をしっかりと

 スピード出世できる人、できない人の特徴をご紹介しました。あなたはどちらのタイプにあてはまりましたか?

 今回挙げたのはあくまで出世できる人、できない人のごく一面です。出世できないタイプにあてはまるからといって、あきらめる必要はありません。まずは自分の強みと弱みを把握することこそ、スピード出世の第一歩。しっかり自己分析をして、出世街道をばく進しましょう!

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