研究者の考え方では、事故の未然防止はできない
安全活動の構築と企業戦略(1)「安全」と「安心」
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏は、社会が求める「安心」を考慮した安全活動の重要性を指摘する。企業は事故を減らすことだけを目標とした安全活動に陥らないよう、企業の経営目標と整合させた...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
安全が「タダ」だというのは大きな間違い
安全活動の構築と企業戦略(2)安全活動がもたらすレピュテーション
安全活動をどのように行うかで、その企業のレピュテーションは変化する。その変化は非常に緩やかであるが、企業の強靱性を高めることになる。利用者や地域の期待に応える安全活動は、未来への投資と言える。慶應...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
ヒューマンエラーは企業が求める価値を損なう
安全活動の構築と企業戦略(3)事故、トラブルを企業価値の観点から評価する
事故、エラーを生命への実施的危険だけで捉えると、現代の日本社会における安全活動は非常に高い質を達成できている。しかし、一方で、社会からの安全・安心へのリクエストは強い。このずれを的確に埋めていくた...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
ヒューマンエラー対策の「2つの壁」とは?
安全活動の構築と企業戦略(4)ヒューマンエラー対応策を講じる場合の基本的考え方
ヒューマンエラーに対応するためには、2つの壁を構築する体制が重要であると慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が主張する。(2018年2月15日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
ヒューマンエラーのコンサルは商売にならない
安全活動の構築と企業戦略(5)ヒヤリハット事象から収集される情報の問題
ヒヤリハットのような情報を集めていても、事故の未然防止にはつながらない。これは収集されている情報が質量共に不足しているからである。この情報収集の問題を解決するためには、現場の意識改革が重要であると...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
企業価値という観点で安全を分析することが重要
安全活動の構築と企業戦略(6)安全意識と安全活動に対する意識の違い
しばしば現場の安全意識を高めることが問題になる。だが、「ぼくは安全意識が低いです」などという人はほとんどいない。このギャップはどこから生じるのか。慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏は、...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
自分の価値観だけに頼っていては問題は防げない
安全活動の構築と企業戦略(7)質疑応答編
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、会場からの質問に回答する形でヒューマンエラーの背後にある価値という問題について解説する。(2018年2月15日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミ...
収録日:2018/02/15
追加日:2018/07/07
「気付く」人材を育てる社内教育には、意地悪が必要だ
ヒューマンエラーと経営戦略(8)質疑応答編3
「気付く」人を育てる教育とは、どのようなものか? 職場の外国人に向けて、ヒューマンエラーをマネジメントする際のポイントとは? ヒューマンエラー・マネジメントにおいて、日本にはどのような特色があるか...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/25
目先の利益と10年後の会社への投資を分けて考える
ヒューマンエラーと経営戦略(8)質疑応答編2
「良い仕事」をするための、金銭以外のモチベーションとは何か? エラーを避けるためにリスクを取ろうとしない社員に対して、管理職はどのように対応すればいいのか? 慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/24
人事異動があっても継続できるシステムを作るべき
ヒューマンエラーと経営戦略(8)質疑応答編1
安全・安心のブランドイメージの醸成はどのようにして可能なのか? 「良い仕事」を目的とした安全活動を継続していくためには、どんなフォローアップが必要か? 「ありがとう」と言える文化をつくっていくため...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/23
安全対策に向けて現場を改善するための4つのポイント
ヒューマンエラーと経営戦略(7)気付く力と社員教育
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、安全対策に向けて現場の意識を考えていくためのポイントを解説する。安全対策を個別に見るのではなく、会社全体の価値を上昇させていくという視座で捉えるこ...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/19
リスクを許容しなければリスクマネジメントは不可能
ヒューマンエラーと経営戦略(6)未然防止とリスクの許容
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、事故の分析で日本企業が陥りやすい誤謬について解説する。事故の分析といえば、すぐにレアファクターばかりが検証されるが、未然防止にとって重要な事は、普...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/18
ヒューマンエラー対策と作業の信頼性を上げる条件設定
ヒューマンエラーと経営戦略(5)ヒューマンエラー対策
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、安全対策の2つの方法について解説する。一つは、再発防止に向けたヒューマンエラー対策である。もう一つは、未然防止に向けたもので、作業の信頼性を上げる条...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/17
ヒヤリハットを収集する際に注意すべき点とは?
ヒューマンエラーと経営戦略(4)中間管理職の役割
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、お客さまのヒヤリハットを収集する際に注意すべき点について解説する。中間管理職の役割は、レピュテーションリスクの大きさに合わせてヒヤリハット対策を練...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/02/16
航空機事故の最後の課題は、組織の信頼性と安全管理
航空機事故ゼロをめざして(6)組織管理の不徹底
これまで、技術課題の克服や訓練方法、観測装置の改良によって、航空機事故への対策がなされてきた。残された大きな課題は、組織全体の信頼性・安全の管理であると、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/02/07
安全管理をレピュテーションリスクとして考える重要性
ヒューマンエラーと経営戦略(3)レピュテーションリスク
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏が、安全管理をレピュテーションリスクとして考えることの重要性について解説する。安全に関する社員教育が難しくなる中で、ハインリッヒの法則のヒヤリハットが...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/01/24
安全・安心というブランドは企業の大きな付加価値となる
ヒューマンエラーと経営戦略(2)安心ブランドの獲得
慶應義塾大学理工学部管理工学科教授の岡田有策氏は、安全対策を成長戦略の一環として捉えるべきだと主張する。目先のエラーや事故を防ぐことに終始するのではなく、その先にあるお客さまや地域社会から評価され...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/01/23
現場に疲弊感が押し付けられる日本の安全管理の実態
ヒューマンエラーと経営戦略(1)お客さま目線の安心
会社内で安全とは何かをきちんと定義しないまま、現場の人間にとにかく安全対策を取らせるような指導法が、現在の日本では蔓延している。現場の疲労感を蓄積するだけの安全対策をやめ、お客さまの「利用したくな...
収録日:2017/09/01
追加日:2018/01/22